2月に入って早々に明るいニュースと言っていいだろう。ケンドーコバヤシ(53)が出演番組で昨年8月の結婚と今年1月の第1子誕生を発表した。さらに有吉弘行(51)が自身のラジオ番組で第2子誕生を発表。当初はケンドーコバヤシを祝福していたが、「かくいう私も第2子が産まれてしまいましてね」「51歳で2児の父になるという」などと語った。どちらも50代芸人であり、これから0歳児の子育てをしていくことになる。

さらに昨年12月にスピードワゴン・井戸田潤(53)、昨年10月にアンタッチャブルの山崎弘也(50)と柴田英嗣(50)が子どもの誕生を明かしていた。また、極楽とんぼ・山本圭壱(57)も今年1月に妻・西野未姫(26)の第2子妊娠を発表している。

ちなみに50歳と言えば、近年まで50歳まで一度も結婚したことがない人の割合を示す“生涯未婚率”というフレーズが使われていた年齢。体力が落ちるほか健康面での不安が拭えなくなる年齢であるにもかかわらず、なぜ芸人は50代のパパが増えているのか。その背景を一般男性の事情も絡めながらテレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。

  • (左から)有吉弘行、ケンドーコバヤシ

    (左から)有吉弘行、ケンドーコバヤシ

年齢差のある元タレントとの結婚

まずふれておかなければいけないのは妻との年齢差。35歳で高齢出産となり、以降は妊娠率が下がるなど難しさが増し、50代パパ芸人の妻は必然的に10歳以上年下というケースが大半を占めている。

ケンドーコバヤシと妻の年齢差は20歳であることが明かされたが、有吉弘行(51)と妻・夏目三久(41)の年齢差は10歳、井戸田潤(53)と妻・蜂谷晏海(33)の年齢差は20歳、山本圭壱(57)と西野未姫(26)の年齢差は31歳。また、山崎弘也と妻の年齢差は7歳、柴田英嗣と妻の年齢差は10歳と報じられている。

間違いないのは芸人がそれだけ年下の女性と接点が多いこと。劇場のファン層が若い上に、テレビ番組などの収録現場にもキャスト、スタッフに年下の女性が多く、さらに合コンのような飲み会なども活発に行われる。

なかでも多いのは元タレント、元女優、元アイドルだった20代女性との結婚。「芸能界で成功した」とは言えないものの、美ぼうでは引けを取らない芸能人と一般人の境にいるような女性とのマッチングが目立っている。

そんな女性たちにとって第一線で活躍する30代から40代の芸人は「お金と気持ちの余裕がある」という点で魅力的な存在。もし人気芸人と結婚できたら、“芸人の妻タレント”や“ママタレント”としての活動も視野に入るなど、芸能活動のキャリアを好転させられる可能性が高い。

一方、芸人側も40代になれば体調面での不安を感じるだけでなく、「子どもがいる人生のラストチャンス」という意識も高まっていく。また、実際にひと回り以上年下の女性芸能人と結婚した40代芸人と酒席で話をしたとき、「そろそろ遊び収めしようと思った」「芸人の仕事が安定したから子育てもできそう」などと子作りへの意欲を語っていた。

このあたりの意識は結婚と妊娠・出産を考えるアラサー・アラフォーの女性たちと一致するだけに、合コンの組み合わせとしても多いと言われている。