こんにちは! パーソナルトレーナーの片岡です。今回は、運動よりも大事な食事への向き合い方について解説します。

自分に合ったダイエット法を見極める

皆様が知る限りでも、世間には多くのダイエット法が紹介されています。

・糖質制限ダイエット
・ケトジェニックダイエット
・朝バナナダイエット
・8時間ダイエット
・グルテンフリーダイエット
・食べる順番ダイエットetc.

こうした中にはロジックがあり、ダイエットに役立つものもあります。

例えば糖質制限ダイエットは、糖質の量を控えてカロリー摂取を低く抑えていく。ただ、糖質を抑えるだけでその食事法を進めてしまうと、たんぱく質や脂質、ビタミン・ミネラルなど、身体に必要な栄養素も摂(と)れないまま筋肉が落ちてしまい、結果やせにくくなることもしばしば。

大事なのは、やせ方を理解すること。それが、一日の総カロリーを抑え、栄養バランスを整えることなのです。どれだけ良い運動をしていたとしても、悪い食生活をしていたら絶対にやせられません。

悪い食事とは何か

例えば牛丼セットやボリューミーなハンバーガーセットを食べると、それだけで1,000kcal近く摂取したことになってしまいます。ほかにも菓子パンや天丼、カレーライスなど、高カロリーな食べ物は、そこら中に存在しています。

一日の摂取カロリーと栄養バランスを把握していれば、運動と基礎代謝でカバーできることもありますが、毎食のように高カロリーな食事をしていると、どれだけ工夫しても帳尻合わせができなくなります。「食べた分、運動をする」という言葉もありますが、運動しないよりしたほうがマシとはいえ、限界はあります。筋トレをすれば代謝が上がりやせやすくなると言われますが、悪い食事にはかないません。

手軽に食べられるファストフードやラーメンは、ほとんどが高カロリー食品です。500mlのコーラを1本飲んだだけでも、200kcal以上摂取することとなるので、飲み物にも太る要因は隠れています。カロリーは知らず知らずのうちに摂ってしまうことが多いので、これからやせようと思う方は気をつけましょう。

では、良い食事とは何か。パーソナルトレーナーの私が皆様にお勧めしていることは、

・たんぱく質が多く含まれるもの(20g以上)
・脂質が少ないもの(脂質10g以下のもの)
・GI値が低い炭水化物(玄米、そばなど)
・食物繊維が豊富に含まれるもの(オートミール、アボカド、ブロッコリーなど)
・砂糖、小麦粉が含まれないもの

これらを探して摂っていけば、必ず身体は変わります。皆さんも、この中からまずは1つ選んで、一日の食生活を過ごしてみましょう。

逞しい上半身を鍛える「ベンチプレス」

今回は、逞しい上半身を鍛えるにはもってこいの種目「ベンチプレス」の正しいトレーニング法をお伝えします。この種目は大胸筋・上腕三頭筋・三角筋を集中的に鍛えていきます。

(1)ベンチに仰向けになり、両足・お尻・肩の位置を確認します。バーベルが目線の上になるように

  • ベンチに仰向けになり、両足・お尻・肩の位置を確認

    ベンチに仰向けになり、両足・お尻・肩の位置を確認

(2)バーベルをラックから外し、胸の真ん中に向けて下ろしていく

  • バーベルをラックから外し、胸の真ん中に向けて下ろす

    バーベルをラックから外し、胸の真ん中に向けて下ろす

(3)あげる際は肘を伸ばしきらないようにする。軌道を丁寧に

各10回3セットが目標です。

あなたのダイエットのきっかけとなれば幸いです。

執筆者プロフィール: 片岡 弘道(かたおか ひろみち)

パーソナルジムH-BASE代表

1989年茨城県生まれ。大学在学中にフィットネスクラブのトレーナーとしてフィットネス業界のキャリアをスタート。その後パーソナルトレーナー、スタジオインストラクターを経て2017年に独立。「運動嫌いでも通えるジム」をテーマとして2017年、吉祥寺に「パーソナルジムH-BASE」を立ち上げる。月間200本のセッションを担当する人気パーソナルトレーナー。2019年4月にエイチベース新宿店をオープン。