柔道、卓球、スケートボードと、日本人選手の金メダルが続く東京オリンピック。力を尽くして競う姿には心を打たれます。

そんな感動の嵐の中、缶詰博士が送ってきたのは「やきとり缶で五輪マーク再現」というメッセージ。この人はオリンピック開催中でも缶詰から離れられないんですね。さて一体なんのことか、説明していただきましょう。

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  • ホテイフーズ/やきとり缶5種 左から塩味(70g)、塩レモン味(70g)、ガーリックペッパー味(75g)、柚子こしょう味(70g)、うま辛味(75g) 各172円

    ホテイフーズ/やきとり缶5種 左から塩味(70g)、塩レモン味(70g)、ガーリックペッパー味(75g)、柚子こしょう味(70g)、うま辛味(75g) 各172円

「狙ったんですか」疑惑

本当に炭火焼き。国産鶏のみ使用。もも肉とむね肉が半分ずつ入ってる……。
数々の伝説を持つホテイフーズのやきとり缶は、もはや缶界のレジェンドであります。

やきとり缶は現在6種類あり、「たれ味(白色)」を除いた5種類を並べると、何と五輪マーク(青、黄、黒、緑、赤)が再現できる。中でも注目したいのは黄色の「塩レモン味」で、2020年3月に発売された。

ここでひとつの疑惑が浮かんでくる。塩レモン味は、東京オリンピック2020開催に合わせ、「狙って」発売されたのではないか?

ホテイフーズの販売担当O氏にスバリ訊いてみると「ま、狙いました」と、あっさり告白。うーん、疑惑を持つほどのことではなかったか。

  • 塩レモン味の内観

    塩レモン味の内観

レモンをしぼった味

今回フューチャーするのは、その黄色い商品・塩レモン味。塩味をベースにレモン果汁を利かせてあり、「やきとりにレモンをしぼった味を目指しました」と、O氏もおっしゃっている。

確かに甘酸っぱい香りがしているし、食べてみるとレモンのきりっとした酸味が味わえる。さらにすごいのは、レモン特有の苦みまで味わえること。まさに「レモンをしぼった味」を連想させる。

  • むね肉を箸上げ

    むね肉を箸上げ

両方入っているのが正解

この塩レモン味も、他のやきとり缶と同じく、もも肉とむね肉を半分ずつ使っている。その違いは肉の色で分かる。赤っぽいのがもも肉で、白っぽいのがむね肉。画像で箸上げしているのはむね肉であります。

もも肉は鶏肉特有の風味が強く、うま味が濃い。むね肉はあっさりしている中に上品なうま味がある。それぞれに違った美味しさがあるから、両方入っているのが正解なのだ。

  • おつまみにするのも缶たん!

    おつまみにするのも缶たん!

かくのごとし。そのまま食べても美味しいんだけど、白炒りごまと青ねぎを振りかけて冷製おつまみを作ってみた。

レシピの缶所(勘所の意)は、缶汁も残さず使うこと。鶏肉のうま味とゼラチン質が溶け込んだ缶汁は、メインの鶏肉に負けないくらいウマい。残したらもったいないですぞ!

今夜はこのおつまみでビールを飲みながら、テレビでじっくりオリンピック観戦しよう。

缶詰情報
ホテイフーズ/やきとり塩レモン味 70g 172円
同社通販サイトやスーパー、コンビニなどで購入可