Uber Eatsが日本でサービスを開始したのは2016年9月29日。それからおよそ10年の月日が経ち、間もなく日本上陸10周年を迎えます。今では「今日は料理をする時間がない」「雨だから外に出たくない」「あのお店の商品が食べたい」など、さまざまな場面で利用されているUber Eatsですが、みなさんは初めてUber Eatsを利用した日のことを覚えていますか?

今回は、Uber Eatsを利用したことがある人に「初めて注文した商品」や「その商品をUber Eatsで頼んだ理由」を聞いてみました。

  • Uber Eatsを初めて使った日を覚えていますか?「昔行ったお好み焼き屋さんが…」

    Uber Eatsの利用経験者に「初Uber日」の思い出を聞いてみました

Uberを初めて使った使った時期

Uber Eatsを利用した経験を持つマイナビニュース会員に「初めて利用した時期」を聞いてみたところ、以下のようなランキング結果になりました。

1位「3年以上~5年以内」(32.3%)
2位「1年以内」(28.1%)
3位「1年以上~3年以内」(19.8%)
4位「5年以上~7年以内」(12.2%)
5位「7年以上~10年以内」(7.6%)

「3年以上~5年以内」と「1年以内」が3割前後で多くの回答が集まっています。「1年以上~3年以内」と合わせると、直近3年以内にUber Eatsのユーザーとなった人が半数近いことがわかりました。

最近使い始めた人から、日本上陸間もないころから利用している人まで、その「初注文」を振り返ってみると、Uber Eatsと私たちの生活との関係が少しずつ変わってきたことも見えてきます。

ここからは、利用開始時期ごとに「初めて注文した商品」と「その商品をUber Eatsで頼んだ理由」を紹介していきます。

1年以内

・「初めて注文した商品はマクドナルドのビッグマックセットで、理由は外出できないほど忙しく、すぐに食べたかったからです」(48歳・男性)
・「チキンカレー。たまに行くラーメン屋の夜限定メニューなので注文した」(41歳・男性)
・「Uber Eatsのリーフレットが郵便ポストに入っていたので、ファミレスのハンバーグなどを頼みました」(31歳・男性)
・「自分の家は頼めないので友人の家で遊んだときに頼んだ」(48歳・男性)
・「スタバの商品。自分も配達しているので」(49歳・男性)

「忙しくて外出できない」という理由がある一方で、普段行く店の夜限定メニューを注文したという人も。単に食事を届けてもらうだけでなく、「そのとき食べたいものを、食べたい場所で楽しむ」ための選択肢として利用されていることがうかがえます。

また、自宅が配達エリア外だったため友人宅で初めて利用した人や、自身も配達をしていることから注文してみた人など、ちょっと変わった「初Uber Eats」もありました。

1年以上~3年以内

・「マクドナルドのハンバーガーを頼みました。雨が降っていて、外に出るのが億劫だったのでオーダーしてみました」(41歳・女性)
・「ハンバーガー。お得なキャンペーンをやっていたから」(27歳・男性)
・「コンビニの商品を買いたかったとき、対応していたのがUber Eatsだった」(36歳・女性)
・「ファーストフードのチキンを頼みました。年末でいろいろ買い出しが大変だったので」(48歳・男性)
・「イタリア料理店のピザを頼みました。お店が近くになかったので、頼みました」(48歳・女性)

雨の日に外出する代わりに注文した人、年末の買い出しが大変だったため利用した人など、日常生活の「ちょっと困った」を解決するために使われている様子が印象的です。

さらに、この期間では「コンビニの商品を買いたかった」という回答も。Uber Eatsと言えば飲食店の料理を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、食事だけにとどまらない使い方も広がっています。

3年以上~5年以内

・「コロナの真っ最中で外食をしたかったが、出前感覚で使えたからマックを選びました」(49歳・男性)
・「地元のキッシュ専門店のキッシュを頼んだ。評判がよく一度食べてみたかったので」(33歳・女性)
・「すき家の丼ものをオーダーしました。Uberの存在は知っており、使ったことがなかったものの、クーポンの配布があるので使ってみようと思った。自宅からどうしても離れることができない待機のときに利用しました」(38歳・男性)
・「マクドナルドのハッピーセットを頼みました。1人で子どもを連れて買いに行くのは大変だったので」(45歳・女性)
・「マクドナルドでハンバーガーを注文。食べ慣れているもので普段のときとの違いがわかりやすいから」(48歳・女性)

3年以上~5年以内となると、当時の社会状況を色濃く反映した回答も増えてきます。特に目立ったのが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに利用したという声です。外食しづらかった時期に利用したというコメントだけでなく、子どもを連れて買い物へ行く負担を減らすために利用した人や、自宅を離れられないタイミングで注文した人もいました。

一方、「評判のキッシュ専門店の商品を食べてみたかった」という回答からは、Uber Eatsが単に外出の代わりになるだけでなく、これまで知らなかった店や、気になっていた店の商品と出会うきっかけにもなっていたことがわかります。

  • Uber Eatsを初めて使った日を覚えていますか?「昔行ったお好み焼き屋さんが…」

    Uber Eatsは、気になっていたお店の料理との出会いの場としても使える

また、旅行先でレストランが営業していなかったため利用した人や、東京出張中に土地勘がなかったことから利用した人もいました。自宅だけではなく、旅行や出張といった「知らない街」での食事にも活用されていたようです。

