獏は5月22日、「相続と骨董品」に関する調査結果を発表。調査は2024年5月2日~5月8日の期間、相続の経験がある40代以上の男女を対象にインターネット上で行ったもので、1,009人から回答を得た。

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はじめに、実際に相続したものを聞くと『現金(75.8%)』との回答が最も多く、次いで『不動産(60.5%)』『家財道具(25.8%)』と続いた。

続いて「遺産相続を通じてトラブルが発生したことはありますか?」と質問したところ、1割強が『はい(15.2%)』と回答した。

具体的にどのようなトラブルだったのか尋ねると、下記のような回答が寄せられた。

・骨董品の活かし方に苦労した(50代/男性/大阪府)
・財産分与の配分について(50代/男性/愛知県)
・鑑定品の紛失(50代/男性/宮城県)
・他の相続人が勝手に実家の物を処分した(60代/男性/東京都)
・生前に、遺産は全て長男に相続すると口頭で兄弟に伝えていたが、遺書が無かったので他の兄弟ともめた(70代/男性/京都府)

「相続品をどのように利用・処分すればよいか悩んだことはありますか?」との質問には約4割が『ある(36.6%)』と回答。そこで「相続される前に処分しておいてほしいもの」を尋ねたところ、『家財道具(42.9%)』の回答が最も多く、次いで『不動産(26.3%)』『美術品(24.2%)』と続いた。

その理由について最も多い回答は『面倒だから(57.8%)』だった。次いで『使用予定がない(26.6%)』『管理など経済的負担の軽減(20.2%)』と続いている。