7月16日〜18日、東京ビックサイトにて、日本最大級のカフェ・ベーカリー・レストラン総合展「CAFERES JAPAN 2024」が開催。さまざまな食品産業に関わる企業や専門家たちが世界から集結した。

中でも注目を集めたのは、スイスの業務用コーヒーマシンブランド、フランケが日本で初披露した、新発想のコーヒーマシン「Mytico(ミティコ)」だ。このマシンは、日本のコーヒー業界にどのような変革をもたらすのだろうか。Myticoの特徴やビジネスメリットについて、フランケジャパンの村上幾生さんにお話をうかがった。

  • Myticoの性能を説明するフランケジャパンのマネージングディレクター、村上幾生さん。

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高性能&トラディショナルなコーヒーマシンが日本初登場

ヨーロッパ、オーストラリア、台湾、中国に続き、日本で発表されたフランケの新製品「Mytico(ミティコ)」は、「BeyondTraditional」をコンセプトに掲げる新発想のコーヒーマシンだ。

デビューしたのは「Mytico Due」「Mytico Vario」の2機種。スイスの技術と伝統的なイタリアンデザインを融合させたマシンは、バリスタがお客さまの顔をよく見ながらコミュニケーションを取れるように背が低い設計だ。左右のコーヒーモジュールではタッチパネルの操作1つで、最大4杯のエスプレッソを自動でスピーディーに淹れられる。
中央のバリスタモジュールでは、自動制御で簡単にきめ細かなミルクフォームを作れるほか、マニュアルのスチームワンドも搭載され、バリスタが腕を振るうこともできる。

  • パネルでメニューを呼び出して押すだけで、操作はとてもシンプル。

より幅広い機能を揃える「Mytico Vario」は、4種類の牛乳や代替ミルクを保管できる冷蔵タンクを装備し、抽出からミルクフォームを注ぐことまで完全自動化もできる優れものだ。

「Myticoにはエスプレッソの抽出を安定させる特許技術『iQFlowTM』が搭載され、常にブレのない品質と味を保つことができます。お店のこだわりやメニューに合わせて、豆の挽き目、蒸らし時間、抽出温度、ミルクフォームのテクスチャーといったパラメーターを調整でき、最大999種のメニューを登録できます」と村上さん。一度設定すれば美味しい飲み物がすぐに提供できる。もちろん後から設定を変えることも可能だ。

もうひとつの特徴は、優れた自動洗浄技術。基本的に毎日の洗浄は専用タブレットと、スチームワンド用洗浄液を準備して運転するだけで、10〜15分で完了する。これもフランケが世界的な人気を誇る理由の一つだ。

「コーヒーマシン各社が変革を競う中、自動化によりバリスタの洗練されたサービスをいつでもカスタマーに提供できるというコンセプトや、抽出やミルクフォーム作りの操作性や設定がすべてオーダーメイドできるという点で、Myticoはユニークだと言えるでしょう」と村上さんは言う。

  • Myticoで淹れたコーヒーとミルクでラテアートを施す様子。

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一流バリスタお墨付きの美味しいコーヒーが簡単に淹れられる

同社のブースでは、2021年SCA世界バリスタ大会ファイナリストであり、ブランドアンバサダーを務めるヴォイチェック・タイスラーさんのデモンストレーションが行われた。

タイスラーさんはまず、「このマシンはコンパクトで、操作も簡単なので、お客さまとゆっくり会話ができるのが素晴らしい」とホスピタリティビジネスに携わるオーナーの目線で一言。 続いて「4種の豆がセットでき、ブレンド率もパネル操作で自在に変えられます。従来はバリスタの技術が必要な抽出も、カップを置いてボタンを押すだけ」とエスプレッソを淹れ、続いて自動スチームでのミルクフォーム作りも実演。「ボタン1つで魔法のように高品質な飲み物が作れます」と賞賛した。

終了後はタイスラーさんに教わりつつバリスタに挑戦。初心者でも美味しいカフェラテができたことに感激し、Myticoの優秀さを実感できた。

  • バリスタのタイスラー氏によるデモでは、美味しいエスプレッソやカフェラテが手際良く提供された。

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トレーニングコストを抑えつつ、品質&単価アップを実現

「Myticoが開発された背景には、世界的な労働力の不足とコストの高騰があります」と村上さん。カフェ業界では熟練したバリスタが不足し、原材料費や光熱費などの値上がりも続いている。
そうした中、自動化によりトレーニングに要する時間やコストが大きく削減でき、誰でもバリスタクオリティーのサービスを提供できるMyticoへのニーズは期待できると考えている。

  • 「IoT実装はコーヒーマシンの未来形。この有効性を日本でも広めていきたい」(村上さん)

人手不足に困っているオーナーはもちろん、客単価を上げたいカフェにもおすすめの理由がある。 「エスプレッソコーヒーにはマキアートや季節限定ラテといったバリエーションが無限にあり、それによる単価アップが望めます。Myticoなら新メニューも設定によってすぐに商品化でき、事業拡大に貢献するでしょう」(村上さん)。

さらにMyticoは、フランケのデジタルサービスに接続できる2wayの「IoT」機能を装備。
双方向のデータ通信を行うことで、販売状況や在庫管理だけでなく、登録されたレシピの調整や切り替え、クリーニングやメンテナンスの管理もでき、店舗が複数あっても管理画面で一度に設定を変更できる。それによりコスト削減やメニュー戦略の見直しなど、さまざまな経営問題の解決も可能だ。
カフェのオーナーさんはぜひ、多くのビジネスメリットがあるMyticoの導入を検討してはいかがだろうか。

INFORMATION

フランケコーヒーシステムズ「Mytico」

スイスの品質とイタリアのデザインを調和・融合させた、これまでにないコーヒー体験を提供するマシン。自動化と使いやすいインターフェースにより、バリスタの作業効率の向上をサポートし、トレーニングのコストも大幅削減。コーヒービジネスオーナーの導入負担を軽減します。

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[PR]提供:フランケジャパン