電話をかけ続けるのは疲れる作業

認可外保育所への入園確度を上げるには「より早く・より多く」申し込みするのが基本ですが、東京都内や大都市部では申し込みするのも一苦労。入園希望者が多すぎることを理由に見学すら受け入れてもらえなかったり、「現在キャンセル待ちが120人いらっしゃるので入園は難しい状況です」などと拒否感すら漂う返答が返ってきたりすると、ショックで電話をかける気力を失ってしまうママは多いでしょう。

必要とは分かりつつも正直楽しいとは言えない電話での作業。今回は、この電話での問い合わせや申し込みを明るくやりきることをテーマに、ちょっとしたコツなどもご紹介します。

キャンセル待ち100人でも申し込みを入れるべき理由

人気の認可外保育所では、大勢のキャンセル待ちが存在している場合があります。毎年100人超えは当たり前という園も少なくありません。しかし、それを聞いて「どうせ無理だよね……」と申し込みを諦めてはいけません。

これは認可外保育所ならではの現象ですが、キャンセル待ちで申し込みを入れつつ認可園にも併願している人が大半ですので、最終的に(認可園に入園が決まって)認可外を辞退する人が多く出れば、キャンセル待ちの番号が後ろの方でも入園できる場合があります。つまり、今見えているキャンセル待ち人数と実質的なキャンセル待ち人数は別物で、単に人数が多いか少ないかは関係ない場合が多いのです。ですからキャンセル待ちの多さにひるんで諦めてしまわず、とにかく1件でも多く申し込みを入れましょう。

「でも、電話をかけ続けるのが苦痛で…」という時は!?

頑張って電話をしても良い返事が得られないことが続くと、どうしても電話するのが嫌になってしまいます。それでもなんとか続けて、1件でも多くの園にコンタクトを取った方が入園に結び付きやすくなるのは事実。明るく前向きに電話をかけ続けるには、ちょっとしたコツがあります。

まずは音。赤ちゃんと過ごしていると無意識のうちに音を立てることに敏感になりますが、保育園に電話する間だけでもBGMなどをかけると良いと思います。というのも、会ったこともない相手に電話をかけ続けるのは想像以上に孤独な作業なので、一人静かな部屋の中ではどうしてもテンションが下がってきてしまいます。周りが静かだとついボソボソと話しがちですが、音楽がかかっていればそれも防げます。

さらに、一緒に電話する仲間がいれば、もっと心強く作業もはかどるでしょう。同じ時期に保活しているママ友や夫といった自分以外の大人と一緒に電話をかけたり、またそういった大人がその場にいて応援してくれるだけでも大きな支えになるでしょう。

※画像は本文と関係ありません。

著者プロフィール

株式会社ここるく 代表取締役 山下真実
「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起 業家。
投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一 気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。また、広範な情報収集と体系立て た理解をモットーとした独自手法による保活情報や両立アドバイスも人気で、「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。
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