―それぞれの視点からベビーカーに対するイメージと現実を話してもらったところで、実際のママバッグの重さを計測してみましょう。

先輩ママFさんにお持ちいただいたママバッグの実際の中身がこちら。おむつセット(3~5枚)、お食事セット、着替え、便利グッズ(椅子に座らせたときのベルトなど)、赤ちゃん用の靴、抱っこひもなど。「何があるか分からないので、心配でいろいろ入れちゃう」のだそう

ママバッグの重さは平均すると約3kg

先輩ママFさん:予想は3kgぐらいかな。

―結果は3.7kgでした!

先輩ママFさん:え~!そんなに重いものをかついでたんですね。

プレママBさん:これ、ちょっとした旅行バッグじゃないですか!

先輩ママFさん:心配なのでいろいろ入れちゃうんですよ。

―ママバッグの平均が約3kg、赤ちゃんが平均約4kg、ベビーカーが約6kgだとすると、合計はなんと約13kgもの重さになってしまうんです! プレママBさん、赤ちゃん人形とベビーカーをいっしょに持ち上げてみますか?

プレママBさん:はい。(3点持ち上げてみて)コワいです! 赤ちゃんを気にしながらベビーカーを持つのって、こんなに神経を使うことだとは……。私みたいに身長が低いママさんは余計に大変かも。

―ただ、データによると、日常生活の中でベビーカーを持ち上げているシーンは、そこまで多くないというデータも出ているんです

プレママAさん:確かに駅のホームにはエレベーターがあるし、ベビーカーをたたむシチュエーションは意外に少ないのではと思います。どうですか?

先輩ママEさん:ベビーカーを持ち上げるのは、電車の乗り換えの時かな。いつも使う電車だと、ちゃんと把握できているから困ることはないんですが、ちょっと遠出したりすると、乗り換えのホームに行くまでにたたまないといけないことがあります。

「ベビーカーを持ち上げているより、押している時間の方が長いというのは実感としてありますね」先輩ママからデータを裏付ける声も

先輩ママFさん:エレベーターがあったとしても、そこまでかなり歩かないといけないときは困りますよね(笑)。乗り換えに間に合わない時は、子どもとベビーカーをかついでエスカレーターに乗っちゃう。

先輩ママGさん:ベビーカーを持ち上げているより、押している時間の方が長いというのは実感としてあります。あと、子どもを抱っこしたり歩かせながらベビーカーを片手で押すシチュエーションも多いので、片手で操作できて小回りの利く軽いベビーカーの方がいいと思います。

今回の座談会会場では、ママバッグは平均約3kg!赤ちゃんダミーとベビーカーを合わせると約13kgもの重さに…。一方で、ベビーカーは持ち運ぶより押している時間が長いというデータも。単純にベビーカーを「軽い」という点で選ぶのは違うようです。この後は、「ネムリエ」と「メチャカル」、どちらも実際に試走していただきながら比べていただきました。