LINE Payが発行する「Visa LINE Payプリペイドカード」が、2021年8月1日より利用額に対して1%のLINEポイントを還元するサービスをスタートさせた。また、新規に「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行したユーザーは、発行翌月の1カ月間、利用額の5%のLINEポイントが還元されるキャンペーンも始まった。還元の対象となる利用について、詳しく解説する。
新規発行翌月は+5%還元で利用可能
「Visa LINE Payプリペイドカード」は、LINEアプリ内に発行できる年会費無料のバーチャルプリペイドカード。Apple PayまたはGoogle Payに設定すると、スマホを使ってiD決済ができるようになるほか、インターネットのVisa加盟店でも利用でき、Google Payに設定した場合はVisaのタッチ決済も利用可能。支払いは事前に銀行口座やコンビニなどからチャージしたLINE Pay残高から行われる。
新たに始まった1%のポイント還元は、前述したiD決済、インターネットでのVisa決済、実店舗でのVisaのタッチ決済、いずれの利用も対象。還元されるポイントは月の合計利用額に対して計算され、100円以上の決済でポイントが還元されることになる。ポイントの還元時期は、利用月の3カ月後中旬頃。たとえば8月の利用に対するポイントは、11月中旬に加算される。
新規に「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行したユーザーは、発行翌月の1日から末日まで、新規発行特典として利用額の5%のLINEポイントも還元される。通常の1%のポイント還元も行われるため、たとえば8月に新規発行した場合、9月1日から30日までは1%+5%還元で利用できることになる。
新規発行特典は2万ポイントが上限。単純計算で40万円を利用すると上限に達することになる。こちらも還元されるポイントは月の合計利用額に対し計算され、利用月の3カ月後中旬頃にポイントが加算される。なお、新規発行特典は終了時期未定のキャンペーンとなっており、終了する場合は事前に告知されるが、早めに利用しておくことをおすすめする。
貯まったLINEポイントは、LINE PayのQR/バーコード決済やオンライン決済などを利用する際に、1ポイント=1円として支払いに充当できるが、iDやVisa加盟店で決済する際にはポイントは充当できない。このほかにもLINEの各種サービスでポイントを支払いに充当できるほか、PayPayボーナスに交換してPayPay加盟店で利用することも可能。LINEポイントからPayPayボーナスには、1ポイント=1円相当で、25ポイント単位で交換できる。
LINE Payでは決済方法によって還元率が異なる
LINE PayではQR/バーコード決済やオンライン決済なども利用でき、これらは1%還元および新規発行5%還元の対象外だが、加盟店によっては割引を受けられる特典クーポンが利用できる。特典クーポンは100社以上のLINE Pay加盟店で、1社につき月1回のみ利用可能。割引率は加盟店によって異なるが、コンビニではローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100含む)、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ポプラグループで、いずれも5%オフで買い物ができる(2021年8月現在)。
また、LINE Payと三井住友カードが提携して発行している「Visa LINE Payクレジットカード」は、2022年4月まで利用金額の2%のLINEポイントが還元される(電子マネーへのチャージなど一部利用を除く)。「Visa LINE Payクレジットカード」は年会費1,375円で初年度は無料。年に一度でも利用すると、次年度年会費も無料になる。
LINE Payでは多様な決済手段を提供しているため、すべて説明するとキリがなくなってしまうが、決済方法や利用する店によって還元率が変わる場合もある。その都度最適な手段を選べるように、あらかじめ設定を済ませておくといいだろう。