• 演習場周辺を飛ぶオスプレイ (C)フジテレビ

自然に囲まれた東富士演習場は、小鳥のさえずりが聞こえるような穏やかな場所だが、撮影中は戦車が通ると迫力あるエンジン音が響き、遠くからは砲弾の音が何度も聞こえ、時にはオスプレイが近くを飛ぶことも。そんな中、地声でキャストたちに指示を与える監督も、さすがに終盤は声がかれそうになっていた。

撮影が終わり、候補生役たちが1日中履いたブーツを脱ぎ、それを丁寧に磨いて泥を落としていく姿は、まるで部活に打ち込む青春真っ只中の男子のよう。佐藤は「広いし、開放的でしたし、楽しかったです。戦車が動いてるのは初めて見ましたし、テンション上がりました。次もまたここに来て訓練するんですけど、そのシーンが結構大事な場面なので、その下見という意味でも、今日のシーンはすごく楽しかったです」と、振り返りながら気を引き締めていた。

この日は午後から雨予報ということで、迫りくる雨雲に対し、キャスト・スタッフたちが終始、自衛隊員さながらのきびきびとした動きで順調に予定のシーンを撮り進めた結果、全ての撮影が終わった後に雨が本降りになるというギリギリのタイミングで乗り切った。雄大な富士山を望むことはできなかったが、初めての演習場シーンが天気の運に恵まれたのを見るに、この「チームテッパチ!」は“持っている”のかもしれない。

  • (C)フジテレビ