みなさんは「人生の三大資金」が何かご存知ですか? 人生の三大資金とは、大きな額が必要となる、教育資金・住宅資金・老後資金のこと。いずれも、家族が通る大きな支出のライフイベントです。独身時代は自分の生活中心で将来をイメージすることは少ないかもしれませんが、「結婚」を期に今後の人生についてじっくり考える人は多いはず。どのイベントも今日明日に資金が必要となることはないので、計画的に資金を準備すれば心配はありません。

みんなが抱える将来の不安と現状

しかし、最近の若い世代は年金への不安を抱えているため、将来の資金準備に懸念が生じてしまうのも事実です。「老後夫婦で2,000万円必要」という報道を聞いて不安になった人もいるのではないでしょうか。20代~30代のマイナビニュース会員に聞いた「結婚とお金に関するアンケート」では下記のような結果となりました。

「老後夫婦で2,000万必要」という報道には、「想像より多い」という感想を持った人が半数以上。やはり、若い世代にとっては莫大な額に感じてしまうのかもしれません。続いて、貯金状況とマネープランについても聞いてみました。

貯金をしているという方が過半数という結果に。貯金をしていても、2000万という額を莫大だと感じている人が多いということになります。では、具体的にどのような不安や悩みを抱えているのでしょうか。ここからは、ファイナンシャルプランナーの荻野奈緒美さんに、そのお悩みに答えて頂きましょう。

ファイナンシャルプランナー
荻野奈緒美

【略歴】
ファイナンシャルプランナー・CFP認定者(フリーアナウンサー)
WOWOWアナウンサーを経て、その後フリーに転身。NHKBS「週刊シティ情報」などエンターテインメント番組を担当、講演会・イベントでのMCなど多方面で活躍。BS11/BS12で経済番組に出演したのをきっかけにFP資格を取得し、FPとして活動中。

みんなの「結婚とお金」についてのお悩みにFPが直接回答

「年金がもらえるかが不安です。年金がもらえない場合どうすればいいでしょうか? そもそも、何歳まで働けばいいのでしょうか」
(30歳男性・愛知県・輸送用機器)


年金制度には、“積立方式”と”賦課(ふか)方式”があります。聞き慣れないかもしれませんが、“賦課(ふか)方式”とは、今納めている年金は、自分が将来受け取るものではなく、現在の年金受給者である高齢者にあてられる仕組みのこと。人口減少が悩ましい昨今では、年々「受け取る」高齢者一人に対しての、「納める」現役世代の比率が低くなっています。積立式では保有した積立金を運用して給付を一定の水準にしています。

両方の方式でバランスを見ながら対策をとっているので、年金が全くもらえないことはないと思いますが、年金給付額だけでは生活ができなくなる場合も考えなければなりません。老後の収入が年金以外も期待できるなら、それに越したことはありませんので、健康であればできるだけ長く働くことをおすすめします。


「子供が出来たときの教育費が一番不安です」
(30歳女性・福井県・その他)


教育費は家庭の方針や環境などで、かける金額が変わってきます。一般的な指標としまして、小学校から大学まですべて公立であれば約1,000万円、高校・大学が私立は約1,500万円、中学・高校・大学が私立は約1,700万円、すべて私立ですと約2,500万円と言われています。

今年10月から幼稚園・保育所の利用料の無償化や来年4月からの私立高校授業料の無償化などにより、学費負担が減ることにはなりました。ただ、この数字は4歳~22歳までの19年間の教育費ですので、トータルで考えるのではなく、教育費が一番かかる時期と期間をきちんと把握し、それまでに準備をしていけば良いと思います。


「本当はどのくらいあれば、老後問題がないのか。リスクの出来る限り少ない資産運用も知りたいです」
(33歳女性・群馬県・建設・土木)


生活費は家庭によってかける費用が違いますので、全国平均と言われている生活費を軸に考えずに、ご家庭でライフプラン表を作成し、現状の生活費で老後まで問題がないのかを見極めていただくことが必要です。また資産運用に関しましては、家計の余裕資金の中で無理のない範囲で行うことが一番です。まず自分のリスク許容度に合ったスタイルで運用していくのがいいでしょう。


「老後に必要なお金がちゃんと貯まるか分からない」
(29歳男性・埼玉県・エステティック・美容・理容)


今後の収入や貯蓄など、生活に必要なお金に漠然とした不安があるのは、インフレリスクや年金問題にも原因があります。しかし、将来への不安を持つことは、現状を把握するチャンスですので、家計を見直して資金計画を早めに立てることです。老後資金の準備は少しずつでも長期で計画すればいいのですから、少額で始められるiDeCoやつみたてNISAなどで税制優遇制度を利用しながら上手に資産形成していきましょう。


将来のお金をシミュレーションで見てみよう

20代・30代のうちからきちんと貯金をしている方が大多数でも、老後への不安は拭えないようです。「老後2,000万円問題」の影響もあって、将来の蓄えの不安や年金への疑念が高まってしまっているのではないでしょうか。この老後問題については会社員と専業主婦の世帯を対象に調査した2017年の結果なので、まだまだ働く力がある共働き世代には当てはまりません。しかし、今後の物価上昇リスクを考えると、厳しい時代であることは変わらないかもしれません。

