育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は介護時に心がけていたことに関するお話です。
おばあちゃんは意欲的でした
昔から義祖母のウメおばあちゃんは働き者で、何事に対しても意欲のある人でした。認知症を患ったことをきっかけに私はおばあちゃんの介護を始めるようになりましたが、おばあちゃんの姿勢は認知症になっても変わりませんでした。デイサービスでもスタッフの方の声掛けに「何でもやりますよ! 」と積極的に取り組んでいたようです。
例えば洗濯物を干すにしても、本当は私ですべてやってしまった方が早いです。おばあちゃんに対し「私がやるよ」と言ってやることは簡単ですが、それに慣れてしまえば「洗濯物を干す」という行為も忘れてしまいます。だからいろいろと日常の行為をやっていたおばあちゃんは、もしかすると症状の進行を遅くさせることができていたのかもしれません。
一方で、おばあちゃんは掃除をすることにはあまり関心がなかったので、「まだしなくていいよ」とよく断られました。そんなこともあり、掃除機がけはおばあちゃんがデイサービスへ行っている間にやっておくようにしました。
おばあちゃんに意欲的にやってもらえることは見守りながらやってもらい、あまり気が進まないことはこちらでやるよう、心がけていました。
筆者プロフィール: pinky
現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。