甘木鉄道AR303。国鉄キハ20形のデザインを取り入れたそう

甘木鉄道は旧国鉄甘木線を引き継いだ第3セクター鉄道で、基山~甘木間を結ぶ、JR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線とも接続する。同社の車両のうち、AR303は2011年、朱色とクリーム色の「国鉄色」風塗装に変更された。実際の車両を見たが思ったほど違和感がなく、とくに車体側面は国鉄時代の車両をうまく再現しているように思えた。

車両情報

甘木鉄道 AR300形

基本情報

甘木鉄道の主力として活躍する気動車で、製造は2001年から。第3セクター鉄道に多く採用された富士重工業の「LE-DC」と呼ばれる車両で、富士重工業が2002年度で鉄道車両の生産を終了し、新潟トランシスへ引き継がれたため、AR300形の一部車両も新潟トランシス製だという。白地にピンクと淡いグリーンの帯が標準的な塗装だが、一部車両は塗装が変更されており、AR303では国鉄キハ20形のデザインが取り入れられた。