就職や転職など、春は新生活を迎える人も多く、気持ちを切り替える絶好のタイミングともいえる。就職や転職で収入などお金周りにも変化が起こり、このタイミングでお金のことを考えて、「しっかり貯蓄していきたい!」「節約したい!」と考えている人も多いはず。今回は就職や転職を機に見直したい「お金」について、考えていこう。

生活が変わるタイミングで考えるべきお金のこととは?

新年度のスタート。就職をする人は新入社員として社会人の第一歩を踏み出すこととなり、転勤や転職をする人は、新天地での新生活が始まる季節だ。生活がどれぐらい変わるかは人それぞれだが、新年度は社会人にとっては大きな節目ともいえる。就職や転職などで生活が変わると、収入などの変化が生じるため、やはり「お金」のことはしっかり考えたいもの。それでは、新生活を機にお金のことを考えて、「貯蓄をしていきたい」と考えている人は、どんなことを意識したらよいだろうか。

家計管理をする

社会人になると、毎月の給与やボーナスを支給されるようになる。経済的にも親から独立し、これまで親が支払ってくれていたスマホ代をはじめ、多くのものを自分で支払うようになるはずだ。一人暮らしをする人はなおさらで、食費や光熱費などすべて自分の収入でまかなわなくてはならない。

貯まる人になる大前提は、何よりも支出入の管理、つまり家計管理ができるかどうか。もらった給与をあるだけ使ってしまう生活ではお金は貯まらない。家計管理を行うには、毎月の収入と支出を把握し、貯蓄にまわせる金額を算出。そのうえで自分が決めた貯蓄額を毎月コンスタントに積み立てていくのが基本だ。

新社会人は新生活がスタートしたばかりで給与のなかでどうやりくりするのか、まだ定まっていない人も多いかもしれない。そんな時は支出額を把握することから始めよう。スマホアプリなどを利用して簡単な家計簿をつけてみるのも一つの方法。まずは自分のお金の流れを知ることが大切だ。

転職をする人も職場が変わることで、収入の増減など、家計の変化があるだろう。その場合も新生活での収支を把握し、家計の見直しをすることが第一歩だ。家計の見直しをする際、「外食や飲み会を減らそう」「買い物の回数を減らそう」といった変動費を削って節約をする見直し方法ではなく、住居費やスマホ代、保険料といった固定費の見直しに目を向けよう。

変動費の節約は我慢をしなくてはならないケースが多いため、ストレスを感じやすく、長続きしない傾向がある。その点、固定費の削減なら、一度見直しをすればその効果はずっと続くため、ストレスなく貯蓄に回す額を増やすことができる。

「貯まる仕組み」をつくる

新社会人、転職組どちらにもいえることだが、やはりお金を貯めるためには、貯めるための仕組みづくりが重要となる。仕組み化しない人は、給与を毎日の生活で使い、残った分を貯蓄する、というパターンだが、それでは一向に貯まらないだろう。使ってしまう前に自動的に貯蓄し、その分は「なかったもの」として生活をする。その仕組みづくりが必要だ。

定期的に一定額を積み立てしていく仕組みづくり。まずは、会社に財形貯蓄などの制度があれば利用しよう。給与から天引きし、積み立てを行ってくれる。制度がなければ、金融機関の自動積立サービスを利用すれば、給与の振り込み口座から積立口座に設定した金額が自動的に移されて積み立てられる。

「貯まる仕組み」づくりにもピッタリ。「iDeCo」ってどんな制度?

定期的に一定額を積み立てることが貯蓄をするうえで重要だと述べたが、貯まる仕組みをつくるためにさらに「iDeCo」という選択肢を紹介したい。

iDeCoは確定拠出年金制度の「個人型」タイプで(確定拠出年金には「企業型」もある)、公的年金に上乗せして自分で年金を積み立てていく制度。税制メリットがおもに3つある。

1.「積み立て時」
掛金として積み立てた金額が全額「所得控除(所得から差し引く)」できるため、実際に課税される所得が少なくなる。結果的に所得税や住民税の負担を軽減することができる。

2.「運用時」
通常、金融商品の運用で得た利益には20.315%の所得税がかかるが、iDeCoなら運用益が全額非課税になる。

3.「受取時」
60歳以降、積み立てた資金を受け取る際は、一時金(一括)か年金で受け取れるが、一括で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除が適用されるため、一定額までは非課税になる。

とくに積み立て時の税制メリットが大きく、将来のお金を積み立てながら、その年の所得税と翌年の住民税の負担を軽減させることができるところがポイントだ。たとえば、毎月2万円をiDeCoで積み立てると、年間で24万円が課税所得から控除される。

一度利用し始めれば、この節税メリットはずっと続くので、なるべく早く始めて長期に渡ってメリットを得たい。月5,000円から積み立てることができるので、家計の負担にならない程度に少額から始めてみるのもいいだろう。

初心者にも安心な金融機関は?

いざiDeCoをスタートしようと思ったときに、まず行わなくてはならないのが金融機関選びだ。iDeCoを利用する際に選べる金融機関は1カ所だけなので、慎重に選びたい。そこで初心者にも安心の大和証券のiDeCoをご紹介しよう。


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大和証券では、加入する金融機関に支払う手数料「運営管理機関手数料」が無料。毎月支払いが必要な費用だから、無料がベストな選択だ。

また、運用商品については初心者にもわかりやすい形で提案している点もポイント。厳選した22商品をラインアップしている「ダイワのiDeCo」と、運用スタイルに合わせて選ぶだけのシンプルな商品設計「auのiDeCo」の2パターンから、自分に合ったほうを選ぶことができる。


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まとめ

お金を貯める仕組みづくりには、やはり積立、つまり「強制的に貯蓄するシステム」が必要だ。多くの人は、目の前に2万円があって「貯蓄するためのお金」と分かっていても、ついつい使ってしまう弱さがあるのではないだろうか。しかし、給与天引きや自動引き落としで積立にお金を回せば、そういった誘惑に負けることもなく、お金が貯まっていくものだ。

iDeCoを活用して、節税しながらコツコツとお金を積み立ててみてはいかがだろうか。

[PR]提供:大和証券