
25周年を迎える「サマーソニック2026」が、8月14日(金)・15日(土)・16日(日)の3日間にわたり東京と大阪の2会場で開催される。今回は豪華なラインナップの中から、注目の海外アクトにフォーカスして見どころを解説する。
※この記事はRolling Stone Japan監修『SUMMER SONIC 2026 OFFICIAL GUIDE』のテキストを再編集したものです。
ROCK
サマソニの立ち上げ当初から中核を担ってきた洋楽ロック。まず注目すべきは2003年に初出演、2011年以来2度目のヘッドライナーを務めるザ・ストロークス(The Strokes)。21世紀のロックンロール・リバイバルを牽引したNYの5人組は、待望のニューアルバム『Reality Awaits』を携えて登場する。
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第1弾アナウンスから大きな話題を集めてきたのが、言わずと知れたトーキング・ヘッズの頭脳にして、『ストップ・メイキング・センス』『アメリカン・ユートピア』でライブ表現の常識を塗り替えてきたデヴィッド・バーン(David Byrne)。実に17年ぶりの来日となる。完全ワイヤレスの楽器を操るバンドを率い、緻密かつユーモラスなダンスを交えて繰り広げるパフォーマンスは必見だ。トーキング・ヘッズからの影響を公言してきたサカナクションが、その直前に登場するタイムテーブルにも、サマソニならではの意図とストーリーを感じさせる。
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スウェーデン発のアウトロー、ヴァイアグラ・ボーイズ(Viagra Boys)は今年1月の初来日公演で破天荒なポストパンクを見せつけたばかり。叙情的で壮大なメロディを武器とするコーダライン(Kodaline)は、今回のサマソニが「日本最後のライブ」と公言している。彼らと同郷アイルランド出身のダーモット・ケネディ(Dermot Kennedy)は胸を打つソウルフルな歌声の持ち主。
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スウェード(Suede)はオアシスと同じブリットポップ世代でありながら、「今がベスト」と言いたくなる新作を昨年リリースしたばかり。結成30周年イヤーに歴代最多9回目の出演を果たすゼブラヘッド(Zebrahead)、それに続く8回目のカサビアン(Kasabian)、伝説の第1回にも登場したジョン・スペンサー(Jon Spencer)と、サマソニの歴史を彩ってきたベテラン勢も集結。「オーストラリアのThe 1975」ことプリティ・ブリーク(Pretty Bleak)、ミクスチャー感覚が光るイスラエル発のファーザー・オブ・ピース(Father of Peace)にも注目したい。
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SOUL/R&B/POP
ソウル/R&B系アクトの百花繚乱を象徴するのが、「Virtual Insanity」などのヒット曲で知られるアシッド・ジャズ最大のスター、ジャミロクワイ(Jamiroquai)。日本のアーティストにも絶大な影響を与えてきた存在であり、今年のサマソニでは、Suchmosからのバトンを引き継ぐようにステージへ登場。現在進行形のジェイ・ケイから目が離せない。
デスティン・コンラッド(Destin Conrad)はR&Bとジャズを軽やかに横断する実力派。孤高の表現者FKAツイッグス(FKA twigs)は、アートの領域へ昇華した身体表現でコーチェラを席巻したばかり。ジ・インターネット(The Internet)での活動を経て覚醒したスティーヴ・レイシー(Steve Lacy)は、新作『Oh Yeah?』を引っ提げた最新モードを披露する。
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さらに、ベトナムにルーツを持つオルタナR&Bのスターkeshi、オーストラリア発のボーイ・ソーダ(BOY SODA)、韓国R&Bシーンを牽引するDEAN & TABBERが放つメロウネスも夏がよく似合う。
ポップ系では、日本でも人気のアカペラグループ、ペンタトニックス(Pentatonix)が久々の登場。彼らと同時期にリトル・ミックスとして一時代を築いたジェイド(JADE)が、ソロでどのようなステージを見せるかも気になるところだ。ポップとオルタナの要素を兼ね備え、ゴシックな世界観を描くホリー・ハンバーストーン(Holly Humberstone)は2度目の出演となる。
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NEWCOMER
デュア・リパ、ビリー・アイリッシュ、サブリナ・カーペンターをブレイク前夜に招聘し、The 1975やマネスキンを日本で人気バンドへと押し上げてきたサマソニでは、未来を担うニューカマーも見逃せない。特筆すべきはアレックス・ウォーレン(Alex Warren)。昨年屈指のメガヒット曲「Ordinary」で、スターダムを駆け上がった俊才が初来日を果たす。ワン・ダイレクションらを世に送り出したサイモン・コーウェルが送り出すディセンバー・テン(December 10)は、無限の可能性を秘めたボーイバンドだ。
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さらに、藤井 風とのコラボ曲「Comets + Gold」も話題のエルミーン(Elmiene)、エルトン・ジョンから「ローリン・ヒルのようだ」と称賛されたネクター・ウッド(Nectar Woode)、ジャスティン・ビーバーやBTS・JIMINも魅了する大器シークゥ(Sekou)と、UKソウルの新星も揃い踏み。
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ロック勢の新人では同日出演のアイルランド勢、フォンテインズD.C.も認めた5人組カーディナルズ(Cardinals)、ウルフ・アリス以降のオルタナ感を更新するフローレンス・ロード(Florence Road)の勢いが止まらない。鋭利なディスコパンクと大胆なポップセンスを兼ね備えるクロエ・キシャ(Chloe Qisha)、今年1月の初来日公演を瞬く間に完売させたシューゲイザーの超新星ウィスプ(Wisp)、UKギターロックの新星ザ・ゲスト・リスト(The Guest List)にも期待が高まる。
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K-POP / ASIA
2010年にBIGBANG、その翌年に少女時代を招聘するなどK-POPにいち早く光を当て、アジア圏の気鋭アーティストを積極的に紹介してきたサマソニ。その先見性は今年も健在だ。
東京ドーム2DAYSを含むワールドツアーを経てサマソニ初出演を果たすLE SSERAFIM、BLACKPINKのメンバーとして世界的人気を誇り、ソロでも「like JENNIE」をヒットさせたJENNIE、そして3年連続出演でサマソニの新たな顔となりつつあるBABYMONSTERと、K-POPの今を象徴するスーパースターたちが集結する。
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さらに、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』への参加で脚光を浴びたAudrey Nuna(最近のライブでは同アニメから「How Its Done」を披露」)、国民的兄妹デュオのAKMU、ロックバラードからメタルまでを横断する6人組Xdinary Heroesといった韓国勢に加え、タイ発ガールズグループのPiXXiE、台湾Z世代バンドの告五人(Accusefive)など、国境やジャンルを越えて実力派が揃う。
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世界的ブレイクスルーの真っ只中にいるのがフィリピン発P-POPの二大アクト。ガールズグループBINIはコーチェラで歴史的なステージを披露し、ボーイズグループSB19もロラパルーザ出演を果たしたばかり。後者はBE:FIRSTとの共演でも知られ、情熱あふれるパフォーマンスは大きな話題を呼びそうだ。
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SONIC ”METAL” STAGE Curated by BABYMETAL

