激安食材ではあるが、パサパサでおいしくない……といった印象の強い鶏むね肉。今回は、豚肉を使った定番おかずの豚の生姜焼きを鶏むね肉でアレンジ。意外なほどにしっとりとした仕上がりで、「これからわが家の生姜焼きは鶏むね肉で! 」というのが定番になるかもしれない。
鶏むね肉でつくる生姜焼き
材料(2人分)
鶏むね肉 250g / サラダ油 大さじ1 / キャベツ 2枚分 / プチトマト 2個 / マヨネーズ 適量
A(醤油 大さじ1 / 酒 大さじ1 / 片栗粉 大さじ2 / おろし生姜、おろしニンニク 各小さじ1/2 / 黒胡椒 小さじ1/4)
B(醤油 大さじ3 / みりん 大さじ6 / 日本酒 大さじ4 / おろし生姜 大さじ2 / 白いりゴマ 小さじ2 / 黒胡椒 小さじ1/4)
つくり方
1.鶏むね肉は1cmの厚さに切って、まな板の上に広げる。ラップをかぶせて瓶の底で半分程度の厚みになるまで、軽くたたく。これをボウルに入れてAを加え、手でしっかりともみ込む。
2.フライパンにサラダ油を引き、中火にかける。1の鶏肉を1枚ずつ広げてのせ、両面に焼き目をつける。肉をたたいた際に出た小さな肉片は、ひとかたまりにして焼くと1つにまとまる。焼き目がついたものから取り出しておく。
3.同じフライパンにBを混ぜ合わせておいたものを入れて強火で沸騰させる。沸騰したら2を戻し入れ、沸騰させながらタレを絡める。タレが半分くらいになったら火を止める。
4.皿にキャベツの千切りを盛り、3を盛り付けてタレをかける。マヨネーズとプチトマトを添えて完成。
「鶏むね肉をたたいて片栗粉入りの下味をつけることで、焼いてもしっとり仕上がります。下味に使った醤油のおかげで鶏肉にきれいな焼き目もつきます。肉を一度取り出してからタレを沸騰させるのは、アルコールを飛ばすため。こうすることで、すっきりした味わいになります。生姜のガツンとした香りが好きな方は、皮ごとすりおろしてください」(筋肉料理人さん)。
著者プロフィール
筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。