第110回の記事で東京2020オリンピックの限定デザインカードを紹介したが、9月20日に開幕が迫っているラグビーワールドカップ2019日本大会でも、限定デザインのクレジットカードが発行されている。そのなかでも年会費完全無料で持てる2枚を紹介しよう。
ポイントをオリジナルグッズに交換できる
「UCSカード」は3種類の国際ブランドを選べるが、2019年10月31日までにMastercardを申し込むと、ラグビーワールドカップ限定デザインのカードが発行される。カード年会費は無料。
「UCSカード」は毎月のショッピング利用額に応じてUポイントが貯まり、基本は200円につき1点。年間5,000点以上獲得すると、次年度はポイントが20%アップする優待制度もある。貯まったポイントは1,000点=1,000円分として各種商品券に交換できるほか、JALのマイルにも交換可能。Mastercard会員のみ、6,000点でラグビーワールドカップ2019のオリジナルニット帽にも交換できる(なくなり次第終了)。
このほかに毎月9・19・29日はアピタで5%オフ、毎週金曜日はピアゴで5%オフ(どちらも一部対象外商品あり)、毎週日曜日はアピタ、ピアゴ、MEGAドン・キホーテUNY、ドン・キホーテUNYでポイント2倍の特典が利用可能。宇佐美鉱油直営のガソリンスタンドでも、給油が2円/L引き、タイヤ・オイルなどの自動車関連商品が5%オフになる(一部除外品あり)。
現在、入会日から3カ月間は、ショッピング利用に対するポイントが3倍になるキャンペーンを開催中(終了時期未定)。このほかにも、インターネットからの申し込み、公共料金の支払い、メルマガの登録などの条件を満たすと、最大で4,000点がもらえるキャンペーンも行われている。また、2019年10月31日まで、期間中の利用額5万円を1口として、抽選で20名にラグビーワールドカップ2019のオリジナルラガーシャツが当たるキャンペーンも行われている。
2種類のデザインから選択可能
「ライフカード」も2019年10月31日までは、限定デザインのカードを申し込み可能。トロフィー、スクラムの2種類のデザインから選択できる。
カード年会費は無料。ショッピング利用額に応じてLIFEサンクスプレゼントのポイントが貯まり、通常は1決済1,000円につき1ポイント(100円でも0.1ポイント)。初年度はポイント1.5倍で、次年度以降は前年の利用額に応じて最大でポイント2倍となる。また、毎年誕生月の利用はポイント3倍。年間50万円以上利用すると、もれなく300ポイントのプレゼントもある。
貯まったポイントは各種ギフトカードや提携ポイント、ANAのマイルなどに交換できるほか、キャッシュバックにも利用可能。たとえばAmazonギフト券やVプリカであれば1ポイント=5円相当、洋服の青山で使えるAOYAMAギフトカードセットへの交換は1ポイント=10円相当となる。
2019年9月30日までに申し込み、翌月末までにカードが発行されると、最大1,400ポイント(1ポイント=5円の場合7,000円相当)のポイントがもらえるキャンペーンも実施中。カード発行でもれなく400ポイント、入会3カ月後の月末までに5万円以上ショッピング利用すると1,000ポイントとなる。
このほかにも、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)と、三井住友カードと提携した「JRFUメンバーズクラブオフィシャルクレジットカード」でも、限定デザインのカードが発行されている。
なお、ラグビーワールドカップ2019は、Mastercardがワールドワイドパートナーであることから、限定デザインのカードはすべてMastercardブランドとなる。2019年9月25日までは、利用額5,000円を1口として、決勝戦を含む観戦チケットが100組200名に当たるMastercard主催のキャンペーンも開催中。応募には売上票(お客様控え)の画像添付が必要となるので、うっかり捨ててしまわないように気をつけよう。
(※クレジットカードの用語などは以下を参照)
『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』
■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)
普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。