BABYMETALとサマソニの蜜月は、2012年に幕張メッセのフードコート脇に設けられたサブステージから始まった。そこから着実にステージの規模を広げ、やがて世界的アーティストへと成長を遂げた。そして今年、「実家」と呼ぶサマソニの25周年を祝して、彼女らがステージのキュレーションを担当することに。
「SONIC ”METAL” STAGE」と冠されているものの、BABYMETALがジャンルの固定観念を打ち破ってきたように、その顔ぶれはありがちなメタルの枠には収まらない。カリスマ・ラッパーでありながらパンク、メタル、カントリーまで音楽性を拡張してきたmgkことマシン・ガン・ケリー、ドラムンベースとメタルを結びつけた先駆者ペンデュラム(Pendulum)、メキシコ三姉妹ハードロックバンドのザ・ウォーニング(The Warning)、UK新世代パンクバンドのサウス・アーケイド(South Arcade)、人気メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』から生まれたガールズメタルバンドAve Mujica、そしてマルチバースプロジェクトのMETALVERSEが集結。特別な1日を作り上げる。
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BEACH STAGE

(C) SUMMER SONIC All Rights Reserved.
海と砂浜を感じながら音楽を堪能できる東京会場の人気スポット、BEACH STAGEが近年ますます面白くなっている。2023年に星野源、昨年は JUJUとコロンビアのFeidがキュレーションを担当。特定のテーマやカルチャーにフォーカスすることで、濃密な熱狂空間を生み出してきた。3日間開催となる2026年は日替わりでコンセプトを設け、海辺のロケーションをフル活用したステージを展開する。
8⽉14日(金)は、ビルボードライブとのコラボステージ「Billboard Live × James Fauntleroy's BEACH PARTY」。ブルーノ・マーズ、ジャスティン・ティンバーレイク、リアーナなどの楽曲を手がけてきたソングライター/プロデューサー、ジェームス・フォントルロイを筆頭に、2000年代のR&B/ヒップホップシーンを象徴するオマリオン(Omarion)、故ロイ・ハーグローヴの遺志を継ぐジャズ~ネオソウルの伝説的バンド、RHファクター(The RH Factor)の3組が登場する。
8月15日(土)は「DE SONORA, PARA EL MUNDO」と題して、メキシコ勢が揃い踏み。カントリー/ブルースとメキシコ伝統音楽を融合させるスタイルでグラミー賞(Grammy Awards)の常連となったカリン・レオン(Carín León)がキュレーションを手がけ、最先端のエレクトロからヒップホップまでのみ込む兄弟ユニットのラテン・マフィア(LATIN MAFIA)、R&Bやインディーロックのエッセンスを取り入れたサウンドと気だるい歌声が魅力のパロマ・モーフィー(Paloma Morphy)と、「今観ておくべき」ラテン新世代が出演する。
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そして8月16日(日)は「EURODANCE PARADISE in BEACH STAGE」。文字どおり、90年代ユーロダンスの代表格が集結。クリスタル・ウォーターズ(Crystal Waters)、Snap!のシア・オースティン(Thea Austin)、リアル・マッコイ(Real McCoy)が、一世を風靡したヒット曲で快楽のパラダイスにいざなう。


SUMMER SONIC 2026
2026年8月14日(金)・15日(土)・16日(日)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム & 幕張メッセ
大阪会場:万博記念公園
公式サイト:https://www.summersonic.com/
チケット購入:https://www.summersonic.com/tickets/tokyo/
SUMMER SONIC EXTRA(単独公演)

HOLLY HUMBERSTONE
2026年8月13日(木)東京・duo MUSIC EXCHANGE
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/holly-humberstone-ssextra/

STEVE LACY
2026年8月13日(木)東京・豊洲PIT
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/steve-lacy-ssextra/

FLORENCE ROAD
2026年8月17日(月)東京・SPACE ODD
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/florence-road-ssextra/

JON SPENCER
2026年8月17日(月)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
Support Act:KING BROTHERS
2026年8月18日(火)東京・渋谷CLUB QUATTRO
Support Act:テレビ大陸音頭
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/jon-spencer-ssextra/

KODALINE
2026年8月17日(月)東京・Spotify O-EAST
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/kodaline-ssextra/

DECEMBER 10
2026年8月18日(火)東京・Spotify O-EAST
公演詳細:https://www.creativeman.co.jp/event/december-10-ssextra/