Fontaines D.C.が語る──現代最重要バンドの音楽的変革、混沌の世界で「光」を探し求めて

フォンテインズD.C.(Fontaines D.C.)は今、2010年代以降にデビューしたインディバンドの中で、もっともビッグな存在の一組へと上り詰めようとしている。今年のレディング/リーズフェスティバルでヘッドライナーを務めたのも記憶に新しいが、来年6月には地元アイルランドのスレーンキャッスルで2日間、計16万人規模の巨大ライブを開催予定。その直後には、イギリスでスタジアムと大型野外会場を周るツアーもおこなう。圧倒的なスケール感だ。こうした現在の彼らの勢いに本格的に火をつけたのは前作『Romance』だが、このたび届けられた5作目『Dopamine Chamber』は、彼らの地位をより盤石に固める決定打となるだろう。

今作における最大の変化は、半数近くの曲で冷徹なシンセサイザーのサウンドが大々的に導入され、よりダークで不穏なニュアンスが強まったこと。スマッシング・パンプキンズやニルヴァーナ、Kornなどを参照し、90年代オルタナティブを現代のスタジアムロックへと再定義した『Romance』は、キーオやブリーチ9:3などイギリスやアイルランドの若手バンドたちによるグランジ再評価の先鞭をつけた作品でもあった。フォンテインズもこの路線をさらに推し進めるのが一番の安全策だったはずだが、そのような素振りを見せず、インダストリアルでエレクトロニックな新しい世界を提示してきたことには、やはり興奮せずにいられない。

「『Romance』は60%が楽観で、40%が暗闇だったとしたら、『Dopamine Chamber』はその逆で、60%が暗闇で40%が楽観なんじゃないか」というグリアン・チャッテンの言葉が示すように、今作は不穏な空気を強めながらも、相反するサウンドやフィーリングが複雑に絡み合っている。アルバムは金属質の鈍い光を放つ「Six Shot Morning」で幕を開け、「Happy For You」や「Demolition」のラウドなロックを経由し、壮大でロマンティックなストリングスに彩られた「One Man」や「Where Is Gone?」へと展開しながら、最後の「Intimate」では再び沈み込むような漆黒のエレクトロニックサウンドへと回帰する。グリアンのリリックもまた、社会不安の発露とロマンティックなリレーションシップというテーマの間を行き来している。

今作が全体的によりダークな質感を強めているのは、これまで以上に世界が混沌とし、簡単に希望が持ちづらくなっていることと少なからず関係しているだろう。『Romance』は、破滅へと向かう世界の中で、ロマンスだけが救いだという世界観を提示していた。だが『Dopamine Chamber』では、さらなるディストピア化の進行が止まらない世界において、エスケーピズム自体にも両義的な視線が向けられている。例えば「Marianne」では、「今年はここに来て、そのままここで過ごせばいい」と甘美にそっと囁きながら、「君を消してあげるから」と不穏な救済を約束する。抗いがたい逃避の誘惑とその危険性が同時に表現されているのだ。

もちろんこのアルバムには、今の世界の状況に対する明確な答えはない。ここにあるのは、より前景化した不安や恐怖、そして”楽観”と”暗闇”の間で宙ぶらりんとなり、揺れ動く心理そのものだ。だがそれこそが、今私たちがこの世界に対して感じている気持ちの写し鏡だと言えるだろう。

今回のインタビューには、ドラマーのトム・コールが答えてくれた。大胆に変化したサウンドの背景、彼の視点から見たアルバムのテーマなどについて、率直に語ってくれている。

※フォンテインズD.C.来日公演、2027年1月に開催(東京・名古屋・大阪)。詳細は記事末尾にて

シンセサイザーが導いた新境地

―前作『Romance』は音楽的に大きな飛躍を見せましたが、『Dopamine Chamber』もまた前作から大胆な変化を遂げています。アルバムごとに変わり続けるのは、あなたたちにとって重要なことでしょうか?

