JR東海は13日、ダイヤ改正を2020年3月14日に行うと発表した。東海道新幹線では全列車が最高速度285km/hのN700Aタイプに統一され、これに合わせて「のぞみ12本ダイヤ」がスタート。「のぞみ」は東京~新大阪間の全列車で2時間30分以内となる。
■東京~広島間4時間以内、東京~博多間5時間以内も
「のぞみ」の1時間あたりの片道最大運転本数を2本増やし、12本とする「のぞみ12本ダイヤ」の導入により、金曜日の夕方や連休などの利用が集中する時間帯でも、より多くの臨時「のぞみ」を運転することが可能となる。下りは東京駅を7~20時台に発車する列車、上りは東京駅に9~22時台に到着する列車において実施され、東京駅を毎時18・39分に発車する臨時「のぞみ」も増えるという。
あわせて東京~新大阪間の所要時間が最大7分短縮され、すべての「のぞみ」を2時間30分以内で運転。山陽新幹線に直通する「のぞみ」も平均所要時間が短縮され、東京~岡山間は3時間17分(現在は3時間20分)となる。東京~広島間の平均所要時間は3時間55分(現在は3時間57分)となり、「のぞみ」の定期列車の約9割が同区間4時間以内の運転に。東京~博多間の平均所要時間は4時間59分(現在は5時間1分)とされ、定期列車はすべて5時間以内で運転される。
東海道新幹線から山陽新幹線へ直通する臨時「のぞみ」は利用の多い時間帯に増発され、1時間あたり最大6本以上運転できる時間帯が増加する。月曜日や連休初日に利用が集中する朝6時台には、東京発新大阪行の臨時「のぞみ」が2本増設され、最大10本を運転可能に。金曜日や連休最終日に利用が集中する21時台にも東京発新大阪行の臨時「のぞみ」が1本増設され、東京駅を22時0分に発車する名古屋行の臨時「のぞみ」も新設される。