慌ただしい朝に食べるモーニングと言えば、やはり“朝マック”は外せない。

ということで、いろんな飲食店の“朝用メニュー”を食べ比べる本企画、今回は世界最大のハンバーガーチェーン「マクドナルド」でボリュームMAXの朝限定メニュー「ビッグブレックファスト デラックス」を食べてみた! ヤバい、朝からお腹がハチ切れそう!!!

驚異の980kcal。「ビッグブレックファスト デラックス」の中身

朝マックは割と頻繁に利用しているが、やはり朝ということもあって、サクッとエッグマックマフィンやソーセージマフィンなどをホットコーヒーとともに食べるケースがほとんどだった。

もちろん、「ビッグブレックファスト」や「ビッグブレックファスト デラックス」の存在は知っていたが、「プレートメニューもあるんだな」と思う程度で実際にオーダーすることはなかった。朝は何かと慌ただしいし、プレートメニューだと食べるのに時間もかかりそうだしね。

しかし、ビッグブレックファスト デラックスについては、「朝食と呼ぶには度が過ぎている」「もはや昼食も必要なくなる」という評判を耳にしていたので、いつか相まみえてみたいと思っていた。ふと生まれた朝のスキマ時間に、ノマドワークがてら注文してみたところ……

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    「ビッグブレックファスト デラックス」680円に、プラス100円でドリンクセットを付けた

届いたのがこちら。お値段は朝マックで一番リッチな680円。今回はプラス100円でドリンクセットにしてみた。さっそく内容をひとつひとつ紐解いていこう。

まずはハッシュポテト。

大きな容器の中身は……

ソーセージパティにスクランブル風エッグ……

マフィン……

そしてホットケーキ。

さらに調味料として塩、コショウ、ホットケーキシロップ、バター、ストロベリージャムが付属。ウワサ通り、モーニングなのにめちゃくちゃ盛りだくさんな内容である。マクドナルドの公式ホームページによると、総カロリーは980kcal(ドリンクは含まない)。

ボリューム最大級! 味変しながらカスタムも楽しめる朝マック

それではさっそく食べてみよう。まずは“ベジファースト”ということで、ハッシュポテトから。おそらくベジファーストってこういうことではない気はするが、唯一“ベジ”要素を感じるのがコレしかないのだから仕方がない。

それでは、いただきます。

う〜ん、やっぱりウマい。衣部分のザクザク食感、そして中身のホクホク食感のコントラストが相変わらず最高である。味つけもちょうどいい塩梅で完成されているので、ケチャップや塩をかける必要もない。しかし、なんで朝マック限定なんだろう。昼も夜も食べたいのに。公式サイトで調べると、キッチンのシステムの都合上難しいそうなのでしょうがないんだけどね。

続いては、添えられた木製のフォークとナイフでメインのほうを攻めてみよう。それにしても、マックでナイフとフォークって斬新だな〜。しかも木製というあたり、環境に配慮している感じがする。

まずはソーセージパティをそのままいただいてみよう。

おっほ〜。写真だとパサパサに見えているかもしれないけど、肉質は思った以上にジューシー。肉はポークを使っているらしく、香ばしいが意外にさっぱりしている。ソーセージマフィンとかに使われているパティだから食べ慣れた味ではあるけど、こうして単品で食べることはなかなかないので、すごく新鮮。

エッグは程よい火加減で、ちゃんと加熱はされているんだけど、ふんわりなめらか食感。しかし、まったく味付けはされていない。なるほど、付属の塩と胡椒はエッグ用なんだな。

よし、素材の味はなんとなくわかったので、ここからは……

エッグに塩と胡椒を振って……

マフィンの上にエッグをオンして……

さらにソーセージパティを重ね、マフィンで蓋をすれば……

お手製ソーセージエッグマフィンの完成! グランドメニューにも「ソーセージエッグマフィン」はあるが、あちらはエッグが目玉焼きタイプなのでまた別物である。

それじゃあさっそく……ガブッ。

はい、ウマい〜! カリッ&モチッとしたマフィン、香ばしくてジューシーなソーセージパティ、柔らかく仕上がったタマゴが三位一体となって完成形を迎えたイメージである。フォークとナイフで味わうのもオツだけど、やっぱりマクドナルドはこのスタイルが正義なんだな〜、と再確認させられる。

さて、ラストはホットケーキ。今気づいたけど、3枚重ねになってたんだな。すっごいボリューム。まずはシロップをたっぷりかけて……

バターをトッピング!

これぞ古来より伝わりし由緒正しきホットケーキの姿なのだろう。……多分。

パクッと頬張ってみると……あ〜、これこれ。ホットケーキはこうじゃないと! と思わせてくれるクオリティである。オシャレなパンケーキもいいけど、表面がキツネ色になるまでジューっと焼いた薄めのホットケーキを数枚重ね、メープル風シロップとバターをたっぷりかけたシンプルな味わいに、バクバク頬張る手が止まらない。ウマい! こういうのでいいんだよ。こういうのがいいんだよ。

さらにストロベリージャムも付けてみたのだが、これがまた大正解。「シロップをかけてるのにジャムまで付けるの!?」と引かれそうだが、ジャムの酸味がめちゃくちゃいい仕事をしているのである。

考えてみれば、ここまでハッシュポテト、お手製ソーセージマフィン、そしてホットケーキと、どこにも“さっぱり”な要素がなかったのだ。こってりしたカロリー爆弾を次々と胃袋に収めていた分、いちごの酸味がとにかく際立って感じる。味変にもなるし、これはこれでウマい!

なんとか完食したが、本当にめちゃくちゃボリューミーだった。朝食でこんなにお腹いっぱい食べたのは初めてじゃないだろうか。ごちそうさまでした。

具体的な数字はわからないが、朝からものすごい量の脂質と糖質を補給してしまったことは間違いない。店を後にした直後、せめてもの抵抗として、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする「からだすこやか茶W」をガブ飲みしたことは言うまでもないだろう。