SNSで人気を集めるママイラストレーター・あいさんとパパイラストレーター・ゆーぱぱさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママパパの妊娠後期の準備時間」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママ・先輩パパの実体験から考えていきます。今回はママイラストレーター・あいさんによる「出産準備中のお互いの役割分担(モノ編)」のエピソードです。
あいさん
2018年5月に長女(ゆいどん)を出産。会社員を経て、現在はフリーランスのデザイナーとして働く新米ワーママ。家族愛強めな夫(どんパパ)と共に子育てに奮闘中です。ドタバタな日常や育児のお役立ち情報を、ブログやInstagramに投稿しています。著書に『いけいけどんどん! ワーママ奮闘記』(マイナビ出版)。こんにちは!あいです。
前回に引き続き、わが家の妊娠エピソード第二弾を書かせていただきます。
「いよいよ赤ちゃんをお迎えする!」ということで、実感がわいてくる妊娠後期。 産休に入り、出産準備のラストスパートをかけていました。
出産準備で温度差が? 夫と一緒に試した方法
つわりが落ち着いた中期頃から少しずつ準備を行っていたのですが、産休に入ったタイミングで改めて妊娠情報雑誌を読み込んだり、赤ちゃん用品店の無料パンフレットをチェックしたり、ネットの検索で出てきた情報サイトを見たりして、情報を仕入れていました。
すると「こんなに?」というぐらい、新たに買わないといけないものがたくさん出てきてびっくり! 沐浴剤や母乳パッド、赤ちゃん用ピンセットなど……。 「どれぐらい必要かわからないけど、買っておいたほうがいいのかな……?」と迷いが出てきたので、半年前に出産した先輩ママの友人に会いに行き、相談してみることにしました。
すると、
「肌着はこの形が便利だったよ!」
「授乳クッションは絶対あったほうが良い!」
「これは買ったけど、正直必要なかったな……」
など、リアルな意見をもらえました!「なるほどなるほど、ここは先輩ママに習え〜!」ということで、仕入れた情報を元にメラメラと準備を進めようとする私。
ところが、夫は違う意見をもっていて……?
「自分たちが必要だと感じた時に買えばいいじゃないか」というスタンスの夫。
それを見て「いくら通販ですぐに買える時代とはいっても実物がどんなものかもわからないのは不安だし、すぐに届かなかったら赤ちゃんが不便に感じることがあるかもしれないじゃないかー!」と、夫がのんびり構えているように見えてプンプン怒っていました。
このまま不満を抱えたままというのも気持ちが悪いし、どうやったら夫と同じ方向を向いて準備を進められるんだろう……? ということで、こんな方法を試してみました。
・今まで仕入れた情報を基に、私が必要だと思うものをリストアップ
・それを元に、夫とどれが必要か話し合う
・絞ったリストを家の中の共有部分に貼っておく
どれを購入するつもりで、いつまでに必要なのか、互いの目につくところに置いておく。すると、「これまだ買ってなかったね。次の休日あそこに買いに行こうか」と自然と会話ができました。ちなみに購入するものだけでなく、出産までにやっておくことも共有していたので、とても便利な表になりました。このように情報を可視化してシェアすることで、赤ちゃんの準備を夫婦二人のこととして捉えられたような気がします。
準備を進める上でわかった、互いの得意分野
出産準備もデート気分で楽しく進めていた私たちでしたが、買い物を進める上で、夫が才能を発揮し始めます。
そうだ、忘れていたけれど、夫は家電の比較雑誌やショップサイトのレビュー欄で商品の口コミや疑問に思うことはメーカーの仕様をしっかり調査するのが大好きな人でした。一方私は商品レビューなどをちゃんと見ずに勢いで買って、たまに失敗するタイプ。 そんな私の足りない部分を夫が補ってくれていることに気付いたのです。
・情報収集をし、夫を巻き込んで足を運ぶまでは、私
・必要なものがはっきりしたら、細かなリサーチをするのは、夫
・リサーチを元に、購入を決断するのは、私
・購入したものの開封や組み立ててくれるのが、夫
こんな風に自然と役割分担ができていたのです。 これが私たちにとって、それぞれの能力を発揮できるベストな形でした。
2人で一緒に、全く同じ気持ちで最初から最後まで準備をするというのは理想ですが、実際は難しい……。「夫のやる気が足りないように見える」「もっとちゃんとして欲しい!」と感じることもあるかもしれないけれど、そんな時はそれぞれができることで役割分担しながら進めるのも一つの方法だと思います。
夫が足りない意欲的な部分は私が補い、私の知識の足りない部分は夫が補う。どちらかが100%正しいということはないので、コミュニケーションをよくとって、2人の間をとりながら納得して進めていけるといいですね!
何より、準備も子育ての楽しい思い出のひとつです。なんだかんだと調べながら買い物をしますが、やっぱり失敗することもあります。
わが家の例で言うと、より良い抱っこ紐を求めて3種類購入し、結局あまり使わずにクローゼットの奥にしまった抱っこ紐もありました。 マザーズバッグも理想のものがわかるまで何種類も試しました。 肌着もたくさん買ったけど、お古をたくさん貰って余らせてしまいました。
赤ちゃんのお世話はネットの口コミだけではわからない、実際経験してみないとわからないこともたくさんあります。みなさんもそんな成功・失敗を重ねながら、それぞれの家庭のスタイルを築き上げていき、経験を豊かな育児生活につなげていって欲しいなと思います!
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