シント・トロイデンに所属する荒木遼太郎 [写真]=STVV

 シント・トロイデンに所属する日本人MF荒木遼太郎が、20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ・ファーストレグのオモニア・ニコシア戦で公式戦デビューを飾った。

 荒木については、今年7月20日、鹿島アントラーズからシント・トロイデンに完全移籍加入することが発表された。今季のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)は既に開幕し、シント・トロイデンは2試合をともにドローで終えたが、荒木は両試合でベンチ入りしながらも出番なし。それでも、今季公式戦の3戦目となったEL予選プレーオフ・ファーストレグで、遂に初出場を果たした。

 シント・トロイデンはスコアレスで迎えた90+4分、日本代表DF谷口彰悟がセットプレーの流れから決勝ゴールを奪い、ホーム開催のファーストレグで1-0で先勝。同試合、谷口と同GK小久保玲央ブライアンはフル出場し、先発に名を連ねた同MF石渡ネルソンと同MF松澤海斗は、61分までプレー。日本人選手2名が交代するタイミングで、荒木は新天地デビューを飾り、約30分間ピッチに立った。

 交代出場時を振り返り、「急だったので、指示らしい指示はあまり貰えないままピッチに立ちました」と打ち明けた荒木は、スコアレスという状況もあり、「ゴールを奪いに行く、失点を絶対にしないことはみんなの頭の中にあったと思うので、そこは自分も頭に入れながら」と、意識していた点を明かす。その上で、自らのプレーについては、次のような言葉を口にした。

「守備の際にカウンターで戻るようなシーンがメインとなってしまいましたが、もっともっと、本当は攻撃のシーンでゴールに絡む仕事をしたい。次は、守備をしながら、ゴール前に入っていけるようにしたいです」

 自身初の海外挑戦となった中、デビュー戦はリーグ戦ではなくELとなったが、「オープンプレーになった時のカウンターのスピード感は、Jリーグとは違ったものがある」と荒木。一方で、「技術的な面はJリーグの方があるなと思った」とも口にしており、「そこの違いは慣れでしかない。早く適応できるようにしたい」と今後を見据えた。

 シント・トロイデンは27日、EL予選プレーオフ・セカンドレグでオモニア・ニコシアの本拠地に乗り込む。同試合を引き分け以上で終えれば、EL本大会出場が決まる。

【ゴール動画】ピッチサイドから見る谷口の決勝弾