トム:そうだね。毎回アルバムを作るときは進化し続けようとしているから。もし同じアルバムを繰り返し作ったら聴く人も飽きてしまうだろうし、バンド自身も飽きてしまうと思うんだよね。進化し続けて、新しいことに挑戦し続けて、常に新鮮なものにしていくこと、それがすごく大事だと思う。もう僕らもそれなりに長くやってきているしね。自分たちが作るものに対する興奮をいかに持ち続けるかは重要なんだ。で、アルバム制作を始めるときって、まずどんなムードの作品にしたいのかを考えるんだけど、今回はすごく冷たいというか、インダストリアルな、ヨーロッパ的なものに傾いていて。そういうシンセサイザーの音やソ連的なサウンドが、僕らにとって大きな出発点だったと思う。

―あなたが言うように、今回のもっとも大きな変化は、曲によってはギターサウンドが大きく後退し、シンセサイザーのサウンドが前面へと押し出されていることですよね。こうした音楽的方向性というのは、具体的にどのように生まれたのですか?

トム:僕らの場合、曲を書くときは、サウンドの面とかで、ある程度自分たちができることをあえて制限するのが好きなんだ。今回、北ロンドンのスタジオで3~4カ月くらいかけてアルバムを書いたんだけど、メンバーの多くがコントロールルームで曲を書いていて。で、そこにはProphet-6みたいなクラシックなタイプのシンセサイザーがいろいろあって、そういうものが自然とアルバムに入り込んでいったんだ。僕らにとってそれは、すごく新しかった。バンドの音にシンセサイザーが忍び込んでくると怖がる人もいるけど、僕らにとっては前に進み続けることが大事だから。

―『Romance』でもメロトロンが導入されていましたが、今回は本当にいろいろなタイプのシンセサイザーが使われていますよね。

トム:『Romance』のときは、みんなもう少しキーボードを弾いたり、メロトロンっぽい音だったり、オーガニックな音に興味を持っていたと思う。でも今回は、僕やカルロス(・オコンネル:Gt)、カーリー(コナー・カーリー:Gt)は結構DJをやっていたから、そういうエレクトロニックな世界から影響を受けていたと思うし、曲作りにもかなり影響したんじゃないかな。少なくとも個人的にはそう。だから今回の方向性は自然な流れだったような気がするな。

―DJをやることが曲作りに与えた影響について、もう少し詳しく教えてもらえますか?

トム:1stアルバムを出した頃からダブリンでDJをするようになったんだけど、最初の頃はロックンロールのサイケっぽい曲とか、ガレージ系のものが中心だった。それからここ数年で、DJやエレクトロニックミュージックの技術的なスキルがだんだん見えてきて、新しいことを学ぶのがすごく面白くなっていったんだ。最近は、ティガやソウルワックスをよく聴いていたし、ザ・プロディジーはエネルギーや雰囲気という点でバンドとしてずっと大きな影響を受けてきた存在だね。特にソウルワックスは、バンドにとって大きな影響のひとつだと思う。エレクトロニックな世界とバンドの世界を本当に見事に融合させているから。ライブのドラムとエレクトロニックな要素の合わせ方もすごく興味深い。だからドラマーとしての僕個人にとっても間違いなく影響のひとつだったと思う。

―「生バンドの要素は、本当に必要になるまで加えないようにしていた」とカーリーは発言しています。曲作りやレコーディングのやり方自体も、これまでと変化したところがあったのでしょうか?

トム:最初の3枚くらいのアルバムでは、僕らはずっと、「バンドが同じ場所で演奏しているものにするべきで、バンドとして演奏できないものはレコードには入れない」という意見だったんだ。若い頃の自分たちにとっては、それがすごく大事だったんだと思う。バンドとして一緒にやっていくにはどうすればいいのかを模索していた時期だったからね。でも『Romance』あたりから、そして今回のアルバムでも、バンドとしての演奏から少し離れて、スタジオそのものをひとつの楽器として捉えるほうが、クリエイティブな面でやりがいを感じるようになってきたんだと思う。スタジオを使って本当にいろんなことができるからね。バンドであること自体がひとつの制約で、そこで何ができるかっていう面白さもある。でもそれはすでにかなりやってきたから、今はスタジオを作曲のツールとして使うというのが本当にすごく興味深くて。それぞれ別々にパートを録って、それを重ねてみたり、サウンドスケープ的なものを試してみたりね。

―スタジオをひとつの楽器のように捉えることで、今回はどのような変化がバンドにもたらされたと思いますか?

