※本記事は「兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合」
から提供を受けております。
旅館・ホテルの業務は、「接客」「料理」くらいだと思っている方も少なくないのでは?実は、旅館・ホテルには、施設にもよりますが10以上の職種が存在します。「宿泊」「レストラン」「清掃」「リネン(クリーニング)」「機械の修繕メンテナンス」「お土産販売」「喫茶」「経理」「仕入れ」「営業」「広報」「マーケティング」など、1つでも事業として成立するような業務を1つの企業が行っている、多角経営のようなものなのです。
そのため、「接客に向いていない」「料理にあまり関心がない」といった理由で旅館・ホテルに向いていないと結論付けることは、もったいないかもしれません。私たち旅館・ホテルの採用担当者は、求職者の方の素質やこれまでの経験を見て、その方がもっとも活きる職種をすすめることもあります。
今回は、たくさんの求職者の方と面接し、在職者とも向き合ってきた私たちから、「こんな人は旅館・ホテルで働くことに向いている」と感じていることを紹介します。1つでも当てはまった方は、一度旅館・ホテルの求人に目を向けてみてはいかがでしょうか。
1.人と話すことが好き
「人と話すこと」は接客において不可欠です。目を見て、人とコミュニケーションを取ることに楽しみや喜びを感じる方は、旅館・ホテル業界に向いているといえます。
2.傾聴力がある人
接客におけるコミュニケーションでは、お客様の要望などに耳を傾けて、深く理解することも重要です。そのため、相手の話を相手が話しやすいように聞ける方、傾聴力のある方は、お客様に寄り添った滞在を提供することができるのではないでしょうか。
3.旅が好きな人
お客様には、旅の一環として旅館・ホテルに宿泊される方が多くいらっしゃいます。旅好きとして、旅行先でのワクワク感などが理解できると、お客様にとっては気持ちの共有ができ、喜んでいただけます。さらに、お客様がお住まいの地域への旅の思い出や、同じ地域へ旅をした思い出をお話しできれば、距離が近くなり会話に花が咲くことでしょう。そんなスタッフに出会えると、お客様にとっても忘れられない旅になります。
4.他人の気持ちがわかる人
日本のポスピタリティの中で、特に高い評価を得ている要素として挙げられるのが、「共感力」と「察知力」です。日本人のお客様は海外のお客様と比べると、感情や想いを表現したり、口に出したりといったことをされない方が多い印象を受けます。そこで役立つのが、「共感力」と「察知力」です。これらの能力がある方は、お客様に対して大きな感動を与えることができる可能性を秘めています。
また、チームで業務を行う業界であるため、社内の人間関係においても、このスキルは重要です。自分の働き方が周囲のスタッフに大きく関わるので、人の考えや気持ちを汲み取って先回りし、効率よく業務を行える方は、チームワークにおいて貴重な存在であり、ゆくゆくはマネジメントの立場にもなれるかもしれません。そういった能力を生かして活躍できる場として、旅館・ホテル業界をおすすめします。
5.お酒が好きな人
旅の楽しみとして食事を挙げるお客様はとても多いです。それぞれの地域名産の食材を新鮮な状態で食べられることは、わざわざその地域に足を運ぶ大きな動機になります。そして、料理と共に重要であるのがお酒です。お酒はとても奥が深く、その地域で作られたものなど種類も豊富。そういった知識を習得し、自分でも飲み比べて、お客様へお料理に合わせたお酒を提供できる方は、お客様から多くのご指名をいただけるスタッフになるでしょう。
6.自然が好きな人
旅館は、景観を重視した場所に立地していることが多い施設です。客室から臨む景色が自然豊かで美しいほど、地方や辺境の地に位置しているケースも少なくありません。生活の便利さからいえば、都市のほうが良いかもしれませんが、そういった場所は、都市にはない空気と香りに満ちていて、わざわざお客様が足を運ぶほどです。また、鮮度の良い食材や、ならではの地域食材が味わえるなど、食事から季節と地域らしさを感じることができます。そういった場所での生活に魅力を感じる方は、そんな環境で働くことができる旅館がおすすめです。
7.作法やマナーを習得したい人
旅館・ホテル業界は、顧客単価が高いため、より洗練された接客を身につける必要があります。カジュアルな接客をする場合も、まずは正しい技術の習得が大切。そのうえで、お客様に合わせて柔軟に対応します。和洋どちらの作法も学んで実践することができ、季節のしつらえや日本の慣習に沿った行事にも触れられます。作法やマナーは、どこの企業でも必要なスキルですが、一般企業のビジネスマナーでは教わらないことも、学ぶことができます。もし転職することになっても有利なスキルであり、採用サイドからは旅館・ホテル業界の経験者として、良いイメージを持ってもらえるかもしれません。
今回は、以上の7つを「旅館・ホテル業界に向いている人」として選びました。
1つでも該当する方は、旅館ホテル業界で働くことで、ご自身の得意なことを仕事に生かすことができるかもしれません。得意なことであれば、成長も早く、評価もされやすくなります。ぜひ、旅館・ホテル業界へのエントリーを検討してみてください。
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[PR]提供:兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合