5年以上~7年以内

・「町中華を頼みました、便利そうだったので」(47歳・男性)
・「CMを観て中華丼を頼みました」(32歳・男性)
・「周りに認知されていて安心感があったので利用しました。職場での昼食用にコーヒーとサンドイッチなどの軽食を頼みました」(49歳・女性)
・「ラーメンを頼んだ。食べてみたかったが、お店に行くにはハードルが高かったから」(28歳・女性)
・「昔行ったお好み焼き屋さんで注文できることに気づいて、懐かしくなって頼みました」(44歳・男性)

さらに時代をさかのぼって、5年以上~7年以内に利用を始めた人の声を見てみました。「便利そうだった」「CMを見た」「周囲にも認知されていた」といった理由からは、Uber Eatsというサービス自体への関心が初利用につながっていた様子が伝わってきます。

中でも印象的だったのが、「昔行ったお好み焼き屋さん」を見つけて注文したという回答です。便利だから利用するだけではなく、以前訪れた店との「再会」が注文のきっかけになる――。デリバリーサービスならではの、少しエモーショナルな利用体験と言えるかもしれません。

7年以上~10年以内

・「ハンバーガーです。自宅で食べたいなと思いました」(38歳・女性)
・「風邪で寝込んでいたときにラーメンを頼みました」(34歳・男性)
・「宅飲みの際にハンバーガーを頼んだ」(41歳・男性)
・「江戸川区のカレー屋さんかな? その時間にやっているのがそこくらいしかなかった」(31歳・男性)

最後は、日本でのサービス開始から比較的早い段階でUber Eatsを利用していた人たちの回答です。10年近く前の「初注文」を覚えている人にとっては、注文した料理だけでなく、「誰と、どこで、どんな状況で食べたか」まで含めて思い出になっているのかもしれません。

初めて頼んだあのころと今、Uber Eatsの使い方はどう変わった?

では、初めてUber Eatsを利用した当時と現在では、その使い方にどのような変化があるのでしょうか。アンケートでは「Uber Eatsの初注文当時と現在で、使い方はどう変わったか」についても聞きました。

・「初期は話題の料理を頼む『イベント的な贅沢』でしたが、現在は対象店舗にコンビニやスーパーが加わり、サブスクや置き配も定着したことで、日常の食事や日用品の調達に欠かせない『生活インフラ』へと変化しました」(48歳・男性)
・「昔は『割高だな』と思って特別な日にしか注目しなかったが、今はキャンペーンやクーポンが豊富なので利用頻度が増えました」(41歳・女性)
・「店舗も増えていろいろ選択肢が増えたし、世の中に当たり前のサービスとなってきた」(39歳・男性)
・「新しい店が増えて選ぶ楽しさが増えた」(33歳・女性)
・「いまはチェーン店でなく、個人店も多いので個人店での注文が増えました」(48歳・女性)
・「日用品も頼むようになった」(27歳・男性)
・「昔は割高感もあって注文頻度は少なかったが、今は対象店舗も増えてキャンペーンもしているから利用頻度が増えた」(45歳・女性)
・「当初はチェーン、今は個人商店」(42歳・男性)
・「昔はちょっと不安感があったが、今はそんなことなく利用することがある」(40歳・女性)
・「配達員の方が増えたようでキャンセルなどが少なくなり、安心して気軽に注文できるので使用する回数が増えた」(42歳・女性)

特に象徴的なのが、かつては「イベント的な贅沢」だったものが、今では「生活インフラ」になったという回答です。初めて利用したころは、キャンペーンをきっかけに「とりあえず一度使ってみる」。あるいは、外出できないなどの特別な事情があるときに使う――。そんな存在だったUber Eatsが、利用を重ねるうちに日常の選択肢へ変わっていった人も少なくないようです。

そして、変わったのは「利用頻度」だけではありません。「チェーン店から個人店へ」「新しい店を探すようになった」という声がある一方で、「日用品も頼むようになった」という人もいます。「料理を届けてもらうサービス」から、「そのとき必要なものを届けてもらうサービス」へと、利用者側の認識も少しずつ変わってきたのかもしれません。

みんなの「初注文」を振り返ると、Uber Eatsの10年が見えてきた

今回寄せられた回答を時系列で眺めてみると、利用者とUber Eatsとの関係の変化が浮かび上がってきます。

サービス開始から比較的早い時期には、「自宅で食べたい」「風邪で寝込んでいた」「宅飲みで使いたい」といった場面で利用した人がいました。その後、Uber Eatsの認知が広がるにつれて、「CMを見た」「周囲にも認知されていたから」とサービスそのものへの興味から利用する人も登場します。

そして、コロナ禍には「外食できない」「自宅を離れられない」といった理由から初めて利用した人も。さらに最近では、「忙しいから」「雨だから」「買い出しが大変だから」と、より日常的な困りごとを解決する選択肢として利用する人が目立つようになりました。

注文するものにも変化があります。ハンバーガーやピザ、ラーメンといった定番のデリバリーだけでなく、地元の専門店や個人店、コンビニの商品、さらには日用品まで、利用の幅は広がっています。

「初めてUber Eatsを頼んだ日」は、その人にとっては何気ない一日の出来事かもしれません。しかし、たくさんの人の「初めて」を並べてみると、そこにはサービスが少しずつ街に広がり、私たちの日常に溶け込んでいった10年間の変化も見えてきます。

あなたが初めてUber Eatsで頼んだものは、何でしたか?

調査時期: 2026年8月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計501人
調査方法: インターネットログイン式アンケート