では、結婚後はいったいいつ貯められるのか、またはどのくらい用意すれば老後生活に支障がないのか。各家庭によって人数・収入・支出・教育方針・住まいなど同じパターンがありませんので、自身のライフプランをきちんと考えることが大切になってきます。また「大学まで教育費はどのくらい必要なのか?」と大枠の金額で見るのではなく、家計の収支の流れを見て、教育資金が必要な時期や期間を把握しておくことも重要です。

ここからは、ライフプランシミュレーション(※)を使って、収支や金融資産推移を見ていきます。事例の家庭がどのような資金の推移をしているのか、マネーイベントの発生時期や老後の生活費にも注目して、自身の家庭と比較しながら見ていきましょう。

※ライフプランシミュレーション:収支や金融資産、将来のイベントを入力することによって、現在から将来の家計状況などが確認できます。

A家の場合は、世帯主が45歳~49歳の5年間に教育費のピークを迎えます。この期間は支出のピークでもありますので、ここを耐えるには計画的な資金準備をしておくといいでしょう。

下記資産推移を見てみますと、60歳定年時に退職金で大きな収入を得ますが、この60歳を境に貯蓄を取り崩す形で資産の減少が見られます。

この事例では、物価の上昇率を組み込んでいませんので、インフレを加味した際はもう少し家計に負担がくるでしょう。また各ご家庭で特別なライフイベントや家電や車の買い替えなど、支出が急に増える場合も考えられます。

一般的にお子さんが中学1年生くらいまでは教育にかかるお金が少ない時期ですので、じっくり資金準備ができるタイミングです。お子さんが独り立ちしてから年金受給までの期間も資金準備ができますが、昨今晩婚化の影響もあり、ピーク後の準備期間が短くなっていますので、ピーク前からきちんと資金計画をしていきたいところです。また年金受給生活になった際は、住まいや生活費の見直し、そして上乗せの収入があると老後生活に余裕が生まれてくるでしょう。

iDeCoを利用して今後の資産形成を考えよう

老後の資産形成のiDeCo

上記の事例では配偶者がパート収入でしたので、年金は老齢基礎年金のみ。満額でも年間780,100円(令和元年度)です。世帯主は会社員なので厚生年金があり配偶者よりは年金がもらえますが、老後生活は夫婦合わせても支出の方が上回る可能性が高く、年金だけでは厳しい状況です。しかし、年金受給額に上乗せできる年金があれば、老後生活費の不足分を補うことができます。

ここでおすすめしたいのが、個人型確定拠出年金iDeCo。年金加入者は誰でも始められて、本来の年金に上乗せで支給されます。iDeCoは、少額の5,000円からできますので、運用が慣れていない初心者の方でも気軽に始められます。また、拠出額は上限(業種ごと)までなら変更できますので、家計を調節しながら拠出額を決めていくことも可能です。

「積み立てる」「運用する」「受け取る」iDecoですることはたった3つだけ

自分で年金をつくることを国が強力にバックアップしてくれるiDeCo。自分でするべきことは、①積み立てる、②運用する、③受け取る、この3つだけなので、難しいことは自信がないという方も安心です。そして、この3つのタイミングで大きな税制メリットがあるのが最大の魅力となっています。

iDeCoの選び方

iDeCoは自分で拠出額を決め、自分で商品を選択し運用していきます。運用商品と言いつつも私的年金のひとつであるため、基本は60歳まで引き出すことができません。ですから長期での運用が拠出額の節税効果や運用益の非課税のメリットを生む形になると言えます。

運用する金融機関を選ぶ際は、管理手数料、運用商品のラインアップ、サービスやサポートの充実度などを確認してください。また、商品に関しては、各金融機関、初心者向けから上級者向けの商品が用意されていますが、信託報酬などのコストが比較的安いものを選び、期待リターンと元本割れのリスクを考えながらバランス良く商品を選ぶようにしましょう。

それらの条件を満たす金融機関として今回紹介したいのが、大和証券です。大和証券では、ニーズに合わせて2つのiDeCoから選ぶことができます。厳選した22商品をラインアップしている「ダイワのiDeCo」と、運用スタイルに合わせて選ぶだけのシンプルな商品設計「auのiDeCo」のどちらが自分に合うかは、Webサイトからチェックしてみましょう。


▲くわしくは画像をクリック

結婚後は生活スタイルの変化と同時に、将来の家族の生活に責任が伴います。ライフプランシミュレーションなど家計診断を使用しながら将来のマネープランを可視化し、早めの資産形成を検討していきましょう。

【結婚とお金についてのアンケート】
調査時期 : 2019年9月28日
調査対象 : 20~30代のマイナビニュース会員
調査数 : 100人
調査方法 : マイナビニュースインターネット調査

[PR]提供: 大和証券