子どもを預けて働くことにためらいを感じるというママの声を聞いたことがあります。子育てをしながら働くのは大変なことも多いですが、親子でストレスなく前向きになれたら理想だと思いませんか?

2児の母である筆者は、子どもがそれぞれ1歳頃より、保育園や幼稚園、行政サービスなど複数の子どもの預け先を利用しながら働き続けています。そんな中で実感する「子どもを家族以外に預けて働くメリット」を3つご紹介します。

  • 子どもを家族以外に預けて働くメリットをご紹介します

    子どもを家族以外に預けて働くメリットをご紹介します

子どもを預けて働くことにためらいを感じるのはいつ?

これまで6年間、ワーママを続けてきて、こんな悩みにぶつかったことがあります。

・子どもがぐずってしまい準備が進まず朝からイライラ
・仕事から帰って子どもが寝るまでの数時間の家事の忙しさ
・片づけても片づけてもキレイにならない家の中にうんざり
・子どもの体調不良で急な仕事の休みをお願いしなければならない
・「家でママが子育てする方が子どものためになる」という周りからの声にもやもや

これまで何度も、行き詰まるとつい、「ワーママを諦めるとこれらの悩みが解決して、自分や子どものためになるのではないか?」と考えることがありました。同じような経験をしているママも多いのではないでしょうか。それでも、ワーママを続けるのはなぜなのか思い返してみました。

前向きな気持ちで子どもと接するママになるために

これまでの子育てを通して、自分時間の確保の難しさを感じています。とくに子どもが小さいうちのママ業は終わりが見えず、加えて子どものことを優先する機会が多いため、予定通りに家事ややりたいことが進まず、イライラして子どもにきつくあたるときもありました。

余裕のなさが原因でもあるのですが、少しでも働きに出て、自宅や家族以外にも居場所があるということ、そして収入を得られるという事実が、働きに出るからこそぶつかる悩みよりも幸福感を高めてくれました。筆者の場合は働くことで、少しだけ気持ちに余裕を持てるようになり、自分自身も子どもとの関係も無理や我慢をしすぎずに、前向きな気持ちになることが増えました。

これまでに利用した子どもの預け先は合計8カ所

転勤族で、実家などの家族は飛行機必須の遠方の地に住んでいるという筆者は、転勤や子どもの学年が上がったタイミングで、複数の子どもの預け先を利用しながら働き続けてきました。

  • 筆者の子ども預け先の歴史

新しい土地に移動して、親子共に環境に慣れるまでの転職活動や、転園などで子どもたちが預け先に慣れ親しむ姿を見守りながら働くことは大変なことも多かったのですが、ワーママを辞めることはありませんでした。改めて振り返ってみると、我ながらいろいろな場所を転々としながらも必死で頑張ってきたなと感じます。

こんなに必死で働き続けているのはなぜか見直してみたところ、働くことは筆者なりにメリットを感じられるからでした。

子どもを家族以外に預けて働く3つのメリット

メリット1: 継続的な収入が万が一のときの安心になる

第一子出産後はフルタイム勤務からパートタイム勤務に切り替えて働いています。ワーママ期間中のこれまでの合計収入は、産休育休約1年間を除く5年間でおよそ500万円でした。子どもを小さいうちから保育園等に通わせているので、利用料として6年で合計約200万円支払っていますが、世帯主の収入だけで生活するよりも年間50万円家計の足しとなっています。

急に世帯主が働けない状態になってしまったら……極端かもしれませんが、ブランクから突然働き出すのと、少しでも継続して勤務経験があるのとでは、後者の方が筆者は今後のステップアップにつながると実感しています。

これから働く時間を長くして収入が増えれば、雇用保険や健康保険、年金など将来的に役立つ保障を受けられるようにもなります。ワーママならではの悩みにぶつかっても、長い目で見ると働き続けることが自分自身にも家族にもプラスだと考えています。

メリット2: わずかでも自分一人の時間が持てリフレッシュできる

移動時間やランチタイムなどたとえ数分でも、子どもを気にせず一人で行動できる時間は息抜きになります。隙間時間に本を読んだり、調べ物をするなどの趣味の時間にしたり、通勤時間を子どもたちの学校や習い事への提出物の確認などにも充てたりしています。

その他にも、仕事をしているとお客さまに喜んでいただくことや、限られた時間の中で目標に向かって協力してやりとげること、周りの同僚や上司から目に見える評価があるなど、家庭内では味わえない満足感があります。その満足感が心の余裕につながって、日中離れてリフレッシュできた分、迎えに行ったあと子どもに対して、にこにこママでいられることが多くなりました。

メリット3: 育児などで困ったときの相談相手が増える

「子どものことはママである自分が一番よくわかっている!」というのは、その通りだと思いますが、家族以外の預け先の先生方やファミリーサポートなどの地域の子育て先輩ママから見た我が子の様子は、家族とは違った角度からの目線で、発見になることが多いです。

初めてのお宅で預かってもらったときに、「人見知りをしないし、たくさんおしゃべりしてくれてお利口に過ごせましたよ」と言われたことや、「パパ以外に近くにご家族がいないのに、お仕事も子育ても頑張っていてすごいね」と予想外に私まで褒められることもありました。 少しの時間でも、家族以外と子どものことを共有することで、子育てへのアドバイスや自信がつくような励ましの言葉をもらえる良い機会にもなります。家族以外にも身近に理解者がいるという安心感は大きいです。

自分らしく子育ても仕事も全力で!

ワーママは家事と育児、仕事のバランスに悩むケースが多いかもしれませんが、子どもを預けて働くことにためらいを感じる必要はなく、むしろメリットがたくさんあります。同じように奮闘している仲間も大勢いることも忘れないでくださいね。子育ても仕事も自信を持ってそれぞれのママらしく取り組みましょう。

イラスト=オオノマサフミ