『ガールズ&パンツァー』シリーズ最新作、『ガールズ&パンツァー 最終章』第5話が、10 月9 日より全国178 館・297 スクリーンで上映されている。興行収入ランキングでは初登場5位、2023 年に上映された前作・第4 話より興行収入対比を超える大ヒットスタートとなった。

  • ※写真はシネマサンシャイン土浦のものです

    ※写真はシネマサンシャイン土浦のものです

第5話の上映を記念し、10月11日、茨城県水戸市のユナイテッド・シネマ水戸にて「上映記念舞台挨拶」を実施。オフィシャルレポートが届いた。

舞台挨拶には、主人公・西住みほ役の渕上舞をはじめ、角谷杏役の福圓美里、小山柚子役の高橋美佳子、河嶋桃役の植田佳奈が登壇。さらに、園みどり子役の井澤詩織がMCを務めた。

『ガールズ&パンツァー』といえば、物語の舞台のひとつである茨城県・大洗町をはじめ、茨城との深いつながりもシリーズを語るうえで欠かせない魅力のひとつ。“ガルパンの舞台”として知られる茨城県で行われた舞台挨拶には、シリーズを長年応援してきたファンが集結。キャストの呼びかけに客席から元気いっぱいの声が返されるなど、冒頭から会場は水戸ならではの熱気に包まれたイベントとなった。

水戸出身・カメさんチーム「ただいまー!」

"ガルパンの舞台"である茨城県内の劇場を巡って舞台挨拶を行い、最後に水戸へとたどり着いたキャスト陣。井澤が「カメさんチームのキャラクターたちは水戸出身ということで、皆さんも『おかえり!』と思っているのでは?」と呼びかけると、キャストたちは揃って「ただいまー!」と笑顔で挨拶。客席も温かな拍手で迎えた。

さらに、井澤が「大洗から来た方!」などと問いかけると、次々と手が挙がり、“ガルパンの舞台の地”ということもあり会場は大盛り上がり。

キャスト陣と、シリーズを長年支えてきた“ガルパンおじさん”たちの息もぴったりで、作品とファンの深い絆が感じられる幕開けとなった。

  • 西住みほ役 渕上 舞※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    西住みほ役 渕上 舞※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

今回、角谷杏、小山柚子、河嶋桃からなるカメさんチームのキャスト3 人がイベントで揃うのは、なんと約10 年ぶり。 高橋は「2016年以来ということが、さっき分かって。私たち3 人が揃うのはめちゃくちゃレアなんです!」と驚きながら、「皆さん、ぜひ目に焼き付けてください。次はいつになるか分からないですから(笑)」と呼びかけた。久しぶりの集結に福圓は「3 人揃うと、やっぱり収まりがいい」と笑顔を見せ、和気あいあいとした掛け合いを繰り広げた。

第5話の見どころは_

そして話題は、上映が始まったばかりの第5話の見どころへ。

前半の無限軌道杯決勝戦の決勝前夜を描く日常パートから、後半の試合パートへと展開する本作について、カメさんチームの活躍にも注目が集まった。小山柚子の見事な操縦技術について高橋は「柚子ちゃんのドライビングテクニックがなかったら、あんなことはできなかった!」と絶賛する一方、「もうちょっと(操縦している)柚子ちゃんの顔が画面に映ってもよかったんじゃないかな(笑)」と冗談も飛び出し、会場の笑いを誘った。

  • 小山柚子役 高橋美佳子 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    小山柚子役 高橋美佳子 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

渕上は、決勝前夜に描かれるキャラクターたちの姿に触れ、「TV シリーズでも同じような構成があったんですけど、それを見るとキャラクターたちの成長をすごく感じるんです」とコメント。「最初は1 年生が逃げていたり、そもそも戦車の色が変だったり(笑)。みほがいないと何もできないような弱小校だったのに、今ではそれぞれが自分で判断して前に出ていける。本当に力強いチームになったなと思います」と、シリーズを通じた大洗女子学園の成長をしみじみと語った。続いて、お気に入りのシーンについて話が及ぶと、ねこにゃーの覚醒シーンが話題に。

  • 角谷 杏役 福圓美里※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    角谷 杏役 福圓美里※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

福圓は「あれはもうスタンディングオベーションじゃないですか!」「これだから『ガルパン』はやめられない!」と大興奮。鑑賞し終えた観客とと もにキャスト陣も大きくうなずいた。

