おっはモーニング。酒村です。自炊って本当に大切だと思う。しかし、腹が減って力が出ない……と気づく頃にはもう手遅れ。そんな時に救いの手を差し伸べてくれるのはUber Eatsだ。

「料理作れよ」という話だが、炒めている時のあのいい匂いを嗅ぎながらまだ食べれないという、あの地獄の時間を耐えるほどのメンタルはもうこの時すでにないのだ。

  • Uber Eatsで食べる豚山

出前は進化を遂げ、なんと今では二郎系や家系などあの大好きなお店の味を自宅で味わえる時代になった。今回は、豚山をUber Eatsで頼んでみることに。ついでに焼き豚も単体で頼めたので深夜のおつまみにと注文してみた。

ピンポンの合図で届いた最強の飯達。焼き豚はジップロックの中で重量を保っている。男前だな。

そしてメインの汁なしラーメン。卵と別途ついてきたタレ油に本体の麺達。まずはニンニクをドサっと入れていく。ニンニクの量がえげつないのでワクワクマシマシだ。

Uber Eatsで頼むと麺が少し固まってしまっている確率が高いそうで、先ほどのタレ油で優しくほぐしていく。結構かき混ぜている段階で麺の重みを感じる。よく混ざったら卵黄を真ん中に落としてまぜそば風。いただきます。

ずるぽずるぽと勢いよく麺をすする。まず最初に感じたのはニンニクの洪水。完全に二郎系の味だ。麺はコシがあって、とにかく極太固め。ゴリゴリマッチョな麺だ。歯ごたえがかなりあるので、顎の筋トレにもなりそう。ニンニクの次はラードの洪水が流れていく。まさに二郎系パンデミックだ。さっぱりとするレモンサワーなんかと一緒に食べるとバランスが保てるかもしれない。もやしのシャキシャキ感を味わっている時だけ、若干ニンニクを忘れることができる。味付けは私好みの濃い味。甘さが少しあり、ピリ辛さも若干感じる。

そして、豚山というだけあってチャーシューに注目したい。とろとろに煮込まれているチャーシューは、とにかく柔らかい。チャーシュー界の生チョコみたいなポジション。全体と比べると優しいしょっぱさ。お肉の素材の味がタレの濃さで殺されずに、しっかりと存在している。角煮に近い感じもするな。豚山は、特にチャーシューが美味しいと個人的には思った。卵黄と絡めるとよりトロッと感が増して、これ単体で白米をガッとかきこみたいという欲望にかられる。つまみ用に買った焼き豚も夜中じゅうにぺろっと平らげてしまった。

後日、またUber Eatsで豚山のページに誘われたのだが、その時はチャーシュー弁当のようなものが販売されていたのでそれを頼んでしまうほど豚が魅力的なお店だ。いつか本店にも足を運んでみたいと思っていたら、あっという間に冬になってしまった。フッ軽になれる瞬足のようなシューズは一体どうすれば手に入れることができるのだろうか、と嘆いた昼下がりであった。