1914年に軽井沢で温泉旅館を開業し、2022年で108年の歴史を数える星野リゾート。「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」のサブブランドを展開し、2022年4月以降は新たに6施設をオープン予定です。今回はそんな新しいワクワクを生み出し続ける星野リゾートに注目! 今こそチェックしたい話題の施設を深掘りしていきます。

  • 「星野リゾート BEB5沖縄瀬良垣」

第8回目は、2022年7月にグランドオープンした「星野リゾート BEB5(べブファイブ)沖縄瀬良垣」を拠点に、リゾートエリア恩納村をディープに楽しむ1泊2日のモデルコースをご紹介。

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■【10:00】新しくなった「万座毛」の新施設へ

  • 無料駐車場を約350台も完備した「万座毛周辺活性化施設」

最初に立ち寄るのは、沖縄県民だったら知らない人はいない「万座毛」。「えっ?ディープって言いながら、万座毛は王道中の王道ですよね……!?」と思われるかもしれません。

しかし、この場所にあえて立ち寄るのは、2020年10月に大幅リニューアルしたから。リニューアルに伴い、施設名を「万座毛周辺活性化施設」に変更。楽しさが格段にアップしています。

  • 密を避けやすい、快適な観光地へと変貌を遂げた

館内は地元特産品がそろうショップあり、沖縄の"おいしい"が集まるフードコートあり。さらにフリーWi-Fiが通っていたり、充電がピンチなときに嬉しい充電用のコンセントも完備。お手洗い入り口には、混雑状況がひとめで分かる案内板まで設置されています。

  • 壁のフォルムは、沖縄の名山・恩納岳をイメージしたもの

もう一つ、大きく変わったことと言えば、万座毛見学が有料になったこと。以前までは無料でしたが、現在、万座毛を見学するためには小学生以上一人100円が必要となります。

そう聞くと、「えっ、有料なら行かないよ……!」となってしまうかもしれませんが、そこがミソ。100円払ってでも行きたい魅力がここにはあります。

見学コースのスタート地点には、おしゃれなフォトスポットがお出迎え。流れるように美しい「万座毛」と書かれた白い壁をバックに写真が撮れます。

  • ゾウの鼻そっくり! 高さ約20mの断崖絶壁

万座毛の撮影ポイントと言えば、ゾウの鼻のように見える奇岩ですよね。このポイントは、記念撮影したい人がわんさか集まるので、あせらず順番が来るまで待ちましょう。ちなみに、有料になった分だけ、以前よりもスムーズに撮影できるかも。

晴れていれば、キラキラと光り輝くエメラルドグリーンの海景色を。あいにくのお天気でも、自然の力強さを垣間見られるのも万座毛ならでは。

  • お散歩気分で様々な眺めを満喫

万座毛はどこまでも広がる青空と、若々しい原っぱ、ぐるっと水平線まで見渡せる海を一度に肌で感じられる絶景スポット。小さな悩みごとなんて吹っ飛ぶぐらい、気分爽快になれます。

  • サーターアンダギーの食べ比べができる「三矢本舗」

万座毛見学を終えると、そのまま「万座毛周辺活性化施設」の2Fへつながるようになっています。

このフロアは、「琉球料理 松ノ下」や「パーラーゆい」、「元祖 海ぶどう」などが集まる飲食エリア。せっかくなら、気になる沖縄グルメを楽しんでみて!

筆者のイチオシは、出来たて熱々のサーターアンダギーが食べられる「琉球銘菓 三矢本舗」。大人気の「三矢ボール(100円)」は、タピオカ粉を使用した変化球的な味わいです。しっとりもちもち、軽~い食感でコーヒーとよく合いますよ。

  • 海を眺めながらひと休みできる2Fのテラス席

2Fに来たら、オープンエアなテラス席で、涼やかな島風を感じながらくつろぐのが最高です! 時間がある方は、3Fの展望デッキにも足を運んでみてください。2Fとはまた違った高さで、変化する景色をゆっくり眺められます。

■【11:30】ふだん着の台所「おんなの駅」で食材をゲット

  • ザ・沖縄な名物グルメがそろうフードコート

万座毛を満喫したら、車で約20分の「おんなの駅 なかゆくい市場」へ向かいます。ここは、地元っ子も通う大人気の農産物直売所 。フードコートには人気店が軒を連ねているので、ちょこちょこ腹ごしらえするのにぴったりです。

  • 沖縄の夏の定番グルメ、マンゴーも驚くほどリーズナブル

「おんなの駅」では、晩ごはんの食材を探しましょう。……というのも、今夜泊まる「BEB5(べブファイブ) 沖縄瀬良垣」は、全室キッチン付き! 旅の食事に変化をつけて、時にはテイクアウトをしてお部屋で食べるのもツウな楽しみ方です。

「おんなの駅」には、お腹と好奇心をそそるものがてんこ盛り。安くて、うまくて、ちょっとユニーク。そんな沖縄らしい食材がところ狭しと並びます。

取材に訪れた7月は、ちょうどマンゴーが旬を迎えるシーズン。売り場の一部がお徳用の完熟マンゴー一色になり、テンション爆上がりです。

  • 島バナナも大豊作

さすが沖縄! バナナだって、ひと味もふた味も違います。木の幹ごとカットされた、緑色の島バナナがごろごろと並ぶ光景は、なかなかの迫力です。

ほかにもビタミンCたっぷりのパッションフルーツや、芯まで甘いスナックパインなど、珍しい南国フルーツがずらり。

  • お惣菜、お刺身など海鮮系なら、なんでもそろう「浜の家」

あっちでお買い物、こっちでおいしいものを探すのが楽しい「おんなの駅」。

海鮮系が好きなら、迷わず「浜の家」へ行きましょう。こちらは、天ぷらや特製ウニソースがウリのお店。ムール貝のウニソースがけは、1個180円とリーズナブルながら絶品! お酒のおつまみにも最高です。

■【15:00】「BEB5沖縄瀬良垣」にチェックイン

  • 24時間利用可能なパブリックスペース「TAMARIBA」

沖縄のおいしいものを集めたら、いよいよホテルへチェックイン。「おんなの駅」から「BEB5沖縄瀬良垣」までは、車で約20分。鼻歌まじりにドライブしていると、あっという間に到着です。

「BEB5沖縄瀬良垣」は2022年7月にグランドオープンした、星野リゾートの最新ホテル。リゾートエリア・恩納村にありながらも、宿泊料金は1泊9,000円~とかなりお値打ち。連泊したいときや旅費を抑えたいときに重宝します。

  • 最大5名まで宿泊可能な「デラックススイート」

「BEB5沖縄瀬良垣」のコンセプトは、沖縄の方言で「ゆっくり、のんびり、ステキな時間を過ごしてほしい」という意味を持つ「よんな~ ちゅライフ」。カジュアルに琉球ライフを満喫できるシステムが充実しています。

その大きな特徴が、コンドミニアムタイプの客室。このホテルは、すべてのお部屋にキッチンや洗濯機が付いているので、まさに暮らすように「よんな~ ちゅライフ」を楽しめます。

中でも「デラックススイート」は、ゆったり広めのカウンターもあるゆったり広めのキッチンを完備。友だち同士やファミリーで利用するのにぴったりです。

  • タオルも浮き輪も無料でレンタルOK

さらに「BEB5沖縄瀬良垣」の魅力がこのプール。おしゃれなガゼボとパラソル付きチェアをサイドに構えていて、大きなプールで泳ぐのもよし、のんびりくつろぐのもよし。

夜は22時までナイトプールを開催。どの時間帯でもリゾート気分を味わえます。