フジテレビ系長寿音楽番組『MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~)の放送2700回記念コンサートが2月9日、大阪・フェスティバルホールで行われた。この模様が、3月10日から31日まで4週連続で放送されるのに合わせ、出演アーティスト、MC、スタッフへのインタビューを掲載していく。
最後となる第4回は、MCとしてタッグを組む女優の仲間由紀恵と、フジテレビの軽部真一アナウンサー。2年前に担当してから初めての記念コンサートを迎えた2人は、これでようやく伝統の番組の一員になれたと、口をそろえて語る――。
アーティスト同士が親しい雰囲気
――今回が『MUSIC FAIR』コンサートは初めての司会だったと思いますが、感想はいかがでしたか?
仲間:これまでの収録と全く撮り方も違いますし、スケールも全く違うので、すごく緊張して本番に臨んだんです。軽部さんは「めざましクラシックス」などで生の舞台に立ってらっしゃるので大得意だと思うんですけど、私はなかなか慣れていないんで、どんな風に進行していくのかなとか、50年以上続いている番組の記念回と考えると責任が重いなあとか考えながら(笑)。でも、本番をやらせていただいて、本当にいい場に立ち会わせていただいたなという感想で、思っていたより楽しめたかなという感じです。
――でも、仲間さんは『紅白歌合戦』や『レコード大賞』という大舞台の司会もやってらっしゃるじゃないですか。
仲間:そっちは緊張しすぎて、『紅白』の初めての時は知恵熱が出てしまい、高熱のままやったりとか、本当に何も記憶が無いんで(笑)。でも『紅白』や『レコ大』と違って、『MUSIC FAIR』のコンサートはアーティストの皆さん同士が親しいので、温かい雰囲気があったなと思いますね。
――SNSでは、打ち上げでゆずさん、コブクロさん、CHEMISTRYの3組がそろった写真が話題を集めました。
軽部:あの3組が一堂に会することはないですからね。『MUSIC FAIR』の記念コンサートだからこそだと思います。
番組への思いや愛が塊になって伝わる
――軽部さんは、初めての『MUSIC FAIR』コンサートいかがでしたか?
軽部:『MUSIC FAIR』の司会をするようになって2年がたちますけど、何しろ歴史ある伝統の番組なので、アーティストの皆さんの方が番組をよく知っているという前提が常にあるんですけど、こういうコンサートになるとアーティストの皆さんの結束力や番組への思いがひしひしと伝わってきましたね。普段は2~4組が番組に来ていただくんですけど、今回は14組31人が一堂に会するわけですから、『MUSIC FAIR』に対する思いや愛がより塊になって僕らに伝わってくるんですよ。言ってみれば、われわれは一番新参者なんで、E-girlsの皆さんだって「姉さん」と呼びたくなるような感じなんです(笑)
仲間:あぁ、それはちょっと分かる気がします(笑)
軽部:E-girlsさんは以前も記念コンサートに出ているので、基本的には初出場のリトグリ(Little Glee Monster)さんと同期ですよ(笑)。そんな気分で今回は臨みましたね。
――アーティストの愛という言葉が出ましたけど、さだまさしさんが「良質な音楽番組、などという言い方は失礼です。『MUSIC FAIR』は音楽に対する愛に満ちた最高級の音楽番組」と、最高級の賛辞でコメントしているのが印象的でした。
軽部:「良質な音楽番組」という例えが『MUSIC FAIR』にはよく出てくるんですけど、そんな簡単な言葉で言わないでくれよっていうさださんの思いなんでしょうね。
仲間:さださんは相当出ていらっしゃいますもんね。"主"のように。
(C)フジテレビ