MONGOL800キヨサク、なぜ世代を超えて愛される?「昔の曲は照れくさいままにしている」
きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」(毎週日曜12:30~12:55)。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストを迎えたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立てて紐解いていきます。

8月16日(日)と23日(日)の放送では、MONGOL800のキヨサクさんをゲストにお迎えしました。バンド結成当初の知られざるエピソードから、沖縄への思い、世代を超えて愛され続ける理由についてトークを繰り広げました。


(左から)キヨサクさん、パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ


◆MONGOL800結成のきっかけは“ボーカル不在”!?

1998年、高校在学中に沖縄で結成されたMONGOL800。ボーカルとベースを担当するキヨサクさんですが、実は最初から歌っていたわけではなかったといいます。「自分が中3ぐらいで初めてベースを触りだして高校に入りました。最初俺、歌っていなかったんですよ、ベースだけ」といいます。

ところが、活動するなかでボーカルが脱退。すでにライブの予定が入っていたため、キヨサクさんが歌うことになったそうです。さらに、高校3年生の頃にはオリジナル曲も制作。当時は沖縄のライブハウスシーンも盛り上がっており、隣の学校の友人たちもライブを見に来てくれたそう。ファーストアルバムに収録されている「DON'T WORRY BE HAPPY」も披露したそうで、きゃりーは思わず「伝説のライブ!」と驚きの声を上げました。

そして、バンド名の「MONGOL800」にも意外な誕生秘話が。「ライブハウスのおっちゃんが『お前ら面白いな』みたいな。『ちょっと連絡先を残しといてよ』みたいな。で、うちのギターが紙に書いておいたみたいで、それがMONGOL800だった(笑)」。メンバー全員で話し合って決めたわけではなく、「あ、いいね」「まあ、いつか変わるんだろうな」と思っていた仮の名前だったというから驚きです。

◆沖縄にいる時間が年々好きに「島に行きたくなっている」

長年活動を続けるなかで、変わったことについて聞かれると、キヨサクさんは「個人的には割と変わり続けている意識はあるかも」と回答。10周年を迎えた頃には、3人でできる音楽の可能性をさらに追求し、「作品的にも、ライブ的にも」自分の中で詰め込めた感覚があったといいます。その後も活動の幅を広げ、現在はMONGOL800のライブにダンスや管楽器なども加わり、「ちょっと賑やかなスタイル」になっているそう。

そんなキヨサクさんが、年々強くなっているというのが沖縄への思いです。「時間があれば沖縄にいたいなっていう思いが強くなっているかな」と語ります。20代の頃は、東京でさまざまな情報や人から刺激を受けることにも魅力を感じていたそうですが、現在は「時間があればのんびりした過ごし方」を好むようになったといいます。

さらに最近は、沖縄にいるにもかかわらず「さらに島に行きたくなっている」と告白。先週も北部にある伊平屋島を訪れ、4日間の休みをすべて使ってのんびり過ごしたそうです。


(左から)キヨサクさん、パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ


◆MONGOL800が世代を超えて愛される理由

子育てについても話題は広がります。ツアーで沖縄を離れることが多いというキヨサクさんは、(沖縄の)空港で子どもと送り迎えで会うことも多いそうで、「『この人(お父さん)空港に住んでる人?』みたいな(笑)、『今日、お家泊まる?』みたいな」とユーモアを交えて語ります。

また、フェスに子どもを連れて行った際には、当時子どもが好きだったスピッツのライブを一緒に楽しんだことも。きゃりーから「パパのライブはどういう感じで見ているんですか?」と聞かれると、幼い頃からMONGOL800のDVDを見ていた子どもに「かっこいい」と言われていた時期があったことを明かしました。

そんな話を聞いたきゃりーは、MONGOL800が世代を超えて支持されていることに改めて驚きます。「どの世代の子たちも聴いているし、愛されているし、『みんな観たい』って思えるバンド。これってすごいことですよ、私もそうなりたいです」と率直な思いを語りました。

キヨサクさんは、長く愛され続ける理由の1つとして、過去の楽曲を無理に現在のスタイルに変えず、あえてそのまま残していることを挙げます。「(昔の曲を聴き直すと)照れくさいんだけど、照れくさいままにしているというか、それでいいかなと思っていて」。過去の楽曲を聴けば、いつでも当時の自分や思い出、風景がよみがえる。楽曲に刻まれた“その時代”をそのまま残しているからこそ、今も世代を超えて聴き継がれているのかもしれません。

◆青春を彩ったTHE BLUE HEARTS「ラブレター」

番組後半の「Chapter #0 LIBRARY」では、ゲストが人生の背中を押された作品を紹介。キヨサクさんが選んだのは、THE BLUE HEARTSの「ラブレター」でした。高校生や思春期の頃、学校から帰る道で聴いた思い出深い曲だそうで「初めて女の子にフラれた(笑)」と青春時代のエピソードを披露。

「本当ならば今頃 ボクのベッドには」と歌詞を口ずさみながら、「ウルウルしながら帰っているキヨサク少年が目に浮かぶ(笑)」と当時を振り返ると、「なんか曲って、そのときの情景を思い返しますよね」ときゃりーも共感。

長い年月を経ても「今でも聴くし自分のソロでウクレレでも歌う」と、青春時代の1曲を今も大切にしているというキヨサクさん。その言葉からも、音楽が人生の記憶と深く結びついていることが伝わってきました。

<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/heart/
番組公式X: @ChapterZero_JFN