先日の週末、妻と娘が、おやつに豆腐を使った「白玉だんご」作りをしていたんです。白玉、ご存知ですよね? あんみつとかおしることかに入ってる、真っ白くてつるっつるのだんご。その作りかたを見ていたら思いのほか簡単で、ちょっと衝撃を受けてしまって。
ざっくり作りかたを説明すると、そもそも白玉というのは、もち米が原料の「白玉粉」というものを材料に作るらしいんですね。僕はそんなことすら知らなかったんですが、後日スーパーへ行ってみたら、普通に売ってました。で、それを、豆腐と混ぜてこねて、ゆでるだけ。それだけで、もっちもちかつ、材料の半分以上が豆腐なので、ヘルシーな白玉ができるというわけなんです。
で、さらに興味深かったのが、材料がそれだけなんで、白玉自体は甘くないんですよ。そこに蜜やらきなこやらをかけることによって、甘いおやつになる。つまりですね、しょっぱく味付けして食べてもいいんです。
海苔にのっけて醤油をかけて、いそべ風に食べてもまったく違和感がないばかりか、もっちもちのぷにっぷにでめちゃくちゃ美味しいんです!
そこで今回は、基本の豆腐入り白玉と、ちょっと遊び心でアレンジを加えた、3色だんご風の変わり白玉を作ってみようと思います。
こねてゆでるだけ
まずはこれがなくちゃあ始まらないんで、買ってきてください。白玉粉。逆に言えば、これさえあればできたも同然。
では作っていきましょう。
食感的に絹ごしどうふがいいんでしょうが、今回は間違えて木綿豆腐を買ってきてしまいました。けど、問題なくできたのでどちらでも。
豆腐を使った白玉レシピ、WEB上にもたくさんあるのですが、僕が作ってみた経験から言うと、豆腐:白玉粉の重量、1.5:1くらいが作りやすいです。豆腐一丁の重さというのは厳密に決まっているわけではないので、はかりを使うか、様子を見ながら白玉粉を加えていって、感覚で判断してみてください。
はい。これが白玉の素ですね。
あとはてきとうな大きさにちぎり、両手で丸めて、沸騰したお湯にぽちゃぽちゃと落としていきましょう。
これをですね、もちろん甘く味つけして食べてもうまい。けれども、醤油をたらすだけでめちゃくちゃいいつまみになる。ね? 新感覚じゃないですか?
で、今回は3色だんご風の白玉を作ってみたいので、3等分した生地に、赤、緑のアクセントを加えていきましょう。
色味を見つつ加えていって、それなりに赤くなるまでかなりの量が必要になったので、辛いものが苦手な方は要注意。唐辛子より、パプリカパウダーとかのほうが無難かもしれません。
さらに、青海苔を練り込んだ緑バージョンも作りまして、先ほどと同じようにゆでましょう。
これ、味わいがほぼ“プレーン”なので、どんな味つけで食べても美味しいんです。あ、もちろん唐辛子バージョンや青海苔バージョンを甘く味つけするのはおすすめしませんが! 僕はシンプルに、だし醤油を全体にぶっかけて食べるのが好きですが、いろんなたれを用意して、ひとつひとつ違った味で食べたりするのも楽しいかと。
もちもち、ぷにぷにとした食感と大豆や米の味、そこに好きなたれの味が絡まるんだから、そりゃあうまい。こんなだんごが売っているだんご屋さんが近所にあったら、通っちゃうっていうレベルの完成度です。
作りかた(10数個ぶん)
【材料】
・豆腐:一丁
・白玉粉:豆腐の重さが1.5として、1の量
・一見唐辛子:適量
・青海苔:適量
【作りかた】
1.豆腐と白玉粉を混ぜて練る
2.生地を3等分し、一味唐辛子、青海苔を加えた、赤、緑の生地も作る
3.適度な大きさに丸めてゆでる
4.好きな味つけでどうぞ