この冬、長時間の入浴や暖房器具の使用で、水道・光熱費がかさみ頭を抱えた人も多いのではないだろうか。今回はそうした実態を踏まえ、ファイナンシャル・プランナーで株式会社エフピーウーマンの代表取締役を務める大竹のり子さんが、暮らしの中で意識したい水道・光熱費を抑えるテクニックを紹介していく。

ファイナンシャル・プランナーである大竹のり子さん

契約アンペア数をまずはチェック

暖房器具の使用でもっとも気になるのは電気代。真っ先にチェックしたいのが契約アンペアである。お使いの電力会社ごとに異なるが、契約アンペアには10~60アンペアの7段階あり、契約時には30~40に設定されていることが多い。10アンペア下げるごとに毎月200~300円の節約が可能だ。契約アンペア数の目安として、ひとり暮らしなら20アンペアで十分。夫と子どもがいる3人の家庭でも、昼間は夫が仕事、子どもが保育園に行っている場合などは20~30アンペアで足りる。

次にチェックするのは電化製品の待機電力だ。電化製品は使っていなくても待機電力を消費している。これは毎月の電気代の約1割を占めるともいわれ、月々1万円の電気代であれば1,000円にもなる。これらはコンセントを抜くか、節電タップを利用することで簡単に節約可能なので、すぐにでも実行したい節約術だ。

トイレのレバーを使いこなせ

水道代やガス代の節約は、トイレやお風呂で気をつけたい。みなさんは、トイレを流す際に「大」「小」のレバーを使いわけているだろうか。水は1リットルあたり約0.24円かかると言われている。使用しているトイレの機種にもよるが、仮に流水量を大が8ℓ、小が6ℓとした場合、10回当たりの差は20ℓ、約4.8円の節約になる。

お風呂では、全身浸かるのに必要最低限の湯張りを心がけよう。湯船に入る際にあふれ出てしまうお湯があれば、水道代・ガス代を垂れ流しているようなものだから気をつけたい。

お水の温度を1℃あげるにはいくらかかる?

さらにガス代を減らすには、湯張り後、すぐの入浴が大切だという。当たり前だが、冷めれば再加熱にコストがかかってしまう。お風呂の水200リットルを10℃上昇させるためには約40円、30日間同じ追い焚きをすれば、1カ月に約1,200円にもなる。

これらすべてを実行すれば、水道光熱費は1カ月に1,600円近い節約が可能であり、年単位でみれば、その節約金額は大きい。節約方法は他にも、節水型シャワーヘッドなどの省エネ設備を使用することも有効だ。省エネ設備の良いところは、何と言っても、設置するだけで自然に節約できるところ。これまでと同様の使い方をしていても、節約効果はあがるということだ。

ラクして節約できる「エコジョーズ」

ガス代に関して言えば、省エネ型ガス給湯器「エコジョーズ」の使用が有効だ。エコジョーズとは、ガスを無駄なく使って効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器であり、各家庭で使用する給湯器メーカーの多くで取り扱いがある。商品にもよるが、エコジョーズを使用することで、従来型の給湯器と比べ年間1万~1万6,000円程度のガス代が節約できるとも言われている。こうした商品は、当然、家計だけでなく環境にも優しい。当たり前のいつもの暮らしの中で、様々な節約術を試してみてはどうだろう。

(マイナビニュース広告企画:提供 一般財団法人ベターリビング)

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