今回はマナーの13回目です。季節は5月に入り、日によって暑くなったり雨が降ったりと天気が変わりやすい時期となってきました。晴れの日は足取りが軽くなったり、雨の日は気持ちがブルーになったり。毎日天気予報を見ながら一喜一憂している方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこれから訪れる梅雨の時期、夏の暑い時期に参考にして頂けるようなマナーについてご紹介致します。

  • 夏に気をつけたいマナー

雨の日のお供の傘について

暑いのか寒いのか、晴れているのか雨が降るのか…… テレビやラジオだけでなく最近はスマートフォンでいつでもどこでも簡単に指定の場所の天気が分かる時代です。お出かけ前や空いている時間に天気や気温を把握しておくと、できる社会人という印象がありますよね。しかし、急に雨に降られて困った…… という経験はどなたもあるのではないでしょうか。そんなときに傘がないと焦りますよね。

かしこまった席や重要な案件などで出かける場合は、出来るだけビニール傘は控えましょう。ビニール傘は手軽で扱いやすい反面、相手にカジュアルな印象を与えてしまいがちだからです。また、多くの人が持っているため移動中や外出先で取り違えてしまう可能性もあります。お持ちでない方は長く使える傘を1本用意してみてもいいかもしれません。荷物に余裕がある方は、折りたたみ傘をかばんに忍ばせておくのもひとつの手ですね。

雨に濡れた傘はなるべく外で雨粒を落とし、小さくまとめて傘立てや所定の場所へ置きましょう。開いたまま持ち歩いて周りを濡らさないよう配慮をしてください。そしてお帰りの際も忘れないように気をつけましょう。

暑い日の対策はどうしていますか

反対に気温が高く暑い日が多くなってくるこの季節。日差しが強い中での営業などの外出は大変ですよね。暑いとどうしても汗をかいてしまうものです。汗を拭くためのハンカチや汗拭きシートを準備し携帯しておくと良いかと思います。時間に余裕を持って出かけ、汗を拭いてからお客様や取引先の方に会えるといいですね。汗の量が多い方はインナーやワイシャツをもう一枚用意しておき、着替えてしまうのも良いでしょう。荷物は多少増えてしまいますが、そのあとの仕事がさわやかな気持ちで進められそうです。

女性の方は日傘を持っている方も多くみられるようになってきました。紫外線対策はとても大切ですが人が多い場所では危険な時もあります。傘の骨の先が人に当たらないよう注意したいものです。また、色の暗い傘は視界を狭くしがちですのでその際も気をつけましょう。

冷房の対策

空調がクーラーに替わるこの季節、急に冷房にあたり寒く感じることも多いようです。体が冷房に慣れていないこの時期は風邪など体調を崩しかねません。女性は特に冷えやすいと言われていますので羽織るものなど持っていると便利でしょう。

クールビズについて

多くの会社で「クールビズ」を採用しているところもあると思います。(服装に関しては3回目参照。)ネクタイやジャケットを身につけなくなる機会が増えます。だからこそ相手から見るとシャツやトップスが目立つ、そんな時期でもあります。仕事での服装は何かと迷うこともあるかと思いますが、基本的にはクールビズであってもなくても身だしなみを整え、清潔感のある服装を心がけましょう。襟元の汚れや汗染みに気を付け、ラフすぎたり華美になりすぎたりしないように気をつけましょう。

いかがでしたでしょうか。暑さや寒さなど変わりやすい天気で体調を崩しがちなこの季節。どんな天気にも臨機応変に対応してビジネスを進めたいですよね。日頃無理をしがちな方は、この時期は特に栄養や休養を十分に取ってお身体に気を付けてお過ごしください。

■ 執筆者プロフィール:名越 華子(なごや はなこ)

大学卒業後、TBCグループ株式会社入社。入社2年目より秘書として勤務。日々の秘書業務を活かし敬語やマナー等本の監修や講演をし、若手の育成などにも力を注ぐ。

その後マーケティングPR戦略部広報室に所属。TBCが掲げるTotal Beauty Communicationsの略であるTBCの窓口として美容や健康の情報を発信。秘書検定1級、青汁マイスターの資格を持つ。

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