トム:普段なら演奏しないような楽器を弾いたり、いつもならやらないようなアイデアを出したりする余地が生まれたと思う。たとえばシンセサイザーをディーゴ(Ba)が弾いてみたり、カーリーが弾いてみたり、そこにいる誰がやってみてもいいっていう。そういう環境のおかげで、「僕はこのバンドのドラマーだから」みたいな、自分たちの役割から一度抜け出せたと思う。シンセのフレーズを思いつきで弾いたり、ドラムマシンを使ってみたりして、みんな少しずつエレクトロニックな方向に入り込んでいったんだ。このバンドって何か新しいものを見つけると一気に飛びつくところがあるんだよね。

―なるほど。

トム:とはいえ、今回のアルバムにもまだかなりルーツ感というか、バンド主体の部分は残っていると思う。一旦ある方向に思い切り振り切って、「待って、これはさすがに行き過ぎ」と思ったら、またバンドという枠の中に戻していくっていう。そういう過程も含めて、かなりコラボレーション的な作品だと思う。でもやっぱりProphet-6があったというのは、アルバムのサウンドを形作る大きな要素だったね。今回もジェームス・フォードがプロデュースしてくれて、サフォーク州にあるスタジオで、3週間くらい作業したんだけど。知っての通りジェームスは本当に素晴らしくて。彼とまた一緒に仕事ができてよかったし、モジュラーシンセみたいなものをたくさん加えてくれた。彼が持ってきたすごいシンセがあって、確か KORG ARP 2000Mだったかな(※クレジットにはARP 2600と記載)、すごくいい感じのヴィンテージっぽい効果があって。機材の話で言うと、あれはすごくよかったね。

Photo by Ewen Spencer

―現時点では「Marianne」だけが世に出ている状況ですが(※取材時)、ザ・キュアーやデペッシュ・モードの影響を指摘する声が多く見られます。自分たちとしてはそういう声には納得できますか?

トム:そうだね、たぶん全員がザ・キュアーの大ファンだから。特にディーゴはロバート・スミスの大ファンだし、参照点としてザ・キュアーの曲は間違いなく大きかったと思う。すごく象徴的なバンドだし、僕らもみんな大好きだからね。デペッシュ・モードは、実を言うと僕らの中でそんなに詳しい人はいないと思う。でもジェームス・フォードがデペッシュ・モードのアルバムを手がけているから、もしかしたらその影響が僕らの中にも入り込んでいるのかもしれないね。

―私としては、シネマティックで壮大なシンセサウンドに、ザ・キュアーの『Disintegration』を思い出しました。自分たちとしては、どのあたりのザ・キュアーの影響が大きいと思いますか?

トム:たぶん『Disintegration』が一番大きいと思う。ディーゴが目指しているのは、まさにあの時期のサウンドなんじゃないかな。あの頃って、すごくベースがヘヴィというか、音がすごく特徴的で……ざらついたクールな感じで。あの時期のサウンドはひとつの大きな基準だったと思う。2019年にグラストンベリー・フェスティバルで彼らを観たんだよ。僕らが初めてグラストンベリーに出演したとき。彼らをどうしても観たくて人混みの中をかき分けていったのを覚えてる。あれはバンド形成期の僕らにとってすごく重要だったというか、大興奮の出来事で……彼らは僕らにとって、ずっと大きな柱のような存在だと思う。

―他にもアルバムで参照したアーティストはいたのでしょうか?

トム:参考にしたという意味では、ザ・フレーミング・リップスなんかも大きかった。いわゆる普通のバンドの編成という枠を飛び越えていくという意味でね。ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーも目指すべきひとつの指標となる存在だと思う。今回のアルバムでは、かなりいろんなものが入り混じっているんだ。僕らも年齢を重ねるにつれて、それぞれの影響源がクモの子みたいに散らばってきて、たとえば一人はドラムンベースにハマっていて、別の誰かはサイケに夢中だったりする。5枚目のアルバムともなると、そういういろんな影響を全部持ち寄ってひとつにしていくのが作る醍醐味でもあって。かなり面白くなることもあるし、かなりめちゃくちゃなことにもなるけどね。

ロザリアとの共演、ディストピアの中で探し求める光

―「Where Is Gone?」にはロザリアがフィーチャーされていますが、彼女に参加してもらった理由や背景を教えてもらえますか?

