そんな夢を、多くの女性が一度は抱いたことがあるだろう。しかし、自分が物語のヒロインになれる恋愛なんて、現実世界でなかなか起こるはずもなく。思い通りにいかない展開に、「もうしんどい……」と精根尽き果てることも少なくない。

リアルな恋に疲弊した人にこそオススメしたいのが、「韓国ドラマ」の世界だ。もちろん、見どころはラブだけではない。緻密な脚本のもと、多様な要素がストーリーを引き立て、劇的な展開で視聴者を虜にする。

嗚呼、オススメ作品を絞るのは、なんと難しいことか……それでも! あえて紹介するのが当企画。韓国ドラマライターによる解説のもと、韓流初心者でも楽しめる作品とその魅力を、ガイド的に紹介しよう。これを読めば、もっと韓流が好きになる!

韓流ドラマが愛される理由とは?

韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』が日本で放送されたのは、2003年のこと。それ以降も、花男子(コッミナム)と称される美男子のラブコメや、男性ファンをも獲得した骨太の時代劇など、数々のヒット作が生まれてきた。

韓流が1つのジャンルとなって久しいが、そもそも、なぜこんなにも愛されてきたのか。日本人を虜にする魅力はどこにあるのだろう? 今回は、大きく3つのポイントに絞って魅力を解説しよう。

韓国ドラマは、実は「ありえない話」のオンパレードだ。たとえば「タイムスリップ×男装ヒロイン×数学」といった設定は、フィクションだとしても、普通なら感情移入できずに終わりそう……。それでもハマってしまうのは、脚本力がある証拠。

どんな設定でも緻密な展開で説得力を持たせ、散りばめた伏線をきれいに回収する――韓国ドラマの脚本は、とことん秀逸なのだ。そして、日頃抑えがちな感情を、胸キュンの台詞に乗せて「これでもか!」と聞かせてくれる。韓国ドラマを楽しむための近道は、お気に入りの脚本家を見つけることかもしれない。

韓国ドラマで欠かせないのが、「OST(Original Sound Track)」と呼ばれる音楽の存在だ。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』のOSTは、歌入りの楽曲だけで16曲も作られたという。

実力派の歌手に加えて、現役K-POPアイドルが参加するのも嬉しい。しかも、アイドルグループのメンバーが、主題歌や挿入歌をピンで歌うことも! OSTをきっかけに、10代~20代の韓国ドラマファンが増えている模様。

これについては、百聞は一見にしかず。どうか韓国ドラマをたくさん見てほしい。

多くのペウ(男性俳優のこと)が身長180cm以上なのは当たり前として、小顔に美肌まで兼ね備えているのだから、韓国の食べ物や化粧品が売れるワケだ……。ちなみに、このあとに紹介するドラマの男性主人公たちは、抜群のスタイルに甘い声まで持ち合わせているので、どこをどう切り取っても胸キュン必至。

初心者よ、これを観るべし! 至高のドラマ4選

馴染みがない方からすると、「韓流ドラマ=純愛」という印象があるのでは。しかし、一言に韓流ドラマといっても、タイムスリップものから腹を抱えて笑えるようなコメディ、心に突き刺さるシリアス作品など、展開は多岐に渡る。あなたに合うジャンルは、はたして……? これから紹介する珠玉の4作品に、その答えがあるかもしれない。

トッケビ~君がくれた愛しい日々~

高麗時代の英雄だったキム・シン(コン・ユ)は、若き王の嫉妬から逆賊として落命するも、神の力で不老不死のトッケビ(精霊・妖怪のような存在)となってしまった。死を切望しながら孤独を生きるシンは、900年以上を経たある日、女子高生のチ・ウンタク(キム・ゴウン)と出会う。彼女こそ、永遠の命を終わらせてくれる唯一の存在、“トッケビの花嫁”ではないかと思うのだが……。そんなシンは、死神(イ・ドンウク)との奇妙な同居生活を始める。死神は、チキン店の社長・サニー(ユ・インナ)に一目惚れをして――。

