713系は国鉄時代末期に新製された交流近郊形電車。デビュー当初は白地に緑帯、JR九州発足後は白地に青帯となり、おもに長崎本線・佐世保線で使用された。1996年の宮崎空港線開業に合わせて大幅にリニューアルされ、宮崎地区へ活躍の場を移した。

713系「サンシャイン」の普通列車宮崎空港行。宮崎市内の大淀川を渡る

宮崎地区での713系の愛称は「サンシャイン」。車体は赤をベースに、乗降扉に青、その上部に緑を採用し、車体前面・側面に「SUNSHINE」のロゴもデザインされた。車内の座席はリクライニングシート(485系廃車発生品)に変更。現在は宮崎空港駅発着の普通列車をはじめ、日豊本線延岡~西都城間のローカル運用でも活躍している。