続いてポリスステーション。1階、2階、そして3階と順調に組み立てていく中、目を引いたのはパソコン、コーヒーメーカー、ウォーターサーバーといった備品たち。ハイペースで飛ばしていた息子もしばし手を止めてじっくり鑑賞している。必要最低限のシンプルなレゴで構成されていながら、どれもしっかり存在感とリアリティがあり、いつまで眺めても飽きがこない完成度の高さ。このように細部にわたってじっくり観察出来るのは、たくさんのレゴを使う大きなセットならではの楽しみ方だろう。

父「こうやった方がいいんじゃない?」息子「あ! そっかぁ!」

親子で一緒に組み立てる楽しさを実感しながら遊ぶ、楽しいひと時

ステーションは1階部分から組み立てていく。何事も基礎が重要

各フロアにはデスクと椅子、モニターが完備されている

建設途中のステーション。ニヤつきが抑えられない息子

コーヒーメイカー(上)にウォーターサーバー(中)

また、ポリスカーを収納するガレージでは、自分が子どもの頃にはお目にかからなかったスライド式のシャッターに時代の進化を感じた。「なかなか奥深いな……」と、いつの間にか息子よりレゴに夢中になっている自分がそこにいた。

ついに完成! ポリスステーション!!

感慨にひたる父親をよそに、どんどんレゴを組み立てていく息子。彼のテンションがもう一段階グンとアップしたのが監獄の部分。なぜなら「レゴシティ」シリーズのもう一方の主役とも言えるのが、彼らドロボウたちだからだ。作って飾って「わぁ~すごいね~」だけで終わらず、レゴシティには善人も悪人もいて犯罪も起こる。ちゃんとした社会教育にもなっているが、かといってそれを押し付けてはいない。その絶妙なさじ加減、さすがレゴである。

いつの間にか父と息子の距離も接近。息子の成長を感じてしみじみ

監獄備え付けの便器に座るドロボウ。細かいディテールもレゴの魅力だ

しかも、このセットには脱走のため牢をダイナマイトで爆破し壁が吹っ飛ぶ、という仕掛けが用意されており、「今どきのレゴはこんなことまで出来るのか!」と、ガレージに続いて驚く自分であった。それにしても便器やベッド、壁の落書きなど、ここでもまたディテールがことごとく男子心をくすぐる。

ついに完成。満足げな表情の息子

さ~て、どうやって遊ぼうか!

組み立てに関しては父親として基本的にノータッチだったが、ところどころパーツをキチンとハメてない部分があったので、そこは黙って直してやり、また、細かい作業であるシール貼りを手伝ってあげるなど、息子をさりげなくフォロー。この心遣い、大人になった時に思い出して欲しい……などと思いつつ、ポリスステーション、ついに完成である。

レゴは父と子の絆を深めるコミュニケーションツールである

ひそかに脱獄の準備を進める、男同士の悪巧み(笑)

こうして完成したステーションを眺めると、バランスの良さというか安定感に改めて気づく。「出来た! やったー!」。いたってシンプルな感想だが、そう言ってレゴを見つめる息子の目がキラキラ輝いているのが明らかに分かる。「お父さん、警察役ね」。脱獄犯になりきった息子の顔が眩しい。一から作り上げたものだからこそ、なりきり遊びにも力が入るようだ。子どもの想像力に驚くと同時に、作るだけでは終わらない、レゴの遊び方の幅広さに気付かされた。

いつまでも遊んでいる息子。夏休みの思い出の一つになったらお父さんは嬉しいぞ

時には仲良く、時には軽く衝突しながらも、親子が共通の目的に向かって協力し合い、一つの作品を作り上げ、遊んだこの時間は、何物にも代えがたい経験であることは間違いない。

それに、これだけのボリュームのセットを無言で組み立て続けるのはさすがに難しい。「そこはこうなんじゃないか?」「違うよ! これでいいんだよ!」などとワイワイガヤガヤ、あーでもない、こーでもないと会話をしながら一緒に組み立てることが、貴重なコミュニケーションの機会になるのではないだろうか。

後日「レゴシティ ハイスピードパッセンジャートレイン」でも遊んでみた

自分で組み立てたトレインは、付属のリモコンを使って動かせる

「そういえば最近、子どもと遊んでないなぁ…」と、ちょっと寂しくなりかけているそこのお父さん! この夏はぜひレゴで親子の絆をガッチリ固めよう!!

[PR]提供:レゴジャパン

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