韓国で“トッケビ・シンドローム”を巻き起こし、社会現象にまでなった傑作ファンタジー。永遠の命を生きるトッケビと、生前の記憶がないまま死者を導く死神。そんな2人が恋を知り、生の輝きを知っていく過程は切ないことこのうえない。

  • 女子高生のチ・ウンタク(キム・ゴウン)は霊感の持ち主で、トッケビ(コン・ユ)の姿が見える
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  • 自身を“トッケビの花嫁”と主張するチ・ウンタク(キム・ゴウン)と、半信半疑のトッケビ(コン・ユ) ※画像クリックで詳細へ

イ・ドンウク演じる、ちょっと天然な死神が魅力的で、後半の残酷な展開に胸が詰まる。他にも、コメディエンヌの才能を開花させたユ・インナ、神がかった美しさで産神役を見事に演じきったイ・エル、いい台詞を言わせたら天下一品のチョ・ウジンなど、メインから脇役までキャストが光りまくっていた。

面白いところでは、第3話にiKON(7人組アイドルグループ)のBOBBYが意外すぎる(?)役柄で登場するので、K-POPファンにもぜひ見てほしい。

  • 死神(イ・ドンウク)
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  • 死神が想いを寄せるサニー(ユ・インナ)
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死者たちをめぐるエピソードも秀逸で、彼らの命の重みは、私たちに深いメッセージと余韻を残してくれる。それもそのはず、脚本は『太陽の末裔』などを書いた随一のヒットメーカー、キム・ウンスクだ。稀にみる良作といえるだろう。

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※見放題対象作品

師任堂(サイムダン)色の日記<完全版>

大学で韓国美術史の非常勤講師を務めるソ・ジユン(イ・ヨンエ)は、夫と姑、息子のウンスとともに幸せな日々を送っていた。しかしある日、世紀の発見と言われる絵画「金剛山図」の贋作疑惑をめぐり、大学を追われてしまう。復帰をかけてイタリアに向かったジユンは、偶然、朝鮮王朝時代の女流画家・サイムダン(イ・ヨンエ)の日記を手に入れて――。一方16世紀の李氏朝鮮では、少女のサイムダンと王族の青年、イ・ギョム(ソン・スンホン)が「金剛山図」をきっかけに出会い、恋に落ちるが……。

イ・ヨンエが13年ぶりのドラマ復帰作で選んだのは、実在の女流画家・申師任堂(シン・サイムダン)を新たな視点から描いた物語だ。申師任堂とは、韓国では良妻賢母の鑑として知られ、5万ウォン札にも描かれている人物。

相手役は、元祖韓流スターにして、イケメン度も筋肉具合も昔と変わらないソン・スンホン。もちろんイ・ヨンエも負けず劣らず、40代後半とは思えない美しさで後光が差しまくっている。

  • 王族の青年、イ・ギョム(ソン・スンホン)
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  • 1人2役を演じ分けるイ・ヨンエの表現力にも注目だ
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物語は、現代と李氏朝鮮を行き来しながら進んでいく。大半の登場人物が1人2役を演じていて、「あの人が、実はあの人物だったなんて!」という驚きがある点も、この作品の魅力だろう。個人的には、ジユンの義母にびっくり! 忘れた頃にやってくるので、みなさまも最後まで注意深く視聴してほしい。

ところで、生まれ変わりだとすると、中身(魂)だけの話ではないのだろうか。どうして外見が同じになるのだろう……??

とにもかくにも、「金剛山図」をめぐるスリリングな展開に引き込まれ、サイムダンとイ・ギョムの悲恋に、最終話まで伴走していた。極私的、韓流純愛史劇の金字塔に決定!

