新型コロナウイルス感染拡大のため、在宅勤務を始めた、始める予定の方は少なくないはず。「自宅は寝るために帰るだけで、仕事ができるような環境じゃない」と慌てるビジネスパーソンもいそう。

「これだけあれば大丈夫」という最小限セットをメーカー広報さんにご紹介していただきました。

  • 自宅のテレワーク作業で困ることはありませんか?

パソコン周りに強い「バッファロー」広報に聞く

第1回は、PC周辺機器メーカー「バッファロー」です。Wi-Fiルーターやハードディスク、USBメモリなど、きっとあなたの身の回りにもあるはず。広報担当・浜岡航平さんにあれこれと聞いてみました。

――今、まさにテレワークを始めようとしている方に、「これだけあれば大丈夫」という最小限セットを教えてください。

浜岡さん 「テレワークの核となる、ビデオ通話・会議には、ヘッドセット、Webカメラ、ネットワーク製品が必須。パソコンでなく、スマホやタブレットを使う予定の方も、ヘッドセットはビデオ通話用に用意しておいて損はないです。また、自宅のインターネット環境は死活問題。ネットが不安定だと、映像や音声が乱れるなどして、自分だけ会議についていけないという事態になっては大変です」。

スマホのマイクでビデオ通話OK?

――ビデオ通話は、スマホやタブレットのマイクでは不十分なのでしょうか?

浜岡さん 「業種によっては、守秘義務が求められる業務もあるでしょう。もし、同居家族がいたとしても、会議の内容は漏らすことなく社外秘とする必要があります。その点、スマホやタブレットのようなオープンマイク形式だと、会話の内容が家族に丸聞こえ。

また、こちら側のノイズや家族の話し声などが会議の相手に届いてしまうので、エチケットとしてヘッドセットの利用は欠かせません。そして、一人暮らしだから大丈夫というわけでもなく、相手にとって気になるノイズは多いはず。こうしたことからも、ヘッドセットの使用をお勧めします」。

――ヘッドセット、重要ですね。テレワーク用途に向くものを教えてください。

浜岡さん 「Bluetoothタイプを選んでおくといいですよ。パソコンはもちろん、スマホやタブレットにも使えます。ワイヤレスなので、ケーブルの取り回しを気にすることなく通話できるところもポイントです」。

――筆者も一つ買う予定ですが、一番お勧めの機種を教えてください。

浜岡さん 「『BSHSBE33シリーズ(税抜4,200円)』か『BSHSBE200シリーズ(オープン価格)』を選んでおけば間違いないでしょう。特に『BSHSBE33シリーズ』はNFCペアリング機能を搭載しており、NFC/FeliCa搭載機器とのペアリングなら難しい工程なく、あっという間に完了します。聞き取りやすいクリアな通話ができるのも好評です」。

  • 「BSHSBE200シリーズ」(オープン価格)

  • 「BSHSBE33シリーズ」(税抜4,200円)

――最後に、アドバイスをお願いします。

浜岡さん 「当社も2020年3月よりテレワークを実施しています。通勤しているときは気付きませんでしたが、平日の日中の自宅は意外とノイズが多いものです。家の周囲で工事があったり、近所の人の話し声が大きかったりと、想像以上に騒がしい。こうしたことから、ヘッドセットの重要性を実感しました。

それから、Wi-Fiが弱かったり、不安定だったりすると、ビデオ会議の映像や音声が途切れて、重要なことの聞き洩らしが起きる恐れも。これからテレワークを始める方は、仕事をする場所の環境を確認し、Wi-Fiが弱い、安定しない場合は、Wi-Fi中継機を設置や、より強力なWi-Fiルーターへの買い替えをお勧めします」。