トム:まず僕らはみんな1stアルバムの頃からずっと彼女の大ファンなんだ。ザ・キュアーを観たのと同じ年のグラストンベリーに、彼女も出演してたんだよ。同じテントで僕らのすぐ後が彼女の出番で。そのときも一緒に出演できて本当に嬉しかったんだよね。カルロスはスペイン出身だから、たぶん僕らの中でも彼女のことを早くから知っていたと思う。『Los Ángeles』のフラメンコから、『MOTOMAMI』のレゲトンやクラブミュージックを経て、『Lux』のクラシックで実験的で素晴らしい音楽へと至る彼女のキャリアは本当に素晴らしいよね。だから、いつか彼女と一緒にやれたらというのは、ずっと夢だったんだ。

僕とカルロスでロンドンのThe O2に彼女のライブを観に行ったんだけど、その頃はアルバムのレコーディングの一部を終えたばかりで、まだ頭の中に鮮明に残っていて。それでカルロスがInstagramで彼女に連絡して、アルバムに参加してもらえないか、ダメ元で訊いてみたんだ。そしたら彼女がイエスって言ってくれて。本当にびっくりしたよ。今回参加してもらえたのはすごく光栄だね。みんな本当に大ファンだし、あの曲をデュエットにしたことで、まったく違う雰囲気が加わって素晴らしいと思う。彼女には本当に感謝しているよ。

―『Romance』が破滅に向かう世界の中でロマンスだけが救いだという世界観だったとすれば、『Dopamine Chamber』ではそのロマンスも冷酷な電子音に飲み込まれていくような、よりダークな世界観が描かれていると感じます。あなたは新作の全体的な世界観はどのようにイメージしていますか?

トム:今回は間違いなく、よりダークなアルバムになっていると思う。今、世界で本当にいろんなことが起きているし、光を見出すことが難しくなっているよね。アルバムを完成させた頃、グリアンが言ったことがすごく興味深いと思ったんだ。「『Romance』は60%が楽観で、40%が暗闇だったとしたら、『Dopamine Chamber』はその逆で、60%が暗闇で40%が楽観なんじゃないか」って。より濁ったというか、どんどん飲み込まれていっているというか。SNSやAI、世界中でジェノサイドが起きていること、そういう中で光を見出すことが本当に難しいと感じることもある。グリアンのクリエイティブな意図について僕からあまり多くを語ることはできないけど、実際かなり息苦しい時代ではあると思うよ。

―『エイリアン』『ストーカー』『鉄男』、サフディ兄弟、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーも今作のインスピレーションとして挙げられていますが、それは退廃性や暴力性、あるいはディストピア的な世界観という点で共感できるところがあるからでしょうか? 具体的に惹かれたポイントを教えてください。

トム:それぞれがアートやカルチャーから自分なりに影響を受けたものを選んでいて、ひとりひとり違ったと思うけど、君が言ったように、どれにも共通していたのは、ディストピア的な未来というか、そういう世界の中で安らぎを見つけようとしたり、光を見つけようとしたり、そこから抜け出す方法を探そうとしたりすることだったんじゃないかな。『ストーカー』は、僕らにとってずっと大きなものとしてあるけど、すべてに共通するのは、ディストピア的な未来という要素と、その中で愛を見つけようとしたり、ポジティブなものを見つけようとしたりすること。まあ、いろんなものが入り混じった感じではあるけどね。

映画は常に参照しているよ。『ストーカー』はもちろんそうだし、アルバムを書いているときはホラー映画をたくさん観て怖がりまくってた。個人的にホラー映画は得意じゃないんだけど(笑)。でもレコーディング中はそうやって自分たち自身を怖がらせまくって、怯えた状態に自分たちを追い込んでいたんだ。

―アルバムのラストを飾る「Intimate」では、”親密さ”というのがある種の救いとして描かれているように感じられます。と同時に、その冷酷なサウンドと相まって、そこにはどこか両義的な意味が宿っているようにも思えました。あなたは前作を「闇から光への旅」と位置付けていましたが、今作の終わり方はどのように解釈していますか?