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ショッピング王ルイ

財閥の御曹司・ルイ(ソ・イングク)は、「ショッピング王」と呼ばれるほどの買い物好き。目利きの技を駆使して、“仕入れ”に余念がない。そんなある日、15年ぶりに韓国へと帰国したルイは、慣れない運転の末に交通事故を起こし、記憶を失ったうえ無一文になってしまう。そんななか、家出した弟を探しに上京した山奥育ちの女子、コ・ボクシル(ナム・ジヒョン)と出会い、ひょんなことから同居生活を送ることに――!

このドラマはコメディ・ほっこり・キラキラの3要素が強いので、ドロドロ・シリアスな恋愛劇が苦手な人に観てほしい。とはいえ、サスペンスやシリアスな要素もあり、なんとも複雑な面白さがある。

  • 幼少期に父母を亡くしたルイ(ソ・イングク)は、寂しさを紛らわせるため買い物に走る日々
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  • 家出した弟を探すべく、山奥から上京したコ・ボクシル(ナム・ジヒョン)。笑顔が眩しい
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さまざまなネタ的な要素で間口を広げつつ、さらっと人生の教訓を与えてくれるのがこのドラマのいいところ。最終話でルイが語った「贈り物より大事なのは、誰かを思う誠実な心だ」という言葉は、最高に幸せな結婚パーティのシーンで聞くことができる。

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仕事のこと、親のこと、恋愛&結婚のこと……いろいろな悩みはあるけれど、もしも自分の人生が黄色信号だと気がついたら……? どう渡ればいいのかを、このドラマが教えてくれる。

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※見放題対象作品

太陽の末裔

国の秘密任務を担う軍人のユ・シジン(ソン・ジュンギ)と、その部下のデヨン(チン・グ)。彼らは休暇中、ひょんなことから大学病院の外科医、カン・モヨン(ソン・ヘギョ)と出会う。シジンとモヨンはお互いに好意を寄せるが、すれ違いで離れ離れに……。8カ月後、韓国から遠く離れた紛争地域・ウルクで運命的な再会を果たした2人だが――。

ソウルでは最高視聴率44.2%をマークしたメガヒット作で、日本人には馴染みのない軍隊という設定がポイント。今回取り上げた4作品のうち、最も好き嫌いが分かれる作品だろう。個人的には、胸がキュンキュンしまくった大好きな作品だ。壮大過ぎるトンデモ設定に、歯が浮くような台詞の数々。これぞ王道ラブロマンスの真骨頂ではないか。

  • 1つの携帯電話によって運命的な出会いを迎えるシジン(ソン・ジュンギ)と(ソン・ヘギョ)
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ちなみに、最終話のラスト数分も、ちょっと不思議な作りになっている。韓国でも物議を醸したのだが……ぜひご自身の目でお確かめあれ。

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そして、実はドラマ放送が終了しても、主演のソン・ジュンギとソン・ヘギョのラブストーリーは続いていた。この共演がきっかけとなり、なんと2人は2017年にゴールイン! ということで、同作を縁起モノのドラマとして見るのも、また一興!?

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卒業、転職、失恋、結婚、死――人生の分岐点に立ったとき、あなたはどんな決断をしただろう? 「これでよし」と思える選択ができただろうか。
今回紹介した韓国ドラマの登場人物たちは、どれだけ傷ついても失敗しても、前を向いて歩いていく。これから先、もしも迷うことがあったなら……彼、彼女たちの生き方が参考になるかもしれない。

映像配信サービス「ビデオマーケット」では、今回紹介した作品以外にも多数の韓流ドラマを配信中! お得なキャンペーンも随時開催している。

特に、【プレミアム&見放題コース】なら、『トッケビ』や『ショッピング王ルイ』など、見放題対象の作品が思う存分楽しめる。

また、『太陽の末裔』や『師任堂(サイムダン)色の日記<完全版>』など、対象外の作品もお得にレンタルすることが可能だ。初月は0円でお試しできる。

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