三井住友海上火災保険は8月6日、「改正道路交通法施行3か月後の浸透度調査」の結果を発表した。調査は7月3日~6日、自動車を週1回以上運転する20~60代の男女1,029名(各年代191名~220名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、自転車青切符制度の認知は90.8%にのぼるも、「制度が社会に浸透している」と感じる人は51.9%。青切符制度の適用後の変化について聞くと、64.9%が「自転車の安全を真剣に考えるようになった」、61.1%が「以前より『自分が加害者になるかもしれない』と意識するようになった」と回答。また、車道走行やスマホのながら運転の項目で5割超、ライト点灯や速度の項目でも4割超で安全意識の高まりがうかがえ、一方で、努力義務であるヘルメットの着用は23.2%に留まった。
続いて、青切符の違反行為だと知らなかった行為を教えてもらったところ、「2台並んでの並走」(20.1%)、「車道の右側通行」(15.5%)、「一時停止の無視」(11.1%)が上位に。また、つい違反してしまいそうな行為でも「一時停止の無視」(43.9%)、「車道の右側通行」(34.4%)が上位にあがり、違反行為であることを8割超が認知している一方で、遵守できるかどうかは不安という実態が浮き彫りに。
また、赤切符(刑事罰)に該当する自転車の飲酒運転について、約9割が「青切符(反則金の納付)の対象」と誤解していることが判明。さらに、約7割が「歩道では左側通行しないと逆走違反になる」と、歩道走行に関する誤った理解も多く見られるなど、制度内容の正しい理解について課題が残る結果となった。
次に、青切符制度の導入により、自転車ユーザーに生まれた新たな不安や困りごとを聞いたところ、「安心して走れる自転車レーンや道路が少ないと感じるようになった」が最多の74.4%。次いで「車道走行によりトラックや大型車のそばを走るのが怖くなった」(73.0%)、「どんな場合に歩道を走ってよいかが、わかりにくいと感じるようになった」(69.5%)と続き、「自転車に乗ること自体をためらうようになった」(51.9%)と回答した人も半数を超える結果に。
また、自転車・自動車の安全のために地域ごとの呼びかけが必要だと思うかと尋ねたところ、9割超が「必要だと思う」(48.0%)、「どちらかといえば必要」(44.1%)と回答。青切符制度など交通ルールの改正が進む中、事故多発地点や気候、道路状況といった地域特性に応じた安全対策の推進と、一人ひとりの命を守る取組の強化が求められていることがわかった。


