いま日本では、年齢を問わず「つながりが薄い」「社会に認められていない気がする」と感じる人が増えています。内閣府の調査では、約4人に1人が社会とのつながりの弱さを抱え、孤独感が強い人ほど「評価されていない」と感じやすい傾向が明らかにされています。自分に満足していない人は約3割。SNSでは他人の成功を見て落ち込む、というお馴染みの光景も健在です。
これだけ材料が揃えば、心の中で承認欲求がモンスター化するのは、もはや“個人の問題”というより時代の仕様。誰だって心に「承認欲求モンスター」を飼っています。
この「承認欲求モンスター図鑑」は、承認欲求に狂わされた人たちを少しだけ皮肉を交えて照らし出し、「あぁ、あの人もモンスターを飼っているんだな」と苦笑できる場所をつくる連載です。
エントリーNo.2:金曜日の“アレ”は、自分を演出する舞台装置。一生懸命遅刻する、出世アピールモンスター
金曜日の飲み会。遅刻するのは、“活躍している自分”を演出するため。忙しさは語るものではなく、匂わせるもの――。これが「出世アピールモンスター」に共通する美学のようです。
口では「忙しい」を繰り返すのに、飲み会だけは皆勤賞。周りに心当たりがあれば、このタイプの可能性大。本当に忙しい人は、だいたい最初から欠席していますからね…。
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私たち全員の心に“承認欲求モンスター”は存在する
承認欲求モンスターは、珍種でも怪物でもありません。むしろ現代社会という温室で、実に順調に育っている“時代の産物”です。今日紹介した“あの人”も、あなたの職場やグループチャットの片隅にいるはず。
恐ろしいのは、彼らを笑っている自分だって、同族だということ。承認欲求は人間の共通の欲求なので、他人事にはできません。
次回もまた、社会に潜むモンスターたちを観察しながら、自分のモンスターとも向き合っていきましょう。



