将来にわたって、環境・社会・経済が持続可能な状態であり続けることを目指す考え方である「サステナビリティ」。いま、多くの企業が、環境や社会に配慮しながら企業の成長を図るという、サステナビリティを意識した経営に取り組んでいます。

モップをはじめたとした掃除用品などのレンタル事業を営む傍ら、ミスタードーナツも運営するダスキンも、サステナブルな取り組みに力を入れる企業の一つ。

  • ダスキンロゴ

本記事では、そんなダスキンが行っている知られざるサステナビリティの取り組みをご紹介します。

使い古したマットやモップは○○に……?
掃除用品のレンタル事業の取り組みとは

  • ダスキンのモップ製品

まずご紹介するのは、ダスキンが手がける多くの事業の一つ「清掃・衛生商品のレンタル事業」が行う取り組みです。

ダスキンではさまざまな商品のレンタルを行っていますが、その中でも一般のご家庭や事業所向けのマットやクロス、モップといった清掃用品に注目して見てみましょう。

ポイントは何といっても、マットやクロス、モップを使い捨てにしない環境に優しい循環型レンタルシステムである点です。

  • 循環型レンタルシステム

ダスキンでは、この商品を循環させて繰り返し使うリユース(再使用)をはじめ、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リサイクル(再資源化)を含めた3R(スリーアール)の取り組みが徹底されています。

まずは、リユースの取り組みからご紹介します。
ダスキンが、ご家庭や事業所にレンタル、使用後に回収されたマットやクロス、モップは、なんと97.8%※1が再商品化されてリユースされています。

※1 お客様先での紛失などの回収不可能な場合を除いた全量を100%としたとき

  • 循環型レンタルシステム

再商品化までの流れの一例を紹介しますが、回収された使用済みのモップは、最初に種類・色・サイズ別に分類され、大型洗濯機へ。キレイになるまで徹底洗浄されて、脱水、吸着剤を付ける加工を行った後、温風乾燥されます。その後、小さな金属片や異物などが付着していないか、さらに、シミ汚れ、消耗がないかを厳しく検査した後、再び商品としてお客様のもとへ届けられています。

では、再商品化されなかった2.2%は、どうなっているのでしょうか。
実は、こちらもリユースされています。再商品化の品質基準に満たなかったとはいえ、まだまだ利用は可能です。産業用として生まれ変わり、金属工場や印刷工場などハードな汚れが発生しがちな事業所で利用されているのです。

最後に、リサイクルの取り組みです。
どうしてもリユースできないところまで使い切った一部のマットやクロス、モップは、セメント工場の燃料として利用されます。さらに、そこから出た燃え殻も、セメントのリサイクル原料としてとことん有効活用されています。

こうして商品を買わずに、レンタルして、みんなで使う、使い捨てにせず繰り返し使うことは、そのまま廃棄物を減らすリデュースの取り組みにつながっているのです。

  • ダスキンのマット・クロス製品

ここまでマットやクロス、モップに注目して見てきましたが、さらに深掘りすると、徹底洗浄した際の汚水は浄化されて洗浄用の水としてリユースされ、汚水から分離されたホコリや汚れは圧縮されてスラッジと呼ばれるセメント原料としてリサイクルされています。この徹底ぶりからも、3Rに真摯に取り組み、限りある資源を有効活用するダスキンの本気度がうかがえます。

ダスキンの循環型社会への取り組み
について詳細はこちら

モップが再利用される過程を紹介!
動画はこちら

ダスキンでは工場見学も実施!
詳しくはこちら

閉店間際でも、ドーナツが選べる理由とは

  • ミスタードーナツ

続いてご紹介するのは、ダスキンのもう一つの事業の柱である「ミスタードーナツ」での取り組みです。食品を取り扱うビジネスのため、「フードロス削減」を推進しています。

まずは、「ドーナツのリサイクル」です。
ミスタードーナツに閉店間際に行っても、ショーケースには多くの商品があって、たくさんの種類からドーナツを選ぶことができた経験がある方もいるのではないでしょうか。実はここにはダスキンの企業努力がありました。

  • ドーナツ

ミスタードーナツが大切にしているのは、ドーナツを選ぶ楽しさやほおばるしあわせといった「しあわせな時間」をお客様にお届けすること。たとえ閉店間際であっても、多くの種類の中からお好きなドーナツを選んでもらえるよう、「品切れにならないように」でも「作り過ぎにならないように」と調整しながら、お店のキッチンでドーナツを作っています。

ただ、そうすることで、どうしても閉店時に売れ残ってしまうドーナツも出てきてしまいます。そんな残ったドーナツも無駄にしない仕組みがミスタードーナツにはあります。

それが、飼料としてリサイクルすること。営業時間終了後、残ったドーナツは分別して回収され、飼料化工場へと向かいます。その後、高熱加工を経てほかの飼料と配合され、豚や鶏の飼料として利用されているのです。※2

※2  一部店舗のみ実施

  • ミスドのSDGs動画

ドーナツが飼料に生まれ変わるまで
を紹介する動画はこちら

次は、「ファンシードーナツ」の開発です。

  • ファンシードーナツ

ファンシードーナツとは、フードロス削減を目的に開発・販売されているドーナツです。通常使い切りますが、期間限定商品だけに使う特別な材料がどうしても余ってしまったときに、余った材料と定番ドーナツの材料とを組み合わせてできあがるのがファンシードーナツです。これまでにさまざまな種類が販売されていますが、普段は登場しないレアなドーナツとして話題になるなど、密かな人気となっています。

<ファンシードーナツの一例>

塩キャラメルフレンチ(販売終了)
  • 塩キャラメルフレンチ

定番商品の「フレンチクルーラー生地」と期間限定の「塩キャラメルクリーム」の組み合わせ「ホワイトチョコレート」でコーティング

最後に、「フライオイルのリサイクル」です。

  • ドーナツを上げる様子

ミスタードーナツでは、ドーナツを揚げたオイルを100%再利用しています。古くなったフライオイルは、主に工業用の原料や飼料としてリサイクルされています。一部の地域では、ダスキンのモップやマットを洗浄・再生する工場でボイラー燃料としても活用。さらに、バイオ燃料用として海外へも輸出されています。

  • フライオイルのリサイクル先

このようにミスタードーナツでも、食べ物を大切に、できる限り廃棄せずに使い切る取り組みが実施されています。

ミスタードーナツの食品ロス削減の取組みはこちら

エコな取り組みを紹介する特設サイト
「エコとりくむド」

サステナブルな取り組みを続けて半世紀以上。
ダスキンの挑戦はこれからも続きます

1963年の創業以来、60年以上にわたり「ものを大切に、みんなで使う、繰り返し使う、減らす、捨てない」という発想でレンタル事業を展開してきたダスキン。ダスキンの歴史は、サステナビリティの取り組みの歴史です。

これからも、ダスキンが展開するすべての事業でサステナビリティを意識しながら、環境や社会に配慮した商品やサービスの開発に挑戦し続けます。

ダスキンのサステナビリティの取り組み について詳細はこちら

***

人に、社会にやさしさと喜びを届ける「喜びのタネまき」。ずっと大切にしてきた変わることのないダスキンの想いです。ダスキンのサステナビリティサイト「喜びのタネまき広場」では、そんな「喜びのタネまき」を通して、喜びや笑顔があふれるサステナビリティな活動の数々をご紹介しています。

喜びのタネまき広場はこちら

[PR]提供:株式会社ダスキン