私、すっかり「マナミ」な気分です

私の英語にも"春"の予感が……

テキストも2冊目に突入しました。新しいストーリーの舞台は日本で、主人公は外資系企業の32歳の女性「タグチ・マナミ」。彼氏はアメリカ人のマイケルだっていうから、インターナショナルなライフスタイルだわ。「私にもそんな人生がありえたのかしら」「いいえこの顔だと、外資系企業で働くことはあってもアメリカ人の彼氏はありえないわよ」。くだらない自問自答も交えつつ勉強は順調に進んでいます。

ストーリーは成田空港に副社長を迎えにいくシーンから。緊張感はあるみたいけど、副社長相手にしっかり英語で受け答えするマナミってすばらしい! 私だって、負けちゃいられない。来年あたりにはスイス人の友人リタを迎えに成田空港に出向く日もあるはず(リタについては第一回~第三回の記事をどうぞ)。そのときにはマナミみたいに頼りがいのあるアテンドをしてみせるんだから。

ストーリーと並行して勉強する文法はいまちょうど助動詞。can/could、may/might、must、shouldあたりを復習しています。「Could you~」の依頼表現なんかはよく使うから、しっかり頭に入れておかなきゃ。人にものを頼むのがうまい人って、世渡りもとってもうまいもの。国内では頼み下手で世渡り下手な人生だったけど、インターナショナルな世界では、私もっと器用に生きてみたいと思っています。

"朝英語"でアンチエイジング!?

『朝英語Biz』前に一杯の水。すっきりした頭と体で英語のお勉強

それにしても"朝英語"ってやっぱりすてき! 勉強の効率が上がるのはもちろんだけど、アンチエイジングの面でもすごくいいと思うんです。朝から脳をフル回転するから、そのペースで日中も仕事や家事をてきぱきこなせるし、夜も早い時間に眠くなるでしょ。しかも「充実した一日だったわ」と思えるから安心して深い眠りにつける。だからお肌の調子はかなり上向き。体のコリみたいなのもずいぶん少なくなって慢性的な疲労感もなくなってきたような。まあ、毎晩帰りが遅い"オット"との会話は少なくなる一方だけど、まぁそこらへんはよしとしましょう。

ここのところ、女性誌でも「早起きは美容にもいい」みたいな記事を見かけるし、ビジネス誌でも朝活特集が多いみたい。この間は行きつけのお医者さまが駅の近くのカフェで論文らしきものを読んでいる姿を発見。「あぁ、お医者さまも朝なのね。私と一緒ね。朝から脳をフル回転しているのね」とうれしくなってしまいました。

ちなみに私、朝起きるとまずはコップ一杯の常温のお水をいただきます。きれいなお水が体の中に流れると、なんだかフレッシュな気分。血流が良くなって、老廃物も流してくれるって話も聞くし……。美魔女願望も相変わらず健在です。

ムズムズしているうちに、鉛のように重かった私の口が開いた!

さて、私の英語力の変化。「もうすっかりペラペ~ラよ」というまでにはまだ長~い道のりがありそうですが、毎日英語に接しているせいか、英語を聞いたり、読んだりする力は結構取り戻せているような気がします。そして、何より驚きなのは、英語を話すことへの抵抗感がなくなったこと。『朝英語Biz』を繰り返し聞いているうちに「話せる気」になったのかしら。

そもそも私、ここ10年ほど生身の人間に向かって英語を話したことはありませんでした。机上での英語学習に没頭した時期は5年ほど前にもありましたが、当時は完全なおこもり勉強。ぶつぶつと英文を音読していましたが、私の下手な英語を聞いていたのは、当時お腹の中にいた娘だけです(その"悪影響"を夫は心配しています)。英語を人前で話さない期間が長くなるにつれ、私の中で「英語がうまく話せない」という苦手意識ばかりが膨らんでいきました。そしていつしか、英語を話そうとすると口が鉛のように重くなり、一向に開こうとしなくなっていたのです。

ところが、最近おかしな兆候が。最初に気づいたのは保育園に娘を送った帰りの道。気が付いたらぶつぶつと妄想的英会話。"I study English now. But I don't have the chance to speak English. So I came here……"どうも英語講師と話しているつもりのようです。実に初歩レベルの英語ですが、こんな"症状"が出るなんて! ま、まさかとは思うけど、私、英語が話したいんじゃないかしら?

そして決定的だったのが、4歳の娘が通う英会話教室での出来事。いつものように出迎えてくれたネイティブの若い男性教師。そうです。以前も一度登場したあのイケメン教師です(詳しくは第四回をどうぞ)。あら、なんだか感じが変わったような……。そう思うとどうにもムズムズしてきました。あぁたまらない。このまま退散するなんてできないわ。ええいっ、もう聞いてしまえ~!! そして鉛のように重かった口がとうとう開いたのです。

"Did you change your hairstyle?"

ごめんなさい、ほんとにくだらない質問で。でもその男性教師は、照れくさそうに自分の髪の毛をつまんでこう答えてくれたのです。

"Just growing."

伸びただけだったのね。なんだ、それだけなのね。まったく面白みも深みもない会話です。でもこれが私には大事件だったのです。誰にも頼まれもしないのに私が英語を発したのですから。

私いま、英語を話したくてたまりません。テキストの主人公「マナミ」のようにアメリカ人の彼はいません。同じマンションのママ友のダンナさまはアメリカ人ですが、めったに遭遇しません。夫の海外赴任の可能性はゼロのようです。いますぐ子連れ留学にでも出かけたい気分ですが、時間的にも金銭的にも余裕がありません。リタとSkypeで会話してみようかしら。近々英語カフェなるところにも出かけてみるつもりです。いよいよ調子が出てきた私の英語。続きはまた次回ということで。

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(イラスト : のなかあき子)