「“もしも2人が現代にいたら…”というアナザーストーリーとして楽しんでいただけたら」――きょう22日に第2話が放送されるフジテレビ系ドラマ『波うららかに、めおと日和』(毎週木曜22:00~)の続編で、演出を務める平野眞氏が、話題の“現代転生シーン”やタイトルバックに込めた思いを明かした。さらに、泉澤祐希のゲスト出演も発表された。
「最後の1秒まで楽しんでいただきたくて取り入れました」
同ドラマは、西香はち氏の同名漫画を原作に、昭和12年を舞台として、主人公・江端なつ美(芳根京子)と帝国海軍に勤める夫・瀧昌(本田響矢)の初々しい夫婦生活を描く物語。
15日の初回放送では、SNSで「かわいすぎる」「まさしく“うぶキュン”」などと反響を呼び、Xでもトレンド入り。TVer・FODでの見逃し配信再生数の合計は、約240万回(10月15日~21日、TVer DATA MARKETING算出)を記録した。
そんな中、注目を集めたのが、Da-iCEの主題歌「うららか」に乗せて展開されるタイトルバックだ。
前作では、なつ美と瀧昌が掃除や食事をともにする新婚生活の日常が描かれ、ラストに2人が横並びで座るシーンでは、回によって視線や表情が微妙に変化する仕掛けが話題となった。
続編でもタイトルバックの制作を希望したという平野氏は「今回も主題歌が非常に素晴らしかったので、ぜひタイトルバックを作りたいと思いました」と説明。今回は「食卓のシーンにいろいろな人が訪ねてくるような、にぎやかで温かな家庭を描きたかった」といい、第1話では生瀬勝久演じる活動弁士が訪ねてくる演出が盛り込まれた。
活動弁士は物語の始まりを象徴する存在であることから、続編でも最初の訪問者にふさわしいと考えたそうで、「訪れるゲストによって2人のリアクションも毎回変えています」と明かす。
さらに、冒頭に登場する「月」にも仕掛けがあり、第1話の満月から、話数が進むにつれて姿を変えていくという。平野氏は「背景の隅々まで遊び心を忍ばせています。ぜひ毎話探してみてください」と呼びかけた。
一方、第1話のエンディングでは、昭和の時代から一変、現代の服装に身を包んだナツ(芳根)とタキ(本田)が登場する“現代転生シーン”が話題に。
この演出について平野氏は「原作のカバー裏にも描かれていて、要素としてとても魅力的だったので、ドラマでも表現することで、最後の1秒まで楽しんでいただきたくて取り入れました」と説明する。
現代の私服を着て携帯電話を手にする2人の姿は、撮影現場でも新鮮だったそうで、「昭和の和室が持つぬくもりある情緒から、現代のクリアで色鮮やかな世界観への対比を意識しています」と意図を明かし、「昭和と現代それぞれの出会いがリンクするような物語もなぞっているので、“もしも二人が現代にいたら…”というアナザーストーリーとして楽しんでいただけたらうれしいです」と語った。
泉澤祐希、芳根京子と約11年ぶり共演「芳根さんだけは茂と呼んでいました(笑)」
また、29日放送の第3話と第4話には、泉澤祐希がゲスト出演する。
泉澤が演じるのは、絵を売りながら旅を続ける画家・町田茂。自身の美学やこだわりを貫くあまり、商売下手で不器用な一面を持つ人物で、日光旅行中に道に迷ってしまったなつ美を偶然助けたことから、物語は思わぬ方向へと展開していく。
出演のオファーを受けた泉澤は「純粋にとてもうれしかったです」と喜び、「温かくも芯のある人間模様が描かれるこの世界観に参加できること、そして平野監督や宋ハナプロデューサーの熱い想いを受け取り、とてもありがたい気持ちでいっぱいでした」とコメント。
町田については「職人気質で硬派な男だなと思います。しっかりとした芯を持っていて揺るがない、そんな印象があります」と分析し、「つらい過去を持っていますが、江端夫婦に出会い、どう心境が変化していくのか、そこも楽しんでいただければうれしいです」と見どころを語る。
泉澤と芳根が共演するのは、2015年放送のTBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』以来、約11年ぶり。撮影現場では「なんだかすごく不思議な感覚だね~」と話していたそうで、泉澤は芳根について「当時と変わらず、むしろパワーアップして現場全体の空気をいつも明るく包み込んでいて、ステキな方だなと思いました」と称賛した。
また、「皆さん町田のことを町田と呼びますが、芳根さんだけは茂と呼んでいました(笑)」と、久々の共演ならではのエピソードも披露している。
生田絵梨花が第2話から登場「さまざまな表情や可愛らしさが存分に」
22日放送の第2話では、生田絵梨花演じる深見芙美子が登場する。
平野氏は「ずっと登場を熱望していたキャラクターなので、華やかな花嫁衣装での登場にこだわりました」と明かし、「現場でも夫役の小関裕太くんがすごく気遣ってケアされていて、素晴らしいお芝居を見せてくれました。生田さんのさまざまな表情や可愛らしさが存分に詰まった回になっています」と太鼓判を押す。
今後のなつ美と瀧昌の関係についても、「周囲の人々やさまざまな出来事に翻弄されながらも、二人が真摯に想いを確かめ合う感動的なシーンへと向かっていきます」と予告。「前半のもどかしさから、後半にかけてぐっと絆が深まっていく、画面から目が離せない見ごたえのある仕上がりになっていますので、ぜひご期待ください」と呼びかけた。
【編集部MEMO】
泉澤祐希は、1993年6月11日生まれ、千葉県出身。子役時代から俳優として活動し、数々の映画やドラマに出演。主な出演作に、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』、テレビ朝日系ドラマ『クロスロード~救命救急の約束~』など。幅広い役柄を自然体の演技で表現し、存在感を示している。
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