小さかった子どもが、気づいたら高校生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生と高校生の2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。

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「低学年の間はかけっこが速い子が目立つけど、そのうちいろんな個性が出てくるよ」と友人に言われて数年。高学年になるにつれどんどんマニアックな趣味に走り出した長男、周りの友人とどうしても距離ができてしまいます。仲間はずれにされたり、いじめられたり……ということはなかったのですが、特に害もなく、いつも絵を描いたり本を読んでいる空気のような存在だったのかもしれません。

期待していた同じ趣味の仲間もできず、日々歴史のうんちくを語る長男を見て、さすがの私も危機感を覚えました。今は平和だけど、思春期の排他的な年頃には、長男が少数派であることがバレるのではないか? そうなると今以上に孤独になる可能性があり、長男の個性が活かせないのでは……? そして選んだのが、中学受験の道です。学校見学などを経て、個性豊かな学生が集まる中学を志望校にしました。

正直、中学受験はとても大変でした。とくに親が!

入学すると、長男と同じようなタイプ、境遇の生徒だらけ! 歴史のうんちくも通じるし興味を持ってくれる。スポーツが苦手な子も多いし、校庭に出るように言われることもない。

長男が貫き通したインドア男子は、中学でとうとう”普通”になりました。

もう卒業しましたが、個性的な友人と先生方に囲まれ、自由な6年間を過ごすことができました。入学後、保護者同士で話をしていると「うちの子変わってるから受験させたんです……」という人もたくさんいて、みなさん考えることは同じでしたね。

今は自分で選ぶことのできる大学生になりました。ここまで長かったですが、個性をのびのびと伸ばして、すっかりオモロイ人間になったと思ってます。

私は長男のセンスが大好きなので、これからも母を笑わせてほしいですね!