「全く生産的ではなかった。ただただ時間を浪費していた」――。歌手で俳優の福山雅治が、10日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組『福山雅治 福のラジオ』(毎週土曜14:00~14:55)で、中学・高校時代の過ごし方を振り返った。
多忙な日々が一段落「ダラッと漫画読めてればそれでいい」
この日の放送では、福山が最新アルバム『超新星』のリリースから約1カ月が経過した近況を報告。アルバム制作やプロモーション活動で多忙な日々を過ごしていたが、「やっとですよ、なんかちょっと体調が整ってきたかな」と、ようやく落ち着きを取り戻しつつあることを明かした。
アルバムについては「リリース直前まで作ってましたから」と振り返り、制作とプロモーションが重なった日々を説明。「やっとちょっとね、落ち着いてきた感じですね」と語った。そんな中、福山は自身の本来の性格について、意外な言葉を口にする。
「正直僕はね、日がな一日、ダラッと酒を飲んだりね。ダラッと漫画読めてればそれでいいんですよ。そういう人間なんすよ、もともと」
現在の多忙な姿からは想像しにくいが、もともとは何かをし続けるよりも、のんびり過ごすことが好きだったという。
「今はそういう人間じゃなくなったけどね」といい、福山は中学・高校時代の自分を思い出した。
「ただただ時間を浪費していた」少年時代
福山によると、少年時代は漫画を読みながら、のんびり過ごすことが多かったという。
「ダラッと漫画読んで過ごすような少年だったんですよ」
そして、「気が向いたらギター弾いてさ」と振り返り、ギターも毎日計画的に練習するというより、そのときの気分で手に取っていた。
ほかにも、自転車に乗って出かけたり、バイクの免許を取得してからはバイクで走ったり。特別な目標を掲げて何かに取り組むというより、好きなことをしながら時間を過ごしていた。
そんな日々を、福山は「全く生産的ではなかった。ただただ時間を浪費していた」と表現した。しかし、今になって振り返ると、その時間には思いがけない意味があったという。
無駄に思えた時間が現在へ「結局つながってんですけどね」
福山は、少年時代を振り返りながら、「でもその時にはその浪費していた時間にやったことが今に結局つながってんですけどね」と語った。
具体的に挙げたのは、音楽、ギター、漫画といった当時から親しんできたもの。特に漫画については、現在知っている四字熟語やちょっとした知識などの多くを、漫画から学んだ。
「俺が知ってる四字熟語とかちょっとした知識とかって、ほぼ漫画ですから」
さらに、難しい漢字や言葉に触れる機会にもなっていたと振り返った。
その一例として、相手役を務める放送作家の今浪祐介氏からも挙がったのが、漫画『魁!!男塾』。作品には難しい漢字や言葉が数多く登場するといい、当時の読書体験が自身の知識につながっていることを楽しそうに語った。
中学・高校時代には、ただ好きなことをして過ごしていた福山。生産性を意識することなく費やした時間も、振り返れば音楽や表現活動、日々の会話に生きていた。
「時間を浪費していた」と語る一方、その経験が今につながっているという福山の言葉には、何気ない日常の積み重ねを大切にする思いもうかがえる。
【編集部MEMO】
『福山雅治 福のラジオ』は、福山雅治がパーソナリティを務め、TOKYO FMをキーステーションにJFN全国38局ネットで放送されているラジオ番組。身の回りの出来事や福山への質問、ライブの感想など、リスナーから幅広くメッセージを募集している。