トム:「intimate」って、恋愛的な親密さかもしれないし、友人との近さかもしれないし、あるいは、なんていうか……誰かとつながっていると感じることかもしれない。今回のアルバムは全体として、確かに少しダークなところで終わると思う。『Romance』では間違いなくトンネルの先に光があったけど、今回は、ある意味で聴き手に委ねられているというか。すごくクリフハンガー的な終わり方だと思う。正直、暗闇の中に置いていかれるような感じもあるけど、アルバム全体を通して見ると、光と闇が潮の満ち引きのようになっていると思うから、聴いた人も、どこかに光を見つけてくれたらいいなと思うよ。

―ここ最近はブリーチ9:3やキーオなど、若いバンドからフォンテインズD.C.の名前が影響源として挙がることが増えました。キーオは、「フォンテインズD.C.がメロディアスなロックをやるようになって、そうした音楽が受け入れられるように潮目が変わった」とも話しています。若い世代のバンドから名前がよく挙がるようになったことをどのように感じていますか?

トム:嬉しいよ。僕ら自身もかつては、まさにそういうバンドだったからね。当時はギラ・バンドをはじめとする、いろんなアイルランドのバンドを参考にして、そういうバンドのことを本当に尊敬していたし、憧れていたからね。だから、今こうして僕らの名前が挙がっているのを聞くのは本当に嬉しい。もちろん彼らも、それぞれが独自の音楽をやっていて、どのバンドも素晴らしいし、自分たちなりの道を切り拓いて進んでいると思う。だからそういうふうに言ってもらえるのは、いつ聞いてもやっぱり嬉しいね。

―今の若いバンドはニルヴァーナやパール・ジャム、アリス・イン・チェインズなど、いわゆるグランジから影響を受けているバンドが多く見られます。そういった音楽が若い世代を惹きつける理由はどこにあると思いますか?

トム:結局のところ、すべては循環しているんじゃないかな。音楽には、いわゆる30年ルールみたいなものがあるよね。だいたい30年くらい経つと、また一巡して戻ってくるっていう。たとえば5、6年くらい前なら『ストレンジャー・シングス』があって80年代の音楽が流行ったりして。でも基本的に音楽好きとか、バンドをやっているような人たちは、時代に関係なく結局そういうバンドが好きだと思う。シンプルに最高だから。だから流行とか、「これは今キてる、これはもう古い」みたいなことを気にしすぎる必要はないと思う。音楽は、ただ素晴らしい音楽として残るものだからね。まあ、とはいえ、特にファッションなんかでは、この30年ルールがあるのは確かに興味深いとは思う。面白い現象というか。ノスタルジーとクールの境界線って面白いよね。

―あなたは先日、アイルランドの音楽に特化したレーベル、Inis Recordsを立ち上げました。ここ数年、アイルランド出身のアーティストたちが世界的に大きな注目を集めていますが、あなたは現在の状況をどのように捉えていますか? また、Inis Recordsでそこにどのように関わっていきたいと思っていますか?

トム:アイルランドの音楽シーンは今、かつてないほど盛り上がっているよね。それはアイルランドの人たちにとって本当に素晴らしいことだと思う。伝統的なアイルランド音楽もそうだし、ロックンロールみたいな音楽もそうで、本当に、いろんなことがたくさん起きていて素晴らしい。そういう中でレーベルをやるっていうのは……僕ら自身が、アイルランドで周りから励ましてもらったり、育ててもらったりしてきたから、もし自分たちが何かを返せるなら、そしてアイルランドのインディペンデントミュージックのインフラを少しでも大きくすることができるなら、もう本望というか。そもそも僕自身、昔からレコードレーベルとか、そういうものにすごく興味があって。だからこれは僕にとって思い入れのある、情熱を注げるプロジェクトなんだ。

フォンテインズD.C.

『Dopamine Chamber』

発売中(2026年10月16日リリース)

国内盤CD:解説書・歌詞対訳付き/ボーナストラック追加収録

詳細:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15975

Fontaines D.C. JAPAN 2027

2027年1月28日(木)東京・SGC HALL ARIAKE

OPEN 18:00 / START 19:00

チケット:アリーナスタンディング 11,000円 / スタンド指定席 11,000円

2027年1月29日(金)名古屋・DIAMOND HALL

OPEN 18:00 / START 19:00

チケット:スタンディング 11,000円(ドリンク代別)

2027年1月31日(日)大阪・なんばHatch

OPEN 17:00 / START 18:00

チケット:1Fスタンディング 11,000円 / 2F指定席 12,500円(ドリンク代別)

チケット情報

オフィシャル先行予約(2次):2026年10月16日(金)12:00〜10月25日(日)23:59

一般発売:2026年10月31日(土)10:00〜

公演詳細:https://smash-jpn.com/live/?id=4784