こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。木々の葉も色づき、日に日に秋が深まってきましたね。朝晩は肌寒さを感じることも多くなりました。
子どもたちは、秋ならではの自然や味覚を楽しむ機会が増えてきているのではないでしょうか。美味しいものが目白押しの味覚の秋。今月は秋の味覚、さつまいもを使ったお弁当にもおすすめなご飯やおかずを紹介します。
さつまいもは小さめに切ったり、つぶしてミニサイズに形をととのえることで、小さなお子さまもつまんで食べやすく、お弁当箱にも詰めやすくなります。
塩バターがアクセントに《コロコロさつまいももち》
【材料】ミニサイズ25~26個分
さつまいも ── 1本(約250g)
a片栗粉 ── 大さじ2
a砂糖 ── 大さじ1
a牛乳 ── 大さじ2
a塩 ── 少々
バター ── 10g
【作り方】
1、さつまいもはよく洗って皮をむき、1~1.5㎝角に切る。10分ほど水にさらす。
2、さつまいもを耐熱性皿に並べ、ふんわりとラップをかけて600wで5分加熱する。
3、柔らかくなったさつまいもを、マッシャーやフォークの背などでつぶす。 4、3をaの材料と混ぜ合わせ、食べやすい大きさに丸める。
※丸めるときにラップを使うと仕上がりがキレイです。
5、フライパンを熱し、バターを入れコロコロ転がしながら、表面に焼き色がついたらできあがり。
※4までの工程を、前日の夜にしておけば朝が楽になりますよ。
お子さまウケばっちり《ジャーマンおいもパイ》
餃子の皮でパイ風にお子さまウケばっちり、パリサク食感な《ジャーマンおいもパイ》もおすすめです。
【材料】25個分
さつまいも ── 1本(約250g)
玉ねぎ ── 1/4個
ベーコン ── 2枚
塩こしょう ── 少々
餃子の皮 ── 25枚
揚げ油 ── 適量
【作り方】
1、さつまいもはよく洗って皮をむき、1~1.5㎝角に切る。10分ほど水にさらす。
2、さつまいもを耐熱性皿に並べ、ふんわりとラップをかけて600wで5分加熱する。
3、玉ねぎを薄切りにし、ベーコンを細切りにする。
4、フライパンを熱して薄く油を敷き、3を炒める。軽くつぶした2も混ぜ合わせ塩こしょうで調味する。
5、4の粗熱がとれたら餃子の皮で包む。包み方はお好みで。
※皮のフチに水をつけて、具が出ないようにしっかりとじます。
6、170℃の油で揚げたらできあがり。
※5までの工程を前日の夜までに準備しておくと朝楽です。
炊飯器にお任せメニュー《さつまいもご飯》
さつまいもの甘みとご飯の塩気が相性抜群な《さつまいもご飯》。炊飯器に入れるだけなので簡単に作れますよ。
【材料】
米 ── 2合
さつまいも ── 1本(約250g)
a酒 ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1
aしょうゆ ── 小さじ1
a塩 ── 小さじ1
水 ── 450ml(目安)
【作り方】 1、米はといでザルにあげておく。さつまいもを角切りにし、10分ほど水にさらす。
2、米を炊飯釜に入れたら2合の目盛りまで水を入れる。aの調味料を入れ、軽く混ぜる。
3、2の上にさつまいもをのせて炊いたらできあがり。
ご飯を炊いている間に、他のおかずの準備ができるのが良いですね。
カレー味が食欲をそそる《さつまいもカレーマヨ》
ちょっぴりスパイシーな食欲そそるさつまいもおかず《さつまいもカレーマヨ》。カレー味が好きなお子さんにおすすめです。
【材料】作りやすい分量
さつまいも ── 1本(約250g)
a酒 ── 大さじ1
aしょうゆ ── 大さじ1
bマヨネーズ ── 大さじ1
bカレー粉 ── 小さじ1/3~1/4
【作り方】
1、さつまいもをよく洗い(お弁当用に)少し小さめの乱切りにし、10分ほど水にさらす。
2、ザルにあげて水を切ったら、耐熱性皿に移し、ふんわりとラップをかけて600wの電子レンジで3分加熱する。
3、フライパンを熱し、さつまいもの表面に焼き色をつける。
4、aの調味料を入れ、蓋をして蒸す。
5、水分がなくなったら、混ぜ合わせたbの調味料を入れ、全体にからめてできあがり。
余熱でマヨネーズが溶け、さつまいもに味が染みて美味しい一品です。マヨネーズ感を出したいときは、4の工程の後、しっかり冷ましてからbの調味料をからめるようにしてください。
さつまいもは特に味付けをしなくても、そのままでも甘く美味しいので、ふかし芋、焼き芋を輪切りにしてお弁当に入れるのも良いのですが、もし、ひと手間加えてみたくなったときに、アレンジメニューを試していただけたら嬉しいです。