JR東日本が2020年3月14日にダイヤ改正を実施。新潟地区では信越本線、羽越本線、磐越西線、米坂線に電気式気動車の新型車両GV-E400系が増投入され、キハ40系列からの置換えを完了する。一部列車で運転区間の見直しなども行われる。
GV-E400系はディーゼルエンジンと発電機の電力により、モーターで走行する電気式気動車。車内はトキピンクを基調にデザインされ、対面座席シートの間隔を拡大したほか、優先席の床面を色分けし、電動車いす対応トイレを設置するなど、バリアフリーにも対応している。LED照明や紫外線カットガラスを採用し、車内の自動放送は日本語に加え、英語の放送も行われる。1両で運転可能な両運転台のGV-E400形(定員99名)、2両編成で運転される片運転台のGV-E401形・GV-E402形(1両あたりの定員111~121名)が導入され、最高速度100km/hとされている。
今年8月に新潟支社管内で営業運転を開始し、2020年3月のダイヤ改正後、1両および2両編成の合計で40両に。運転区間は信越本線新津~新潟間、羽越本線新津~酒田間、磐越西線会津若松~新津間、米坂線米沢~坂町間。キハ40系列からの置換え完了にともない、ダイヤ改正後はGV-E400系またはキハ110系での運転となる。
新潟地区の在来線では、他にも信越本線で一部列車の接続改善や行先変更、磐越西線および羽越本線・陸羽西線で一部列車の運転区間見直しと時刻繰上げが行われる。なお、新潟地区で活躍したキハE120形はデザイン変更を順次行った上で、只見線会津若松~会津川口間で運転される予定となっている。