湘南色の帯の205系600番台による宇都宮線の普通列車

前回紹介したE531系の快速「那須野満喫号」と同じ場所で撮影した宇都宮線の205系600番台。かつて京葉線などで活躍した205系を改造した車両で、今年3月に日光線へ投入されたのに続き、8月から宇都宮線宇都宮~黒磯間でも営業運転を開始したそう。宇都宮線向けの車両は湘南色の帯が特徴となっている。

車両情報

JR東日本 205系

基本情報

直流通勤形電車205系は、国鉄時代の1985年、201系の後継車両として登場。車体は軽量ステンレス製で、塗装が不要なことからメンテナンスが大きく軽減された。また、界磁添加磁制御を採用したことで、比較的簡単な機器構成で、ブレーキのエネルギーを有効に利用できる電力回生ブレーキの装備が可能となったという。

山手線の車両としてデビューした後、埼京線や横浜線、南武線、京阪神緩行線など活躍の範囲を広げていった。JR東日本では1,000両を超える主力車両のひとつとなり、相模線には車体前面のデザインが異なる500番台が登場したほか、改造車も多い。JR西日本では現在、阪和線で1000番台などが活躍している。