緞帳(どんちょう)の幕の裏に…
――今回のコンサートでの裏話やエピソードを教えてください。
仲間:本番中、カメラが映ってないところで、アーティストさんたちは意外に忙しいんです。歌の出番が終わるとトークのセットに座って次の出番を待ってらっしゃるんですけど、歌の準備ですぐ移動して、歌い終わったらまたトークのセットにやってきて、また歌ですぐ移動するっていうバタバタな感じなんです。皆さん大変だなあと思いましたね。
軽部:司会者が一番楽ですよ。しかも、一番特等席で見られますからね。
仲間:あれは本当に贅沢ですよね。あと、フェスティバルホールの緞帳(どんちょう)の幕の裏にあるサインにも感動しました。
軽部:はいはい。これまであそこでコンサートをやられた方のサインがいっぱい書いてあるんですよ。その中に、4年前の2500回記念コンサートのサインがありました。さださんが教えてくれて見つけたんです。それで僕らも書かせてもらって!
仲間:ちょっとうれしかったです(笑)
――フェスティバルホールならではなんですね。それは舞台に上がった方でないと見えないエピソードです。
軽部:僕は歌を聴くのはもちろん好きなんですけど、歌うのも好きなんですよ。今回、最後の大フィナーレで「サライ」を谷村新司さんと石丸幹二さんが歌って、全てのアーティストが袖から出てきて、僕も仲間さんも端っこで歌わせていただいたんです。そりゃもう大きな声で歌いましたよ!
仲間:声入っちゃいますよ!(笑)
軽部:もう日テレのアナウンサーになった気分ですよ(笑)。でも、武道館の「サライ」とはひと味もふた味も違う豪華顔ぶれで、その中に加わって一緒に歌うことができたので、本当にうれしかったです。その後に『MUSIC FAIR』のテーマを歌ったんですけど、あれをついに歌えたなと思いましたね。普段の収録は流れるだけで、アーティストの皆さんだって歌われないわけだから、今回は生で聴くことができて、しかも最後は一緒に歌わせていただけて、あの瞬間はすごく感動しましたね。やっと『MUSIC FAIR』の一員になれた気持ちになった瞬間でした。
仲間:分かります。うれしいですよね、あの並びで一緒に歌えるんだって。
徳永英明の"グー!"ポーズの裏に…
――演出の浜崎綾さんから聞いたのですが、本番のステージで、miwaさんが徳永英明さんとのコラボの時にフェイクをかけていたの、見ていて分かりましたか?
仲間:えっ!?分からなかったです! でも、お2人が歌い終わった後に、徳永さんが親指を立ててグー!ってmiwaさんにポーズをとってたんですよ。「良かったよ!」という意味だと思ってたんですけど、そういうことがあったんですね! あんな徳永さん見たことなかったから、記憶に残ってたんです。
軽部:静かなタイプですから、ああいうポーズは普段しないですよね。最後に2人が見つめ合って終わるっていう感じが、すごく良かったです。世代も性別も超えて、「壊れかけのRadio」で1つになるという感じがあって、僕らも見ていて感動するステージでした。
――徳永さんは他にも、見つめ合って歌うJUJUさんに「本番分かってるよな。ちゃんと仕掛けてこいよ、俺は受けて立つから」と伝えていたそうで、JUJUさんが「これは行くしかない」と決心して近づいていったら、そこまで来ると思わなかった徳永さんの方が照れて目を逸しちゃったそうです(笑)
軽部:徳永さん、いろいろなさっているんですね!
仲間:面白いですね(笑)
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