アフレコ現場では、普段はスムーズに進むことの多い『ガルパン』の収録の中でも、ねこにゃーの変化を表現するため、何度も細かなディレクションが重ねられたという。渕上は、「(ねこにゃー演じる)葉山いくみちゃんすごい頑張ってたなって。ねこちゃんは『ここだけ大河ドラマっぽくいきましょうか』というディレクションもあった」と明かされると、キャストからは「大河ドラマ!?」と驚きの声が上がった。

  • 河嶋 桃役 植田佳奈 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    河嶋 桃役 植田佳奈 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

さらに、植田は長年演じてきた河嶋桃について「15 年近く演じてきても、まだ自分のキャラクターについて新しく知ることがあるんだと驚きま した」とコメント。

桃の「パンツァー・フォー!」という号令にまつわるアフレコ秘話も披露。最終章第1 話の収録時には、元気よく演じたところ「まだ隊長として慣れていないので、頼りない感じにしてください」とディレクションされたことを振り返り、「今回は、みんなへの思いを伝えた後に『パンツァー・フォー!』と、すごくかっこよく決めることができたんです。桃も本当に成長したんだなと感じました」と、キャラクターへの思いを語った。

キャスト驚く、水島監督のとっておき裏話

そして、イベント中盤には、井澤が水島努監督から預かってきたという、とっておきの裏話を披露する一幕が。

園みどり子が冷泉麻子の髪を切ろうとするシーンについて、実は登場人物たちの間に、次の風紀委員長を巡る隠された思惑があったという、監督の頭の中だけに存在していた設定を明かした。

  • MCを務めた、園 みどり子役 井澤詩織 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    MCを務めた、園 みどり子役 井澤詩織 ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

これにはキャスト一同も「えっ!? そうなの!?」「どうしてそんな、言われないと分からない設定にするの!?」「それ、アフレコのときに教えてほしかった!(笑)」と驚愕。パンフレットにも載っていないという知られざる設定に、会場は大きな笑いに包まれた。

渕上も、過去のアフレコで、みほがイチゴのショートケーキを食べる場面について「もっと嬉しそうにしてください」と指示されたエピソードを披露。その理由が「みほはイチゴのショートケーキが大好きなんです」という監督の細かなキャラクター設定だったことを明かし、ガルパンの作品世界の奥深さを改めて感じさせた。

ドルビーシネマや4DXなど、多彩な上映形態の感想は…

また、今回はDolby Cinema、Dolby Atmos、4DX、MX4Dなど、多彩な上映形態も展開されている。

すでに4DX版を体験した植田は、「後半に行くにつれて、もうお尻が浮きそうになるくらい激しく動くんです!」と興奮気味に報告。

鑑賞時、隣の席には冷泉麻子役の井口裕香が座っていたそうで、「隣から麻子の声で『おお、おお!』って聞こえてきて(笑)。普段も麻子なんだなと思って、二重の意味で楽しめました」と振り返ると、共演者からは「特等席じゃないですか!」と羨む声が上がった。

さらに、4DX鑑賞前に食事をしていた際、「この後4DX だから、お酒は控えておこう」と思ったというエピソードも披露。「本当に控えてよかった(笑)」と笑いを誘い、キャスト陣からは「ポップコーンも始まる前に食べておいた方がいいですよ!」と、ファンへのユーモアあふれるアドバイスも飛び出した。

一方、Dolby CinemaやDolby Atmos版については、戦車が狭い空間を走る際の閉塞感や、主題歌の音の広がりなど、繊細な音響表現に言及。渕上は「ライブ会場でChouCho さんの歌声を直接浴びているような感覚」と、その魅力を熱く語った。

来年はついにシリーズ15周年!

イベント終盤には、来年迎えるシリーズ15 周年についてもトークが展開された。

  • ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

    ※写真はシネマサンシャイン土浦のもの

井澤が「TV シリーズをリアルタイムで観ていた方は?」と客席に問いかけると、会場のおよそ9 割もの観客が挙手。 長年にわたって作品を応援し続けてきたファンの多さに、キャスト陣からも感嘆の声が上がった。

原作のないオリジナルアニメとしてスタートした当時を振り返り、「最初は『パンツァーって何?』というところからのスタートだった」と懐かしみな がら、「今ではアニメファンなら見たことがなくてもタイトルは知っているくらいの作品になった」と、15 年にわたる歩みとファンへの感謝を口にし た。

最後の挨拶では、植田が「15 周年イヤーに向けて続々と新情報が発表されていて、キャスト一同『まだこんなに盛り上がるんだ!』と驚きと嬉しさでいっぱいです」とコメント。

高橋は「『ガルパン』が約15 年続いてこられたのも、皆さん一人ひとりの応援のおかげです」と感謝を伝え、「劇場版『ガルパン』は乗り物だ!みなさんハッシュタグをつくってぜひ一緒に宣伝してください!」と、“ガルパンはのりもの”という“カレーは飲みもの”に続く新たなキャッチフレーズを提案し、会場を沸かせた。

