JR東日本は2020年3月14日に実施するダイヤ改正にて、南武線の支線(浜川崎~尻手間)に小田栄発尻手行の始発列車を新設する。鶴見線では運行体系が見直され、平日・土休日の日中時間帯の時刻が統一される。

  • 南武線の支線ではダイヤ改正後、小田栄発尻手行の始発列車が新設される

南武線の支線は現在、すべての列車が浜川崎~尻手間の運転となっており、下りの始発列車は浜川崎駅5時27分発・尻手駅5時35分着となっている。ダイヤ改正後は現行の始発列車より早い時間帯に小田栄駅始発の列車を新設し、利便性向上を図る。新設される列車の運転時刻は小田栄駅5時1分発・尻手駅5時7分着とされ、尻手駅で立川行の下り列車(尻手駅5時9分発)に乗り換えられる。

川崎~立川間では、平日夕方の運行体系が見直しに。川崎発登戸行の下り1本が立川行、稲城長沼発川崎行の上り1本が立川発となり、それぞれ運転区間を延長。川崎駅を18時台に発車する登戸行の下り列車のうち、快速に続いて運転される2本がダイヤ改正で稲城長沼行となり、運転区間が延長される。

  • 鶴見線はダイヤ改正後、平日・土休日の日中時間帯の時刻を統一

鶴見線は日中時間帯の鶴見駅において、現在は平日に20分間隔、土休日に30分間隔で列車が発車していたが、ダイヤ改正後は日中時間帯の時刻を平日・土休日ともに統一。鶴見駅では10~15時台の毎時10・30・50分に列車が発車する。

具体的には10時10分に浜川崎行、10時30分に扇町行、10時50分に海芝浦行、11時10分に浜川崎行、11時30分に武蔵白石行、11時50分に扇町行、12時10分に海芝浦行、12時30分に浜川崎行、12時50分に武蔵白石行、13時10分に浜川崎行、13時30分に海芝浦行、13時50分に扇町行、14時10分に武蔵白石行、14時30分に浜川崎行、14時50分に海芝浦行、15時10分に浜川崎行、15時30分に武蔵白石行、15時50分に扇町行が鶴見駅を発車するとのこと。

平日夕方には、混雑緩和のため列車を増発。弁天橋駅ではダイヤ改正後、16時台に7本(現在は5本)、17時台に9本(現在は8本)の上り列車(鶴見行)が同駅を発車する。一方、土休日の朝・夕夜間は利用状況に合わせ、運転本数の見直しを行うとしている。