私はかれこれ20年近く、家計のやりくりの取材をしてきました。その中には、貯蓄が1,000万円以上ある人も、少なくありませんでした。その人たちが、とりわけ収入が多いというわけではありません。年収300万円台(手取り)というケースもたくさんありました。

また、お金を使わないケチケチ生活をして、ギスギス暮らしているわけでもありません。要するに、お金のやりくりが上手なのです。ということは、そのやりくりの仕方をまねすれば、誰でも1,000万円貯めることが可能というわけです。是非今日からまねしてみてください。

街中で「ローソンストア100」を見つけたら、迷わず入ってみよう!

コンビニエンスストア大手のローソンが、100円(税抜き)の商品を中心に扱うのが「ローソンストア100」。2015年に業績不振を理由に直営店の約2割260店舗を閉店するというニュースがありました。確かに通常のローソンに比べると店舗数は少ないですが、それでも街中でちょいちょい見かけます。また「ローソンストア100」のホームページを見ると、新規オープン店の情報がアップされているので、盛り返しているのかもしれません。

さて、私の場合は幸いにも最寄り駅の駅前に「ローソンストア100」があり、そこをよく利用しています。そこで今回は「ローソンストア100」で買うべきお得な商品についてご紹介したいと思います。

普通のスーパーで売っているナショナルブランド商品も108円(税込み)

1商品=108円で安いからお得というわけではありません。一般のスーパーやコンビニで買うよりも、割安感があってこそ、初めてお得といえます。その点で私がイチオシしたいのは大手食品メーカーや飲料メーカーのナショナルブランド商品。これが108円で買えるのはかなりお得です。

例えば、山崎製パンの「ランチパック」が108円。通常は128円~138円(税抜き)が相場ですから、108円(税込み)で買えるのはお得です。私の行きつけの「ローソンストア100」では、「ピーナッツ」「たまご」「ツナマヨネーズ」「ハム&マヨネーズ」「苺ジャム&マーガリン」など定番商品が並んでいました。新製品が品薄だったのは、ランチパックファンとしては残念ですが、定番どころがやはり売れ筋なのだと思います。売り場面積が限られているので、売れ筋を置くのが店舗経営としては妥当です。

同じく山崎製パンの「まるごとソーセージ」も10円。粗びきソーセージが丸ごと1本のった、総菜パンのベストセラーで、腹ペコとっても食べごたえがあります。値段の相場は118円~128円(税抜き)なので、これが108円(税込み)で買えるのはお得です。

500mlのペット飲料が100円

ナショナルブランドのペットボトル飲料が108円というのも、見逃せません。激安スーパーのまとめ買いなどでは100円を切るものもありますが、コンビニで、しかも1本売りで108円というのはお得感いっぱいです。

飲料コーナーも充実しています

お茶だけではなく、コーヒー飲料も108円というのは、「『ローソンストア100』、がんばっているな~」と拍手を送りたくなります。しかも、この品ぞろえは立派です。

お茶だけではなく、コーヒー飲料も108円

あの人気の缶詰も100円

安いスーパーではサバのみそ煮缶やサケの水煮缶が100円未満で売っていることがよくあるので、サバやサケの缶詰が108円でも驚きませんが、いなばの「タイカレー」シリーズの缶詰が108円で売っているのを見つけて、感激!

缶詰なのに本格的なタイカレーが堪能できるという人気シリーズで、ツナのほかにもチキンがあり、レッド、グリーン、イエローの本場タイカレーの味です。今回、商品棚に並んでいたのは「ツナとタイカレー」のイエローとグリーンですが、108円で買えるなら、マストバイです。

いなばの人気缶詰「ツナとタイカレー」が108円

次回は、ローソングループのプライベートブランド、「バリューライン」商品についてご紹介します。


村越克子
フリーランスライター。学習院大学文学部心理学科卒業。編集会社を経て、フリーに。主婦を読者対象とした生活情報誌を中心に執筆。家計のやりくりに奮闘する全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける。執筆協力に『綱渡り生活から抜けられない人のための絶対! 貯める方法』永岡書店など。