JR西日本は2020年3月14日に実施するダイヤ改正にて、これまで6両編成・8両編成が混在していた大和路快速を全列車8両編成での運転する。奈良線を走るみやこ路快速も、土休日は全列車6両編成での運転となる。
大和路快速は加茂駅・奈良駅から大和路線(関西本線)経由で天王寺・大阪方面へ運転される列車。転換クロスシートを備えた221系を使用し、現在は6両編成・8両編成が混在している状況だったが、ダイヤ改正後は全列車8両編成に。これにより、大和路快速が乗り入れる大阪環状線もすべて8両編成・片側3ドアとなり、乗車位置が統一される。よりわかりやすく、便利に利用できるようになる。
ダイヤ改正後の大和路線では、平日のおおむね10~17時台、土休日のおおむね11~17時台に高田駅(和歌山線)からJR難波駅へ運転される快速などが運転取りやめに。王寺~高田間の列車は227系で運転され、王寺駅で大和路快速と接続が図られる。
西九条駅で大阪環状線と接続(一部列車は直通運転)するJRゆめ咲線(桜島線)では、新製車両の追加投入を受け、ダイヤ改正後は平日朝に西九条~桜島間の列車を2往復増発。平日の7時30分から8時30分までおおむね6分間隔の運転とし、通勤やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の利用に便利なダイヤとする。ユニバーサルシティ駅では2020年5月頃に駅改札口を改良し、USJ側のルートを新設する予定とのこと。
奈良線では平日・土休日の日中時間帯を中心に、221系を使用したみやこ路快速を京都~奈良間で運転している。現在、土休日に運転される計35本(京都発17本、奈良発18本)のうち12本(京都発・奈良発ともに6本ずつ)の列車が6両編成、他の列車は4両編成での運転となっていたが、ダイヤ改正後は土休日の35本すべて6両編成での運転となり、京都~奈良間をより便利に利用できるようになる。
嵯峨野線(山陰本線)も土休日の一部普通列車を現行の4両編成から8両編成に増強。梅小路公園周辺や嵐山・嵯峨野エリアへの利便性を高める。
JR宝塚線(福知山線)では、平日のおおむね11~15時台、土休日のおおむね12~15時台に運転される現行の丹波路快速と快速を区間快速(宝塚~新三田間の各駅に停車)に変更。大阪方面に直通する速達列車の乗車機会が増加するという。普通列車は宝塚駅での折返し運転になるとのこと。