福圓は「15 年も続いていると、いろいろなことを思い出して、最近はすぐに感極まって泣きそうになってしまうんです。でも、こんなに長く関わっていても、私たちキャストですら完成した映像を見ると「あっ、こう来るんだ!」と驚くことがあって、常にワクワクしていられる作品なんですよね。皆さんにも同じ気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいですし、公開されると毎日のように『ガルパン』の情報が流れてきて、まるでお祭りのようだなと思います。ぜひ皆さんも、このお祭りを最後まで楽しんでください!」とコメント。

井澤も「茨城や大洗と聞くだけで、勝手にふるさとのような感覚になるんです。たくさんの方を笑顔にしている作品に関われていることを誇りに思います」と、作品とゆかりの深い土地への思いを語った。

最後に渕上は、「『最終章』第5話でいよいよクライマックスに差しかかって、少し寂しい気持ちもあります」と胸の内を明かし、「実は今日、楽屋でも第6 話がどうなるのか、その後キャラクターたちはどうなっていくのか、みんなで話していたんです。私たちもこの先の展開をまったく知らないので、想像が膨らむばかりです」とコメント。「第5話はまだ上映が始まったばかりです。

ぜひいろいろな上映形態で楽しんでいただいて、これからも『ガルパン』を応援していただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

そして締めくくりには、渕上の「せーの!」の掛け声に合わせ、キャストと観客が一体となって「パンツァー・フォー!」と声を響かせた。

キャストとファンの息の合った掛け合い、笑いと驚きに満ちたアフレコ秘話、そして15 年にわたって育まれてきた作品への愛。“ガルパンの舞台”茨城ならではの温かな一体感に包まれながら、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。

大ヒット上映中!『ガールズ&パンツァー 最終章』第5話 作品情報

あらすじ

激闘の準決勝を制した大洗女子学園は、ついに決勝戦へと進出!
最後の対戦相手は、ダージリン率いる聖グロリアーナ女学院に決定した。
そしてそのメンバーの中には、みほと再び対戦するため、聖グロリアーナへと編入した愛里寿の姿があった。
「このチームでの戦いは、本当に、これが最後です!」
両校それぞれの譲れない想いを胸に、冬季無限軌道杯・決勝戦の幕が上がる!

スタッフ

  • 監督:水島 努
  • 脚本:吉田玲子
  • キャラクター原案:島田フミカネ
  • キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功
  • 考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
  • キャラクター原案協力:野上武志
  • ミリタリーワークス:伊藤岳史
  • プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太
  • 3D 監督:柳野啓一郎
  • モデリング原案:原田敬至、Arkpilot
  • 3DCGI:STUDIO カチューシャ
  • 色彩設計:原田幸子
  • 美術監督:平栁 悟
  • 撮影監督:朴 孝圭(MAPPA)、助川陸大(MAPPA)
  • 編集:吉武将人
  • 音響監督:岩浪美和
  • 音響効果:小山恭正
  • 録音調整:山口貴之
  • 音楽:浜口史郎
  • アニメーション制作:アクタス
  • 製作:ガールズ&パンツァー 最終章 製作委員会
  • 配給:ショウゲート

キャスト

  • 西住みほ:渕上 舞
  • 武部沙織:茅野愛衣
  • 五十鈴 華:尾崎真実
  • 秋山優花里:中上育実
  • 冷泉麻子:井口裕香
  • 角谷 杏:福圓美里
  • 小山柚子:高橋美佳子
  • 河嶋 桃:植田佳奈
  • 磯辺典子:菊地美香
  • 近藤妙子:吉岡麻耶
  • 河西 忍:桐村まり
  • 佐々木あけび:中村 桜
  • カエサル:仙台エリ
  • エルヴィン:森谷里美
  • 左衛門佐:井上優佳
  • おりょう:大橋歩夕
  • 澤 梓:竹内仁美
  • 山郷あゆみ:中里 望
  • 阪口桂利奈:多田このみ
  • 宇津木優季:山岡ゆり
  • 大野あや:秋奈
  • 園 みどり子:井澤詩織
  • ナカジマ:山本希望
  • ねこにゃー:葉山いくみ
  • お銀:佐倉綾音
  • 蝶野亜美:椎名へきる
  • ダージリン:喜多村英梨
  • オレンジペコ:石原 舞
  • アッサム:明坂聡美
  • ローズヒップ:高森奈津美
  • 島田愛里寿:竹達彩奈 他

配給:ショウゲート
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt